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SEOの最新動向を毎月お届け!「月刊SEO」制作裏話|CINCのこと

こんにちは、CINC TIMES編集部です。

CINCでは今年(2022年)7月から、Webサイトの集客を担当している方向けに「月刊SEO」を毎月発行しています。Googleからリリースされた機能など、SEOの最新動向をわかりやすくまとめており、社外の読者の方だけでなく、社内のメンバーも毎月発行を楽しみにしている資料の1つです。

もともとはGoogleの検索アルゴリズムに関する調査レポート「アルゴリズムアップデートレポート」を2020年から2年ほど発行していたので、そちらをご存じの方がいらっしゃるかもしれません。「月刊SEO」はどのような背景で誕生し、「アルゴリズムアップデートレポート」とはどう異なるのでしょうか。

今回は「月刊SEO」の制作担当者であるアナリストのHonoka.Mに、誕生の背景や資料の見方、制作時の苦労などを教えてもらいました。

「月刊SEO」誕生の背景

「月刊SEO」は、CINCが無料で提供している資料です。2022年7月号より、毎月SEOの最新トピックと関連する推奨アクションを紹介しています。希望者は申し込みフォームから必要事項を入力・送信し、ダウンロードが可能です。

2022年7月号の表紙

これまでは、Googleの検索アルゴリズムの調査・傾向研究を目的とした「アルゴリズムアップデートレポート」を毎月無料で2年ほど配信していました。現在「アルゴリズムアップデートレポート」は2カ月に1回の頻度でお届けしています(2022年11月11日時点)。

新たに「月刊SEO」を立ち上げ、「アルゴリズムアップデートレポート」を隔月の配信に変更した理由は2つあります。

1つはマーケットインの考え方で資料を制作する体制の強化、もう1つはSEOに関するナレッジの開拓です。

以前の「アルゴリズムアップデートレポート」は、私たちが調査したい仮説や、不定期で発生するGoogleのアルゴリズムアップデートの傾向調査を取り上げており、どちらかと言うとプロダクトアウトの発想で作られていました。

しかし、「SEOの最新動向を手軽に把握しておきたい人もいるのではないか?」という仮説が制作関係者の間であがり、その仮説を踏まえた資料を「アルゴリズムアップデートレポート」とは別に作ることにしたのです。

また、より深い調査・分析を行いSEOに関するナレッジを開拓し、資料の品質を向上するため、「アルゴリズムアップデートレポート」の配信する頻度を2カ月に1回に変更しました。

2つの資料の対象となる読者の方々は、それぞれ次の通りです。どちらを読むべきか迷っている方は、下記を参考になさってください。

「月刊SEO」を構成する2つの章

「月刊SEO」で取り上げるトピックは、Googleからリリースされる機能や、Google検索セントラルのドキュメントの更新情報を収集し、毎月選定しています。

Google検索セントラルとは、Googleが運営しているSEO関連情報ポータルです。「Google検索セントラルブログ」や「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」など、SEOのための情報が集約されています。

また、Googleの公式Twitterも私たちが参考にしている情報源の1つです。

「月刊SEO」の内容は、「今月のトピック」と「推奨アクション」の大きく2つの章に分かれています。

SEOの最新動向がわかる「今月のトピック」

「今月のトピック」は、直近でGoogleが行ったリリース内容や変更などを紹介する章です。リリースまたは変更内容の概要や背景、対応するメリット・デメリット、推奨アクションをまとめているので、SEOまたはマーケティング担当の方がとるべき意思決定・アクションを確認できます。

【トピックの主な構成】

  • 概要:そのトピックの概要と、対応するメリット・デメリット

  • 背景:そのトピックを知る上で、押さえておきたい背景情報

  • 推奨アクション:そのトピックにどのように対応すべきか、推奨するアクション

「月刊SEO」10月号より。ディスクリプションの最適化に関するトピックを取り上げました。

自社サイトで対応すべき項目の検討に使える「推奨アクション」

もう1つの章「推奨アクション」では、その号で紹介した推奨アクションを「メタディスクリプション改善」「The September 2022 Core updateにて生じた変動への対応」「レンダリングへの最適化」などと目的別に一覧表形式でまとめています。参考にしつつ、自社のWebサイトでどの項目に対応すべきか、検討するのがおすすめです。

「月刊SEO」10月号より。

お客さまや読者からのひと言で制作時の苦労も吹き飛ぶ

「月刊SEO」を制作していて苦労するのは、その月に取り上げるトピックを選んだ後、資料化にあたってのストーリーを設計する工程です。集めた情報の概要を取り上げるだけでなく、背景やあわせて参考にすべき情報などを踏まえたうえで、推奨アクションの提案につなげるストーリーを考え、資料の構成に落とし込むのが毎回難しいと感じます。

また、発表されたリリースや変更内容からGoogleの意図を適切に把握しつつ、読者が求める情報の粒度とバランスをとるのも苦労します。

しかし、資料を読んだクライアントや読者の方から「今月も楽しみにしていました」「いつも興味深く読んでいます」などのメッセージを頂いたり、お客さまの問い合わせにつながった話を社内のメンバーから聞いたりすると、そうした苦労も吹き飛んで、担当者としてやりがいを感じます。

「月刊SEO」の制作にあたり、資料の対象者や方向性、デザインのテイストなど、すべて手探りの状態から始めたので、読んでくださる方々に意図している内容をきちんと伝えられているか少し不安でしたが、上記のような感想を頂くことができてとても嬉しいです。

毎月取り上げるトピックや資料の見せ方など、今は模索しながら制作している状態ですが、いずれはSEOまたはマーケティングを担当する皆さまのバイブル的存在になれるよう、ブラッシュアップし続けますので、今後も「月刊SEO」にぜひご期待ください。

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