例の病原菌との戦いレポ

1日目
朝起きる、マジで何の変哲もない通常通りの体調。
ちょっと喉乾いてるかも?くらいで、水飲んだら正常。
夕方頃から頭痛を感じ、最初「今日疲れたのかなー」くらいで
「まぁあとちょっとだし、さっさと帰ろう」とか思いながら
帰り道で「……れ?もしかしてどんどん具合悪くなってきてる?」と
不穏な空気を感じ、帰宅して熱を測るとまさかの38℃ちょい。
即座に市販の検査キットを使うも陰性判定。
朝起きて熱そのままだったら陰性もクソもねぇな病院だな……と
嫌な予感しかしない中、部屋にマスク箱と手指消毒アルコールスプレーと
使い捨て手袋を設置して就寝。
(ここでゴミ袋を忘れている辺りが私らしいポカだが致命傷で済んだ)

◆2日目
起きて計測。39℃を突破。
そのままどころか悪化してるわ。これ陰性だったら逆に恐ぇわ。
近所で発熱外来見てくれる病院があり、夕方受診を予約。
ここで各種在庫を確認、ありがたいことにマスク・消毒関連は潤沢。
濃厚接触者でもマスク等の対策を徹底すれば日用品の最低限の買い物は
OKとのことだったので、有事は申し訳ないけど家族にお願いするか、
あるいはネットスーパー置き配へ望みを繋いで。
食欲はあるので食事は部屋に籠って普通に食べるも喉がやや痛む、
嫌な予感は膨らむばかり。いざ病院へ。
(自分で運転するので解熱剤をここで投入。まさかの36℃台まで下がる)
お医者様「陽性ですねー」
そうでしょうね……
解熱剤が切れた頃に激しい頭痛が戻ってきて「ただいまー♪」と
39℃ちゃんが戻ってくる。おうよ……おかえり……覚悟はしていたよ。
「お友達もつれて来ちゃった♪喉激痛ちゃんって言うの」
おうよ……出来ればお友達はもう増やさないでくれな……
フラフラしながら保健所登録関連の処理を済ませる。
喉がクッソ痛い。痛ぇ痛ぇ。だがここで固形物を諦めない私の食い意地。
味覚と食欲は無事だったので、栄養重視でガッツリ肉を喰らう。
多分ゼリーとかヨーグルトとかでも同じよ、水飲んでも痛いもん。
どうせどっちにしろ痛いなら好きなもの食う。
……そう思っていた時期が私にもありました。ドチャクソ痛ぇわ何ぞこれ。
正直喉が死ぬほど痛い。けど肉は美味い。
痛い。痛い痛い痛い。痛い痛い痛い痛い痛い。14歳の頃より痛い。
痛くて眠れないレベル。助けてハニー。ハチミツを直接スプーンで
数杯喉に流し込む暴挙に出る。炎症抑えと栄養価、
ダブルの効果があってお得だねハハッ!とか変なテンションで
深夜の戦いは過ぎていった……

◆3日目
熱:38℃台前半、頭痛は変わらず。喉:夜よりマシ。ハチミツ凄ぇ。
あぁでも痛いもんは痛いや……
部屋の前に毎食食事を置いてくれる家族に感謝と罪悪感で一杯になり、
この辺りから毎食ガチで泣きながら食べてた。
この鼻水はコロナの症状じゃない。あったかいご飯美味しい。
感謝の気持ちが多きすぎて喉の痛みとかどうでもいい、
普通のご飯意地でも食べる。
(いま思えばこの辺り、かなり相当無茶してるけど栄養価は
間違いなかったので恐らく回復も早かったと思われ)
トイレは使う度に取っ手・水洗レバー・便座を徹底消毒。
大の際はハイターも使ってとにかく家庭内感染を防ごうと必死の私。
すみませんご家族様、大変恐縮ですが部屋の前に大きめのゴミ袋を
何枚か置いてください。(ここでようやく気付く)
部屋にレジ袋がいくつかあったので騙し騙し使ってたけど限界が来ました。
それ以外は寝て起きての繰り返し。
ポカリがぶ飲みしてハチミツ流し込んで布団生活。
たまにTwitterと仕事の連絡を辛うじてチラ見。
熱は多少マシになったので、マスクと薄手の使い捨てゴム手をしたまま
風呂場に突撃してせめてシャワー。
髪だけソッコーで洗った後、風呂場を徹底消毒。
洗剤とハイターとアルコール除菌シートを駆使。
濡れたマスクは息がマジでしんどいです、当たり前です。(馬鹿)
風呂場のすぐ外に置いておいた替えのマスクと手袋を装着し、
汚物を破棄して就寝。喉痛ぇです、マジ痛ぇです。
起きるたび水分取ってハチミツ流し込んで……
深夜の戦いはまだ続くんじゃよ。

