銀ヘル遅おば声レモンプリンベコレバ!

今日バイトのヘルプに行った。銀座だった。
前に行ったことあるけどたしか半年ほど前。ローカルルールは覚えてないのでめんどくさいOBみたいになってしまったことは否めない。


ヘルプ先ではAさんという人と一緒になった。何度かヘルプとして来ている店だったがAさんと被るのは初だ。というか会ったのも初だよ。
持ち前のコミュニケーション能力を活かして会話を進めていったらそこそこ仲良くなった。秋葉原でメイドをやっていたこと、実は目指しているものが同じだったりすること、歳もおんなじなことなど色んな話を聞いた。暇な店舗はいいなやっぱり。


暫く会話しているとその店の常連の話になった。
常連に、動作から何から全ての挙動が遅いおばちゃんがいる。常連具合は並大抵のものではなく昨日も一昨日も一昨昨日もいたらしい。ゲーセンじゃないんだから。動作の遅延具合も凄い。1人だけ生きてる時間軸が違うのではないかと思うほどのゆっくりさ。とてもヒドいあだ名が存在するのだがなんかやめておこう。
前にヘルプとして来た時も来ていたしやはり筋金入りである。


そのおばちゃんが何を注文するかで賭けをすることになった。当てたらマック奢りますよ、と俺がふっかけたら向こうももし私が負けたら奢りますよとノリの良い返事を貰った。
こちらの予想は冷たい抹茶のドリンクにモンブラン。ドリンクの方は1度飲んでいるのを見たことがあるのでいいとして、モンブランはかなりの冒険だ。ギャンブラーの血が滾ると言ったところか大穴を狙いに行った。
対するAさんは冷たいレモンティーにプリンと予想していた。以前来た時もその組み合わせだったらしく磐石の予想をしてきた。良馬場のコントレイル。1番人気。




何時か忘れてしまったがおばちゃんはやってきた。
「来ました!」と声を出す訳にもいかなかったのでAさんに分かるようにウインクをして合図した。マスク越しだったが笑っているように感じた。
常連過ぎる訳だしメニューを見ないでもいいのではと思ったが気分が変わったということもある。静観した。

5分くらい考えていただろうか。
すみません、と呼び止められてオーダーを取った。


「プリン、ホイップ控えめとアイスのレモンティーをください。」


注文を取りながら膝から崩れ落ちそうになったがなんとか厨房まで戻ってAさんに今取ったオーダーを告げた。


「プリンホイップ控えめ、アイレティー(アイスレモンティーの略)で…」

Aさんニッコリ。俺ガックリ。


約束は守りますよ、と俺ははにかんだ。
ドンピシャで当てられたわけだ。完敗オブ完敗。


久しぶりに来た店ということもあって店の締め作業にとても難儀してしまった。Aさんはキッチンの締めをやっていたこともあってか馬車馬の如く働かせてしまった。ガチ申し訳ない。記憶力が弱いのか定着力が低いのか本当にバイトの締め作業を忘れてしまう。
覚えたいこととして認識していないのか全く頭に入っていないのが心苦しい。あの時何度「すいません」と言ったことか。


無事締めが終了して着替えて外に出た。予報通り雨だったが傘を持ってくるのを忘れていた。
いっぱいありますから、と言って忘れ物の傘をAさんから貰った。
近くのマックに寄って何にしましょう、と言ったら「ベーコンレタスバーガーで」と言われた。
それで大丈夫ですか?と言ったら申し訳なさそうに「セットでいいんですか…?」と聞き返された。
男用心、ここで「いや、単品に決まってるやろボケナス」とも言えず「いいっすよ!」と言ってしまった。
出会って初日の女にベーコンレタスバーガーセット飲み物はQooで、を奢るやつがいるか?
いやいない。

俺はマックシェイクのバニラのMを注文した。久しぶりだから美味しく飲めるかと思ったら途中でめちゃくちゃ飽きた。あんなにいらん。



奢りぐせというほどの癖はないんだけど、差し入れというのがとても好きだ。なんか自分のセレクトしたものとかで喜んでもらえる姿を見るのが好きなんだな。すげー都合が良い奴って思われて損しそうな気もするけど今んとこ自分はいいかなーと思ってる。
このスタイル治りそうもないしな



えびフィレオ食いてえな
彼女欲しいかもな
変化球はシンカーから習得してえな


おまんこ









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