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7月東京アート展レビュー。ガウディ、ABSTRACTION、ソール・ライター。

先月書いた7月東京で行きたいアート展の記事。

ご紹介した3つの展覧会行ったので簡単にレビュー書きました。これでレビューって言えるのか分からないけど…

ガウディとサグラダ・ファミリア展@東京国立近代美術館

ガウディという方のことをまったく存じ上げなかったですが、大天才だったということを知りました。

印象に残ったのは、自然からのインスパイアを大切にしている点

自然は偉大です。ちょっとしたカーブでも、やはり自然の摂理に従うと、やっぱり違うもんですよね。と妙に納得。

実際にどんなふうに参考にしたのか?ミニチュア(といってもデカい)の模型もたくさんあって面白かったです。

あと、後半でサグラダ・ファミリア4K動画が大画面で見られるコーナーがあるのですが、ここ超お勧めです!

数分ですので満員だったら待ってでも是非座って堪能していただきたい。

サグラダ・ファミリアの歴史を知ったあとで全貌を眺めると感慨深いですし「いつか行きたい」という気持ちがほぼ満たされたぐらい、行った気になれました。笑

会期は9/10までです。

かなりの人気展で連日大行列です。行かれる場合は公式X(Twitter)などで事前に状況確認してくださいね。

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 〜セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」@アーティゾン美術館

抽象絵画について、その流れをきっちり整理してくれた展示って初めて行きました。

とても勉強になったし、めちゃくちゃ素晴らしかったです。

抽象絵画のはじまりって、モネなのかなと勝手に思ってたんですよ。

だからセザンヌからはじまるっていうのは意外だったんですが、実際に見ていくとたしかに納得というか。

セザンヌはハッキリとモノの形(というか構図??)を崩していくのですよね。

モネはあくまで印象派の内側で、そこから出ていったのがセザンヌということみたいです。

ということから始まって、キュビズムなどを経て大好きなポロックもあって。

本当に見応えたっぷりの展示でした。

抽象絵画って観ているのが本当に楽しくて。

脳みそがざわざわしてくる。

その絵画が「何か?」ということに正解がないわけで。

つまり自分が感じたことはすべて正解なわけです。

もちろん作家さんが意図したテーマやタイトルはありますが、あくまで見る人に対する「問い」という側面が大きいように思います。

哲学ですよねぇ。

そしてもう一点。

別の観点でとても感動したのが、新収蔵品がめちゃくちゃたくさんあったこと。

アーティゾン美術館が「日本の現代アートを牽引していくのだ」という意志さえ感じさせられました。

これからのアーティゾンにも大いに期待が膨らむ素晴らしい展示でした。

会期は8/20まで。
時間帯別チケットなので並ぶ心配はないと思います。

※夏休みなので一応チェックしてくださいね。

(参考)超ダイジェスト動画

Chic-J on Instagram: "よろぶん、あんにょんはしむにか。 アーティゾン美術館の新しい展示見に行ってきたよ。 抽象絵画の世界って、つねに「実験」「検証」であり、見る人に対する「問い」だったりする。 作品を見て何かを感じてる時間は、何かのようで何とも定義できなくて、とても自由。 そういう世界観が思ってた以上に好きだなとあらためて実感した展覧会だった。 自由なんだ、って思うと心が解放される。 —- #artizonmuseum #abstractionism #抽象絵画 #セザンヌ #ピカソ #ポロック #アーティゾン美術館 #東京おでかけ #美術館巡り #tokyo #アート巡り #美術館巡り #アート好きな人と繋がりたい #artmuseum #キュビズム #tokyomuseum" 14 likes, 0 comments - the_chic_j on July 6, 2023: "よろぶん、あんにょ www.instagram.com

ソール・ライターの原点 ニューヨークの色@ヒカリエホールA(渋谷ヒカリエ)

Bunkamura主催のソール・ライター展、これにて3回目の開催。

とにかくとにかく、大好きな写真家さんです。素敵すぎるよ。ほんと。

ソール・ライターの写真も抽象絵画に通ずるところがあるように思います。

一般的に被写体になることが少ないものや、タイミング、角度から撮影した写真が多い。

「何の写真か?」が敢えてボカされているというか。

まるで「ものを見る感じ方は人それぞれだ」と、すべて許されるような気持ちになるんですね。

(それでいて「この瞬間じゃなきゃダメ」と思わせるから余計にすごいんだけど)

展覧会として前回から進化したのは、

①ネガ写真の展示
②大部屋で複数の大型スライドショー

があったこと。

なかでもスライドショーには大量の初公開作品が含まれていて、たくさん見られたのは本当に楽しかったです。

真っ暗な部屋で、ソール・ライターの写真が「カシャン、カシャン」と音を立てながらループで流れていて。

もうずっと眺めてられるなぁと思いました。

混雑状況: 混んでるけどまぁまぁゆっくり見れる

まずまず人はいましたが、動けないほどではなかったし、それなりにじっくり見れました。私が行ったのは夏休み前の平日だったので、今はもうちょい人増えてると思われます。

注意事項: チケットセンターは時間がかかる。

チケットセンターが小さくてワンオペ(7月時点)なので、並んでる人が少なくてもけっこう時間がかかります。

チケットは事前にネット購入しておくことをお勧めします。

あとロッカー預けたい人も必ず100円玉を事前に準備してね。

でないと私のようにチケット持ってるのにチケットセンターに30分並ぶ羽目になります。苦笑

この展覧会もリール作ったのでよかったらご参照くださいまし。

会期は8/23(水)まで。むしろ絶対行ってほしいレベル。

ということで、簡単ですが書いてみました。

個人的には、ソールライターとABSTRACTIONは、もう1回見に行ってもいいレベルで最高でした。

夏休みになったので、どこも混雑している日が多いと思いますが。

平日お昼前後やナイターなど割とゆっくり見られるのでは?と思います。

ってことで、レビュー終わり〜。

#アート展レビュー #ガウディ展 #ABSTRACTION #ソールライター展 #東京国立近代美術館 #アーティゾン美術館

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