電子書籍のコンテンツについて~KADOKAWA/アスキー・メディアワークス編~

KADOAKAWAグループ故データ作成はBOOK☆WALKERが担当している。グループ内でも最初は電子化に対して対応が遅いグループにいたが、最近ではグループ内でもエンターブレインと共に「単行本で印刷書籍と差をつけない」ことに注力している出版社となっている。販売は最速がBOOK☆WALKERで以後本棚連携をしているところ、していないところなどの条件により1か月程度販売に差が開くことがある。同日発売作品も少なからずあるため、この辺はBOOK☆WALKER(もしくはKADOKAWA)の気分次第のところが大きい。

価格は基本的に印刷書籍版と同じことが多い。KindleやeBookJapanなど消費税非課税や消費税分を自社負担しているところは税額分割安になっている。

収録内容は印刷書籍に準拠している。元はカラー原稿でも書籍化の時点でモノクロになっているものがカラーになっているということは少ない。最近、本のそでやカバー下を収録する作品が増えてきている。収録作品かどうかは、立ち読み可能な場合「2ページ目にそでがあるか」で確認出来る。中にはカバー下イラストにとどまらずカバー下の背表紙まで含まれる「完全体」が存在しているが、これらを判別する方法は今のところない。現状完全体として存在している作品はDoubt!/天乃咲哉( http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/204382.html )などの数作品しかない。完全体が存在するのは今のところアスキー・メディアワークスだけである。
※完全体とは言っても、他作品の刊行状況を示すそでや、印刷書籍の奥付は存在しない。

アスキー・メディアワークス単体のキャンペーンは行われた形跡がない(BOOK☆WALKERや直営のアプリでは行われたりしているかもしれない)大抵はKADOKAWAグループ全体のキャンペーンに対象作品が含まれることが多い。

画質については単行本が300KB/page程度、マンガ雑誌類については700KB/page程度になる。普通に読める程度の画質といってよい。

画質云々より、販売スケジュールに大きな差があるので、どうしても新作を待ちきれない人は直営のBOOK☆WALKERなどで買うのをお勧めする。スケジュールはどうでもいいやという人は価格面や完全体を追求する意味でKindleやeBookJapanを利用するのも良いだろう。

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