碧の仮面 #13 黄昏時 【ポケモンsv】
続き☟
*本編はここからです。
この文章から先はゲームのネタバレを含むので
まだプレイしていない方、
もしくはこれからプレイする方は
自己責任でお願いします。
楽土の荒地にたどり着いたころには
太陽の角度が鋭くなっていた。
たしかに辺りを見回すと楽土と呼ばれるには程遠いような岩肌剥き出しの殺伐とした荒地が広がっている。
ちなみにここは村の丁度反対側で
ぐるっと山を周回しなければ辿りつかない場所にある。どうしてこんな人里離れすぎた場所にオリエンテーリングの看板があるのか謎でしょうがない。
時刻は夕刻前。
暗くなったら危ないし
サクッと写真撮って帰ろうか!
そう思っていたら。
こうしてスグリと対面するのは
3回目かな...。
いけ!グラエナ!
虫のさざめき
...ん?
スグリ、何かいつもと気合いが違う??...
まだ余裕はある。
エアスラッシュ
エアスラッシュ
エアスラッシュ!!
勝負あり。
今のスグリにかける言葉が見つからない。
なぜ.....。
出会った頃はただ純な感じで
勝負を楽しむ子だと思っていたんだけど
黄昏時 村の外で 向こうから
歩いてくる影があったなら 気をつけよ
すぐさま お面を かぶって
自らの顔を 隠しなされ
さすれば 影が 人であれ 鬼であれ
お面同士 会釈して 通り過ぎるのみ
もし お面を 持たざる時あれば
影が人であること 願いなされ
その影 人であればよし
2度とお面 忘れるべからず
その影が鬼だったが最後
真の面を 覗き込まれたなら
その者 魂を抜き取られ
2度と村へは 帰れぬだろう
ここでスグリが補足してくれた。
...........。
続く。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?