この出版社の電子書籍がスゴい

書いてはみましたがなんか思い出しながら書いた感が強く調査不足感が否めないのでまだ話半分程度に見てやってください。やっぱり定点観測で書き足しながら行こうかと思います…

画質編

一迅社、角川書店、エンターブレイン、ワニブックス、マッグガーデン、竹書房、双葉社、日本文芸社、徳間書店、アース・スター エンターテイメント、ぶんか社、ジャイブ、マイクロマガジン社、キルタイムコミュニケーション、幻冬舎、アスキー・メディアワークス

eBookJapanベースでの調査結果ですが、こちらも参照してください。
https://note.mu/ciron460/n/n646612806bc9

この記事の500KB/Pageを超えている出版社を挙げるとこのような感じになります。人の網膜の分解能の限界と同じとされている解像度の端末であるiPad Retinaで”ぼやけない程度”の画質を提供してくれるボーダーラインがこのあたりであると個人的に判断しています。一部のコンテンツでは、これ以上のデータレートであっても画像そのもののドット数が大きいため画像のリサイズ(主に縮小)が発生し却って見難くなっているものもあります。そういう場合には拡大してみるという選択肢が可能なので大目に見るか、いっそより解像の高いデバイスを買ってみましょう。

この他に特定の書店のみ画質が良い場合もあります。

メディアファクトリー(BOOK☆WALKER及び本棚連携しているところ)
講談社(eBookJapanのみ)

私も全部で買った試しはないのでここだけと断言しにくい部分もありますが…私の知りうる限りでは主要電子書籍店においてこの傾向が当てはまります。この2つは特に圧倒的に違うのでまだストア体験したことがない人は体験をおすすめします。

コンテンツ編

電子限定版がある

エンターブレイン、富士見書房
毎月数作品【電子特別版】を出します。時には単行本にはない特別なペーパーだったり、カバーイラストだったりするときがあります。

電子版ペーパーが付く

講談社、秋田書店
上記2社と比べ特別感は少ないので別枠に。こちらも作品によりますが最近ペーパーをつけてくれる作品が増えてきました

カバーやカバー下がある

スクウェア・エニックス、集英社(ジャンプ)、ワニブックス(カバー)、芳文社、アスキー・メディアワークス、キルタイムコミュニケーション

カバーやカバー下は原則的に収録されません。というのも、電子化にあたってカバーやカバー下に相当する部分には装丁を作った人の権利や印刷に使われる特殊なインクの色合いの調整などの理由で二度手間となってしまいやすいためです。最近は収録してくれる出版社も増えたのですが収録の仕方にクセがあるところもあります。芳文社は特にクセが強いです。

カラー原稿そのまま

集英社(リマスター版となっているもの)

明示されているのが集英社ぐらいなので今のところこれだけですが、一迅社あたりは何も言わなくてもカラーが入ってたりします(とくにかんなぎとか)

発売日編

講談社(マガジン編集部中心)、竹書房、スクウェア・エニックス、集英社(ジャンプ・マーガレット中心)、小学館(裏サンデー)、キルタイムコミュニケーション

原則同時発売を行っているところも最近増えてきています。

総合力

キルタイムコミュニケーション

意外…というかそんな出版社しらないよ!という方の方が多いだろうと思います。ごもっともです…一般で売られているのはフリージングやワルキューレロマンツェなどアニメ化された数作品程度だろうと思いますので…あとはいわゆる成人向けです。
ただ総合力が強い理由というのもあります。キルタイムコミュニケーションはだいぶ昔から自社でPDF販売をしており、カバー、カバー下がついてくるのは当たり前だったのです。かつては自社サイトとDMMで主に販売していました。一時期やはり時代の波に乗れなかった時期もあり下火になったものの、一念発起して他の電子書店への展開も積極的に始めてからは、PDFについてはそのままの画質なものの、DRMつきのものについては画質まで上げ始めてくれました。そういう点で今後の電子化の見本になるのはやはりキルタイムコミュニケーションなのです。コンテンツの数が少なくて売上に貢献しにくいところが痛いところです…


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