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いい加減なボイドラ向けDAW講座

マイクのことを書こうと思ったけど、やっぱりDAWのことが書きたくなったのでDAWについて書きます。気分にムラがあります。
しかもサワリのサワリという、ヘルプかそこら辺のブログ読んだほうが早そうな記事です。稚拙です。
普段音楽やってるやつが俺を指差して笑ってるのが見えます。畜生。

DAWでボイスドラマの編集…作曲をやりますとか、動画を編集しますとかそういう人には取っ付きがものすごくいいですが、編集したいけれどもそういうことをやったことがない人には少し敷居が高いらしいので解説していこうと思います。

さて、一口にDAWといってもいろんな会社からいろんなDAWが出ており、無料で使えるものから鬼高いもの、作曲家向け、動画編集者向けエンジニアリング向けなどいろいろな種類があります。ここでは全てのDAWでボイスドラマを作る際に概ね共通する作業が一通り分かって、なおかつ教材として無料で使えて、せっかくだから一本のすけべボイスドラマとして通用する程度に仕上げられるものとしてStudioOne Primeを選んで説明していこうかと思います。

まず日本国代理店であるMI7のStudioOne Primeのインストラクションを読みましょう。ちゃんとした会社なので心配はいりません。たぶん。
https://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/prime/
読んだらとりあえずインストールしましょう。
インストールできたでしょうか?嘘つけまだ前の行読んだばっかりだろ。

このStudioOne Prime、日本語は出るしトラックやサンプルレートの制限はないし基本的なエフェクトは最初からついてるしインターフェースわかりやすいしで至れり尽くせりなんですが、外部のメーカーが作ったVSTプラグインが使えません。VSTプラグインというのはDTMerなんかにはおなじみなんですが、DAWの機能を拡張したりエフェクトや楽器などを追加するものです。むしろ打ち込み音楽の本体みたいなもんです。StudioOneに内蔵された、一般的なボイスドラマで使われるエフェクトと言えば

◎イコライザ
○リミッター/コンプレッサー/エキスパンダー
△ディレイ
△リバーブ

ここらへんです。催眠音声やファンタジーものボイスドラマの場合、コーラスやフェーザーあたりも使うかもしれません。
でも使ってないボイスドラマも多いし、効果音や声などに最初っからAudacityかなんかで掛けときゃ一応問題ないので忘れていいです。

「お前は高そうなエフェクトを大量に買い込んだりしてるから信憑性無いぞ」とか言われそうですが本当です。もっともイコライザやコンプレッサーは「チャンネルストリップ」というエフェクトに内蔵されたものしか現時点では使えないので、まあ、バラでもプラグインとして存在するよということだけでも覚えておいてください。
ディレイやリバーブ残響を追加するものなのでシーンに応じて使い分けます。よくあるのは叫び声が残響となってこだまするとか、おふろのシーンなどです。

さて、それでは実際に音を鳴らしてみたいと思います。
StudioOneを開いて、真ん中に表示されるオーディオデバイスの設定をクリックします。聞きなれない言葉が並びますが、とりあえず自分のスピーカーやヘッドホンが繋がったオーディオインターフェイスを選びます。持っているものがASIOに対応してない場合はとりあえずWindowsAudioに設定します。

デバイスブロックサイズについてですが、512か256を設定しておけば概ねは問題ないです。再生中にブチブチノイズが入る場合のみ、1024とか大きめの数値を設定します。OKを押して閉じましょう。

そして、左肩新規ソングをクリックします。
すると、ようするにプロジェクトファイルの設定が出てきます。ここはとりあえず今回は練習なので適当に設定して良いでしょう。ちなみにいつでも変更することが出来るのでそこまで意味は無いものです。

OKを押すと、ババアとあだ名されるキャラが着てるような灰色の縦ストセーターのようなインターフェースが現れます。得意プレイはパイズリです。
まず、タイムライン上をクリックした際に、範囲を選択したり位置を示したりするとかできるマーカーがどの程度の刻みで移動できるかの設定を行います。
(これなんていうんだっけ?ど忘れした)

ウィンドウの中央上やや左側クオンタイズ、タイムベース、スナップ
と並んでいるのがわかるかと思いますが、デフォルトの設定では音楽用に1/4小節づつ選択できる設定になっています。そこら辺をクリックすると丁度薄い縦線にそって例の白い線がスナップされるようになっています。
ボイスドラマだと小節という概念はあんまり無いっつーか無いですから、タイムベースを「」スナップを「フレーム」にしておきましょう。

さて、ここで左側の灰色の柱にカーソルを持っていき、右クリックしてオーディオトラックを追加を押します。自分の手元にある効果音や声がモノラルならモノステレオならステレオを選びます。すると空のオーディオトラック、音声ファイルを入れる入れ物みたいなモノが出来上がります。そして効果音をおもむろに空のオーディオトラックの位置に合わせてタイムラインにドラッグアンドロップで投げ込むと波形が表示され、下の方の再生ボタンないしはSpaceキーで再生できます。
ここで作ったトラックは「トラック1」とデフォルトでついていますが、増えてくると煩雑化して何が入ったトラックなのか忘れちゃったりする人がいるため、トラック1と書いてあるところをダブルクリックして名前を付けておきましょう。ファイル名そのままがわかりやすいと思います。