◆4日目
熱:突然の37℃前半、頭痛がややマシに。
喉:痛いけど普通に痛い程度で済んでる、ハチミツマジで凄ぇ。
レンタルのパルスオキシメーターが届いたので有難く使わせてもらい
97判定。酸素はOK。
ここで新症状。Here comes a new charanger。咳が出始める。
一番きて欲しくなかった乱入者がついに満を持して登場。
家庭内感染危機回避でいっちばん恐怖だったのがこいつ。
だがしかしどうしようもない。
部屋からガチで一歩出ない構えで、本格的に携帯用緊急持ち運びトイレの
導入を考えるも制止してくれる。
トイレだけは武士の情けが与えられ、気休めだけど二重マスク。
咳がお友達の痰も連れてくる。粘度が高くてまー出てこねぇのよこいつが。
あまりに咳払いをした結果、喉の奥が切れた様子で血痰との闘いも始まる。
勢いで鼻からも血が出る。
鼻血に対して「お前じゃねぇ座ってろ」とキレ始める私。
この辺りから部屋がマジでゴミ屋敷になってくる。ゴミ袋の山。
後でまとめて40L指定ゴミ袋に放り込んでくれるわ……
まぁ……毎食の紙皿とか割りばしとか、使用済みのマスクとか手袋とか
ティッシュとかそら溜まるわな。
コバエとか湧く前に捨てたいのでマジて頼む私の体調、と祈り始めたのも
この辺。ペットボトルの量も結構ヤバい。
破棄のこと考えなければ小用トイ……いや何でもない。

◆5日目
熱:37℃前半、頭痛がほぼ消えた。喉:だいぶ緩和、まだ痛いけど。
咳:昨日よりマシ。Here comes a new charanger!
格ゲー全盛期のゲーセンじゃねぇんだよぉぉぉ!
いよいよテンションが壊れ始める私。お腹を下しました。
(今思えば冷たい水分過多とトイレ回数を我慢したせいかもしれない)
この辺りはとにかく家庭内感染の恐怖との戦いで神経尖らせてたので、
正直症状どころじゃなかったです。
トイレの消毒をめちゃめちゃ念入りにやっていた記憶。
電気のスイッチとかも元々触る度に拭いてはいたけど、
拭いた上から消毒スプレーかけたりしてた。
そして神経質になりすぎた結果メンタルを崩す私。
布団の中で大泣きしながら感染元の心当たりにありったけの呪詛を
飛ばし始める。症状ある人はマジで人が集まる場所に来ないでくれ……
絶対に許さんからなずっと咳してたあの女……と。

◆6日目
熱:37℃前半。喉:相当楽になった。咳:少しづつ良くなってる実感。
下痢:治った。調子に乗って仕事とかリモートしてみるけど
頭痛が戻って来たので数時間でリタイア。
もうここまで来ると後は寝る以外の選択肢は無いので身体休めるのみです。
例によってマスクと薄手のゴム手をしたまま突撃してシャワー。
痰が固まりレベルでゴロゴロ出てくるようになる。
ティッシュ越しの感覚はゴムの塊ですね完全に。
色が赤~茶色なので視覚的にキッツかった。(喉が切れたせい)
鼻水はさほど出ない、ただし鼻かんだら赤茶色のゴムの塊が。
痰は病原菌の死骸だがら身体が頑張っている証拠なんだけど
せめて血液成分もうちょっと控えめでお願いします。

◆7日目
熱と喉:ほぼ完治。咳:若干残ってるが誤差レベル。
あとはもう待機完了日まで待つだけだー!
……そう思っていた時期が私にもありました。
倦怠感が半端ねぇっす、何もやる気おきないっす。
冬優子ちゃんアレ何すか面白そうっすとか絶対言わない感じっす。
何かニュースで自宅療養期間縮めるとかどうとか言ってるけど
どっちにしろ動く気力無いっす。一日中寝て過ごす。
私の強みは昼間に寝ても夜もそこそこ寝れるところ。
(本当に今回この強みにマジで救われてる)

◆8日目
療養を何か10日間じゃなくて8日間に縮めるらしいので、
気怠さ以外は治ってるので多分もう出て大丈夫らしいです。突然の解放。
(一応、10日間までは感染リスク残ってるから不要不急の外出は避けろ
とのこと)お疲れさまでした。
なお社会復帰出来る気は今のところ全くしていません。
コロナさんには「もう二度とこんなとこ来るんじゃないぞー」と、
刑●所の看守さんの気分で声をかけておきました。

◆絶対的必須アイテム(私の場合)
ハチミツ。これ無かったら喉もっと酷かったと思う。
次点でトローチ、その次のど飴って感じ。
のど飴は正直気休めにしかならなかった。
乳幼児とかアレルギー持ちじゃなければ絶対用意した方がいいです。
余っても治ってから食べれるし。
(容器に直接口はつけちゃダメだよ!絶対だよ!!)

