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スネ夫レコーダーの実力

さてスネ夫がのび太やジャイアンに自慢し、取り上げられるようなスペックのレコーダが届きました。サウンドデバイセズMixPre-10Tです。
タイムコード入出力なんかもあるのでF4と同時に使っても同期がらくちんです。
実際の性能はZOOM F4と比べて少しクリアかつ低歪でなんとなくダイナミクス感がでたよーな気がする録音ができるものなのですが、とりあえずどの程度ノイズが減ったのかとか測ってみました。

こんな風にトリムを75、とフェーダを0同じ位置にあわせてXLRプラグの2-3に150Ωの抵抗をハンダしたものを差し込んで録音します。ちょうど150ΩのダイナミックマイクのOFFスイッチを入れた感じだと思えばOKです。

するとこんなふうになりました。若干F4のほうがノイズが濃いけどそこまででかくもないといった見た目。

Waveform Statusでは4~5dB差と、サウンドデバイセズのほうがきれいです。驚いたことにDCオフセットがないです。さらに今回めんどくさくて測ってませんがTHD(高調波歪み)なんかもおそらくはサウンドデバイセズのほうがきれいかと。ただ、75dBもマイクプリのゲインを盛ることは(すくなくとも僕が持ってるようなマイクでは)普通はなく、トリムを+25とか40とかの常識的な録音環境ではそう大して変わらず、結局ノイズリダクションを掛けた場合は似たような結果になるので、やっぱりZOOM F4はコスパが良いという結論に。録音用の7-8万のオーディオインターフェース買うなら明らかにこっちが上といった感じ。

ユーザビリティの面では確実にカラー液晶タッチパネルのMixPre-10Tに軍配が上がります。bluetoothでリモコンができるとか、タイムコードをHDMIでも入れられるとか、チャンネルが多いとか、USBオーディオ経由でデジタル入力できるとか、USBキーボードで直接ファイル名やタグを打てるとかの機能面で上だったり、何よりもマイクプリの質が良いです。音さえよけりゃ使いにくくても歓迎ですが、これは両方持ってるので本当に良いです。

そんなわけでこれからこのスネ夫レコーダを酷使していこうかと思います。
南極でも使えるようなので大変タフらしい。
あとシールがついてきたんですが何に貼ろう?


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