言動一致のI LOVE YOU

私は現在交際中の彼氏とお店で酒を飲んでいるとき、程よく酔いが回って二人で話し込める状況だと口説き始める癖があるようだ。
口説くというか、なけなしの理性で女性らしく大人らしく繕う普段の努力を放り捨ててしまっているだけだが。
相手も酒と雰囲気に酔っているときに甘ったるい本音を注ぎ込むので受け入れられやすいし、ウケが良い言動は普段の振る舞いに反映できる。
市場調査かよ。
全て計算しているわけではなく、感覚的な行動を振り返ると微妙な気分になる分析なので……まあ、タチが悪いのだろう。

さて、彼氏への振る舞いの前に他人への振る舞いを振り返ることで特別さを主張したいと思う。
赤の他人には社会の一員らしく振る舞うように努めている。それ以上でも以下でもない、他人への最低限のマナーを心掛けているだけだ。
同僚上司など職場の人や同級生など縁はあるが親しくない人々も、まあ似たようなものだ。仕事においては頑固で冷徹な合理主義思考が前面に出やすいので人との衝突を避けるのが目下の課題である。
幼馴染や親しい友人達には、雑で素に近い言動をすることが多い。それでも人によって対応を分けるなど、他人行儀な面が出ることもある。
親友・家族には親愛故の塩対応だ。特に家族の人と行動を共にする上での甘えた言動は許さない傾向が強い。アポを取れ。

とまあ、つらつらと書いたが多少気安さの違いで私の愛想が減るだけの話だ。
概ねクールな印象を受けるかもしれない。
家族に対しては厳しい言動が多いのは、それをデフォにしないと際限なく自分にできることをし続ける尽くし体質だから…だと思っている。

で、彼氏だが。
遠距離恋愛中なのでまずデートで待ち合わせ場所に着いて人目を気にしなくてもいい状況ならハグ→キス。
手を繋ぐのはデフォ。最近は腕を組むなど密着度が高いのもデフォ。
とりあえずくっついたまま離れない。
一人暮らし中の私のアパートに来ているときはゴロゴロと寛いでもらい、家事はたまにお手伝いを頼むだけ。
そのゴロゴロ中のところにのしかかったりひたすら顔面やら何やら触り続けたり膝枕を要求されたら応えたり飲み物やお菓子の準備を小まめにしたり。
基本的にトイレ以外の別行動を取らなかったり。
会っているときは理性消失した「幸せ〜」状態なので思い出すのが難しいがだいたいのところはこんな感じだろう。
クール?誰のこと?
構ってー!好きー!離れたくなーい!という尻尾をブンブン振っているような感情が滲み出ている犬系だと思う、と話したら納得される言動が彼氏への対応なのだ。

こんなふうに普段から態度で愛情表現は惜しみなくしてきたが。
先日の酔って口説き始めたときの繋いだ手を撫で回しながら言った「最近好き好き大好き〜❤︎って気持ちが溢れてしょうがない❤︎」などというバカバカしいぐらいどストレートな発言が満更でもない……と、反応が良かった。
やはり言葉で伝えた方が手っ取り早いのだなぁなどと気持ちを新たにしている。
今後は隙あらば謝意や愛情を伝える所存である。
幾ら注ぎ込んでも受け止めてくれる器に惚れ直して理性がさらに消失しただけとも言う。

まあ、私は彼氏にデレッデレで一人でいるときに振り返ると自分でもドン引きしかねない言動が常という話なのだが。
釣った魚には存分に餌を与えて肥え太らせた方が良いと思う。
相手の発言態度を待つよりも自ら行動していったほうがリアクションを確認しやすいだろうし。
対人は受け身より緩急織り交ぜた攻めが良い…と思う。
私は彼氏という幸運な出会いが会ってトントン拍子に関係が発展しているだけなので万人に通じることではないかもしれないが、待つより精神衛生的に良さそうだと思っている。

なるべく真面目に書いたつもりだが……ただの惚気に過ぎない気がする……
面と向かって言うのが恥ずかしいなら「あ〜めっちゃ好き〜❤︎」な気分のときにメッセージカードを作ったり手紙を認めて会ったときに溢れる気持ちを受け取って!とかしたら良いと思う。
アプリなどでメッセージを送るだけでも良いと思う。
私も昨日カードを書いた。
特に何も記念がなくても迷惑なんて人は少数派だろうし、彼氏は喜んで保存してくれる人なので。

ひとことまとめ。
言動一致でI LOVE YOUを伝えるべし。

2018/5/17追記。
新しく記事にする必要もない思い出した話。
2017/11~から同棲話が持ち上がり、それに伴い生活に対する不安を抱えた私が受け止められない冗談(文面)に対し問い詰めることがあった。
好きだから持続可能な関係第一と考えて真剣な私と普段は緩い雰囲気でいたい彼氏との差かな……と思いつつ念の為に確認を重ねたいので嫌な雰囲気にさせてしまった。
数回繰り返し、本格的な衝突することなく概ね互いの性質を理解できたと思う。
その、私が問い詰めて生じた最近の話し合いなのだが。
彼氏が「一人暮らししたことない故の生活に対する(住み始めてからの)違いによって嫌われないか不安」と言い。
それまでに「私が嫌になったらあっさり捨てるための逃げ道を確保してるんだろうな」と感じていた言動は全て、嫌われないための事前のハードル下げだったのか……
「お互いに自分は好いているが相手がこの先どうなるかわからなくて不安に思ってるなんて少女漫画みたいだね」
「二人暮らしは0から作るものだし、都度話し合って互いにとっての最善を模索できたらいいと思ってる」
などと告げたあと。
「最も伝えたいのはちょっとやそっとじゃ私があなたを好きな気持ちは揺るぎませんけど!?(怒)っていう愛情ね(笑)」
と、畳み掛けたらだいぶ不安は解消されたようだ。
本題の愛情表現はこれを機に不安にさせることがないようにより率直に好意を伝えよう、と思い始めたからこうなったのかもしれない。
何より、私が不安に感じていたことが杞憂であったと確信できたのが大きい。
それまでにできていたはずのうだうだ待つ前に行動する、ができなかったのは同棲話という大きな決断に対してビビっていたことも否めない。
情けない。
今後は「あ〜はいはいわかってるって(笑)」と彼氏が言えるほど、私からの好意の消失を不安に思わないほど、素直に好きだと伝えていこうと思う。
……それにしても、第三者が内心含めて観察していたら「こいつらまだるっこしいな(笑)」とか思うような展開だったのでは……?
喧嘩に発展していないと思うのでなんともいえないが。
追記なのに長い。まあそういう話でした。