記事一覧
最近はまっていること:民藝
柳宗悦と民藝運動のことは、もちろん聞いたことはあったけれど、きちんと展覧会を見たり本を読んだりしたことはなかったです。ちょうど世田谷美術館で「民藝ー美は暮らしの中にある」という特別展をやっていたので、先日行ってきました。
当日はお天気があまり良くなくて、あまりうちからは交通の便の良くない世田谷美術館へ行こうかどうか迷ったのですが、本当に行ってよかった!期待以上に美しい「普通のモノたち」とのエキサ
50歳にして大学院生になる
3年弱前に日本に戻ってきて、自分の将来についていろいろ考える中で、また勉強したいなあという思いが強くなってきたのが昨年頃。NYで経営学のマスターを取っているので、今度は博士号に挑戦しようとも考えたのですが、なかなか数年かけてじっくり取り組みたいトピックが思いつかず。第一仕事と両立できるのか?そんな中、目に入ったのが京都芸術大学のオンラインのみで取れるという修士号。私の業界ではダブル・マスターは結構
もっとみる最近観た映画 「君たちはどう生きるか」
ゴールデン・グローブ賞を取って、また最近話題になっていますが、私はつい最近、やっと観に行きました。宮崎駿監督の最新作。口コミを見ると、かなり賛否両論で、すごくよかったという人と、意味不明、という人に別れる感じみたいですね。私は、好きでした。なんだか駿ワールドが違う次元に行ってしまった感じで、確かに意味不明だと感じる方も多いだろうな、と思う部分もありました。ストーリーの一貫性という意味では、あまり高
もっとみる2023年、心に残った10冊(後編)
前回の続きです。
⑥「限界から始まる」by 上野千鶴子&鈴木涼美
前回も書きましたが、フェミニズム系の本はよく読むのですが、その中でもこれは秀逸でした。フェミニストとしては説明を要しない上野さんと(東大院卒の)元AV女優の社会学者鈴木さんの往復書簡と言えば、面白くない訳はない!鈴木さんの腹の底から出るような、存在をかけたような質問に、上野さんは彼女らしい厳しさの中にも愛情のある返答をする。お互いに
好きな番組その2:クラシックTV
Eテレの番組が続いてしまいますが、私はNHK以外ほぼ見ないので、仕方ない。元々クラシック音楽好きなのもあり、観始めたこの番組。クラシックは敷居が高いなー、と感じているかもしれない人々をターゲットにしているのでしょうけど、多分クラシックに詳しい人が見ても面白い(私はそれほど詳しくもないし、敷居が高いとも思っていないので、想像ですが)。最初はホストの清塚さん(ピアニスト)も鈴木愛理ちゃんも、あまり好き
もっとみる2023年、心に残った10冊(前編)
前述の通り、私は結構本を読む方だと思うのだけれど、今年読んだ本を振り返ってみると、圧倒的にノンフィクションが多い。分野はいろいろだけど。小説も好きだし、好きな作家さんも結構いるのですけど、フィクションは読んでる時は没頭してても、読み終わると忘れちゃう、というのもあるかも。。。前置きはこの辺で、今年読んだ本(今読み途中の本もありますがそれは除く)で特に心に残った本を10冊選んでみました。最初は5冊選
もっとみる好きな番組その1:100分de名著
日本に帰ってきてから、今更ながら、おおすごい!と思っているのがNHKの番組たち。そのうちの一つがEテレの「100分de名著」です。私は英語でいうところのBookworm (本の虫)で、常に図書館に最大限の20冊予約してある(読めなくて返す本も多い。。。)という状態なのだけど、それでも新しい本の記事とか、本に関する番組は大好き。この番組では、普段は25分づつの番組で4週で1冊を読み終わるという感じ。
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