まず、位置や効果音の尺を調節する方法ですが、これは普通に掴んでドラッグアンドドロップでOKです。思う様動かしてください。そして、音の終端や開始点の側辺を掴んでドラッグすることで、音の長さを調節できます。上に表示されたツールパレットから分割ツールなどを使って、余った尺をクリックしてDELキーや右クリメニューでもいけます。

ここでは仮に、投げ入れられた効果音が足音である設定で話を進めていきたいと思います。
まず、遠くから近づいてくる足音なので、徐々に大きくなる必要があり、フェードインという処理を行います。タイムライン上に表示された波形の左上に三角があります。下の方に見切れた台形に開ききった肛門のようなマークがありますが、その上です。
その三角を左クリックでムンズとつかみ、右側に引っ張ると波形の上に斜めの線が引かれます。これはボリュームつまみの位置のようなもので、下は小さく上はデフォルトとかそんな感じです。真ん中に四角いモンが現れると思いますが、それを掴んでドラッグすると、線を曲げることが出来、最初はゆっくりめに大きくなるが後半は急速に大きくなるとかそういうことができます。また、反対側の右上の三角を同様にいじるとフェードアウトができます。中央上の四角は短く言うとボリュームです。説明はあんまりいらない感じです。

そして遠くから迫ってくる足音なので少しリバーブをかけたい、というときには右側に表示されたブラウザのエフェクトタブをクリックし、Presonusというタブを開きます。
するとなんだかいい感じのインターフェースが並んでいるものが現れます。
尚、ブラウザをうっかり消してしまったとか、表示されてないとかそういうときは右下のブラウズと書かれたところをクリックします。

そして右下の編集 ミックス ブラウズと並んでいるところの真ん中、ミックスをクリックします。すると下のほうのペインがミキサーになるので、先程作ったトラックの○ボタンの下にある三角形を押すと右側にエフェクター窓が展開します。
インサートセンドがありますが、今回はインサートのほうにエフェクトを適用します。
そういうまとめがけする空間モノはセンドちゃうんかとか、やかましいことを言うやつがいると思いますが、こまけぇこたあいいんです。

まず、右側のブラウザに並んだエフェクトの中からMixVerbを選び、インサートと書いてある下の空白にドラッグアンドドロップします。するとMixVerbのインターフェースが開くので、とりあえずSpaceキーか再生ボタンを押して聞いてみましょう。

一応なんとなくリバーブがかかりました。バンザイ。もっと薄くしたりとか、コンサートホールのような深い残響にしたいという場合はパラメータを理解して手動で設定しますが、一手間かかります。そんなこともあろうかと概ねのメーカーはプリセットというものを用意してあり、選択するだけでそれっぽい設定を呼び出せます。
つまみが並ぶインターフェースの上にあるDefalutと書いてある場所をクリックしましょう。するとプルダウンメニューのようにずらずらっと様々な空間の名前が出るので、好きなやつをクリックしましょう。
するとツマミがプリセットに記録されたとおりに設定され、かかり方がかわります。もちろん自分で作った設定をプリセットを保存することも可能です。

そしてAudacityだとエフェクトは一個づつ適用するものでしたが、StudioOneを含むDAWでは非破壊で何個も同時に掛ける事ができます。試しにChorusやPahserなどをインサートの下にドラッグアンドロップしてみるとエフェクトが並んでいき、音が変化するのがわかると思います。外したいときや順序を変えたいときは右クリックからいけます。

さて、足音を作ったので今度は声を入れたいと思います。
先ほどと同じように左ペインを右クリックし、オーディオトラックをつくります。そして例によりエクスプローラから声のファイルをドラッグアンドドロップでトラック2に投げ込み、足音が終わるところに声の波形の頭を持っていきましょう。
すると当たり前ですが、足音が終わった時に声が聞こえるといった展開ができます。

右から、ないしは左から音が聞こえるようにしたいというときは、ミキサーのトラックの上の方にある水色の縦線をドラッグすると<C>と書かれた場所がLいくつとかRいくつと動くきます。いわゆるパンです。
フェードインの時のボリュームと同じように自動で動くように出来たりもします。それはツマミやフェーダの動きを自動化するものなのでオートメーションと呼びます。だいたいそういうのはボタンやツマミやフェーダの上で右クリックすればどうにかなったりします。エフェクトも同様にっつーかごめん書くの飽きてきたわ。

こういった感じで効果音や声を配置していけば音声作品らしくなっていくんじゃねーかなーとか思います。というかなります。

ところでこの記事、StudioOneを使いはじめて15分くらいで書いてるので今、インサートの隣の+をクリックしたらブラウザを開かずにエフェクト適用できることがわかりました。ファック!

そんなわけでザックリどころかいい加減なDAW導入講座でした。ぶっちゃけるとある日もっと高度なことがやりたくなった際にStudioOneは役不足だったりもするので、ちゃんとしたDAWを買ったほうがいいです。
ちなみに普段、僕はエディットをFLStudio、マスタリングをSamplitude、サラウンドで遊ぶときはReaperでやってます。

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