◆そこそこの量無いと困るもの
消毒アルコールスプレー、アルコール除菌シート、
使い捨てポリorゴム手袋(ゴムだと風呂も行ける)
マスク、ティッシュ、ゴミ袋、500ペット飲み物(スポドリ、お茶)、
下着・就寝着の替え・タオル
※スポドリは冷やして、お茶は常温で飲んでた。
冷蔵庫経由しなくてもいつでも飲める水分大事。
私は1回の摂取量が多いので500でいいけど、
一度に水分多く取れない人は要紙コップ。
直接口付けたペットボトルは数時間で飲み切って。
※冷蔵庫は菌が生き延びやすい環境なので、触ったら絶対その都度消毒。
必要以上にものに触らない。
ご家庭に1個しか冷蔵庫が無い場合は手間でもご家族に言って
取り出してもらう方が安心。
(一人暮らしなら自分しか触らないし触っても平気かと。
消毒はした方が〇)

◆あったらいいな
うがい薬(歯磨き前にブクブク&ガラガラしとくと洗面所に
飛び散る菌が減る。勿論使用後は消毒するけど)
ゼリー・ヨーグルト・プリン(思ったより食べなかった。
普通にご飯食べてた。でも多分これは私が特異だと思う)
使ったら捨てられる紙皿・紙コップ・割箸(普通の食器を洗っても
いいらしいけど、家庭内感染絶対防ぐマンには使い捨てがお勧め)
痰出やすくなる薬(病院行ったとき申請した方が良さげ。
症状出てからだと入手できないし出たら割とどうしようもない)
汗拭きシート(さすがに毎日風呂はしんどいし感染リスク高。
入れないときにこの子便利。スーッとするタイプはあまり勧めないかも)
メイク落としシート(同様の理由でこっちは顔用。ただし鼻水が
酷い場合は皮の向け具合と必ず相談してください後悔します)
冷えピタ的なもの(熱高い時はやっぱり楽)

◆そこまででもなかった
解熱剤(私は割とすぐ熱下がった。結局運転して病院行く時しか
飲まなかった)
咳止め(何度か心折れて飲もうとしたけど耐えた)
暇つぶしのゲームとか(割とそれどころじゃない)
※熱とか咳とかの諸症状は結局身体がコロナと戦って勝ち取ってる
戦果の副産物なので、
本来はなるべく抑えないで出し切っちゃった方が理想というのは
インフルとか風邪と根本的な考え方は一緒みたい。
ただ、辛くてどうしようも無い時は飲んで、少しでも症状抑えて
眠りやすくするのも勿論間違いじゃない。
(結局最終的に治癒に向かうには『睡眠』が最善手なのは基本なので)

◆その他メモ
下着・Tシャツ(就寝着)はなるべくマメに替える。
熱出ると寝汗凄いから着替えとタオルはいくらあってもいい。
完治したら大量にお洗濯しよう!
(衣服からの感染確率は相当低いらしいけど、出来れば部屋干しは避けて)

◆総評
マジで風邪諸症状が対バンライブやフェスのごとく休みなく交替交替で
来るので対応が大変。ペンラ色替えより大変。(それはそう)
しかもアイツらその都度その都度全力で来る上、酷いと突発で
コラボ演奏してくるので油断すると本気でやられます。
ガチで全力の対策したいなら全部の諸症状の薬を金の力で
用意しちゃって準備した方がいっそ早い。困ったら札束で殴れ。
ある程度はもう仕方ないと腹括って「普段風邪ひくと自分は
ここに来やすい」ってとこ対策した方がいいんじゃないかなという印象。
私は普段熱あんまり出ずに、喉とお腹に来るのでまさにそんな感じでした。
総合感冒薬はNG。全部症状抑えちゃうと却って長引くらしいので、
症状出てからピンポイントで攻めた方が吉。
マジで何がどういう順で来るのかセトリ全く予想つかないです。
定番曲(熱・喉・咳)は大体来るっぽいけど。
味覚障害は全く無かったです、ご飯美味しかったです。
(これはホント助かった。ご飯美味しいと気力がまだ頑張れる)
私の症状、これ発症して症状出た人の中だと多分相当軽い方だと思います。
私的には症状云々より家庭内感染絶対回避の方が大事だったので、
症状レポというより感染対策レポになってしまいましたとさ。
以上、お読みいただきありがとうございました。

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