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【新人賞インタビュー】社内初のポジションに挑戦!新人賞獲得につながった、巻き込み力と行動力|Yuka.I|CINCの人

こんにちは、CINC TIMES編集部です。
今回は、10期上期(2022年11月~2023年4月)の功績を称える社内の表彰式「CINC AWARD」で新人賞を獲得したYuka.Iさんのインタビューをお届けします。

Yuka.Iさんは、CINCで初めてのUI/UXデザイナーとして2022年7月に入社し、ソリューション事業本部 推進部 カスタマーサクセスグループに所属しています。入社間もない頃からWebマーケティングの調査・分析ツール「Keywordmap(キーワードマップ)」の改善提案を積極的に行ったほか、実務経験のないデザイン制作業務も独学し、UI/UX観点で優れたデザインを作り上げた点が評価されました。10期上期のCINC AWARDでは、新人賞だけでなく、ベストアウトプット賞も受賞しています。

Yuka.Iさんが入社後すぐに活躍できたのは、なぜでしょうか。また、UI/UXデザイナーは具体的にどんな仕事をしているのでしょうか。Yuka.Iさんに話を聞きました。

※10期上期「CINC AWARD」受賞者の紹介は下記をご覧ください。


2つの部署の橋渡し役として活躍

――新人賞とベストアウトプット賞のダブル受賞、おめでとうございます。受賞時はどのような気持ちでしたか。

どちらの賞もまさか受賞するとは思っていなかったので、「私なんかが良いのでしょうか」という気持ちでした。もともと人前に立って話すことがあまり得意ではないので、表彰台に向かって歩きながら、スピーチで話す内容を必死に考えていました(笑)

時間が経過してからやっと受賞した実感が湧いてきたので、今は入社時からずっとサポートしてくれた上長のKoki.Sさんに恩返しができたのではと思っています。

――新人賞を受賞できた理由について、自身ではどのように考えていますか。

CINCで初めてのUI/UXデザイナーポジションで自分らしさを発揮しつつ、入社当初からKeywordmapの改善提案を多数行ってきた点が評価されたのだと思います。といっても、改善提案のアイデアは自分が考えたものだけでなく、もともとカスタマーサクセスグループのメンバーなどがお客さまからヒアリングしていたものも数多くありました。

社内に蓄積していた数多くのアイデアを実現するためにも、Keywordmapの販売やカスタマーサクセスなどを担当する推進部と、開発を行う開発部がうまく連携できるよう、両部署の懸け橋になろうと考えてハイスピードで行動したのが良かったと思います。

ユーザーのインサイトを追究し、改善提案

――UI/UXデザイナーの仕事内容についてあまり知らない社員もいるので、具体的に教えてください。

大きく2つあります。

1つは、プロダクトの開発に携わることです。Keywordmapでは、新機能の開発と既存機能の改修について、企画や要件定義の段階から関わっています。
プロダクト開発の中でもUI/UXデザイナーのメインとなる業務は、デザインツールの「Figma(フィグマ)」を使用してプロダクトの設計図であるワイヤーフレームを考えたり、それを基にデザインを制作したりすることです。デザインの制作後は推進部や開発部などの関係者からフィードバックをもらい、それを踏まえて修正を行います。

もう1つ、UXリサーチによりユーザー体験を調査するのも私の仕事です。企業によっては、デザイン担当者の主観が調査結果に影響しないよう、デザインとUXリサーチの担当者が分かれていることもあるそうですが、現状は私が両方の役割を担っています。開発中の新機能や改修中の既存機能を操作してもらい、使いやすさをヒアリングするユーザビリティテストなどを実施し、ユーザー心理の理解に努めています。

――新人賞の受賞理由では、「UI/UXの観点で圧倒的な数のアウトプットを提示し、CINCの価値観を変えたと言っても過言ではない」と評価されていました。入社してすぐに力を発揮できたのはなぜですか。

入社してすぐの頃は、いきなりアウトプットを出すというより社内にちらばっているアイデアを集め、Keywordmapの機能に落とし込むために整理する必要があったので、前職のWeb制作会社でディレクションを行っていた経験が活きました。

営業やカスタマーサクセスがヒアリングしたユーザーからの要望をそのまま伝えても、実装にかかる費用や工数などの観点から開発部が受け入れづらいことがあります。そのため、「こんな機能が欲しい」という意見の奥にあるインサイトを追究し、既存の機能で解消できないかなど、なるべく工数がかからずに「ユーザーが本当に望むこと」を実現する方法を検討・提案しました。

――デザインに関しては実務経験がなかったそうですが、どうやってできるようにしたのでしょうか。

ワイヤーフレームの制作経験は前職でありましたが、デザインは大学時代に工業デザインを専攻していただけでした。Figmaを使用してデザインを制作することはCINCの選考段階で把握していたので、内定をもらってから勉強を始め、入社までには使い方を大体理解できている状態にしました。そのおかげで、入社後は社内の理解に時間を費やすことができ、うまくスタートダッシュを切れたと思います。

受賞スピーチの様子

――あらためて振り返ってみて、10期上期はどのような半年間でしたか。

Keywordmapのライトユーザー層向けの機能開発プロジェクトをとにかく突き進めてきました。これまでのKeywordmapはどちらかというとSEOに詳しい方向けのツールでしたが、今後は初心者の方にも利用してほしいと考えており、ライトユーザー層向けの機能の開発を進めています。

――アウトプットの例では何かありますか。

多数ある中から挙げるとしたら、Keywordmapの新機能関連で制作したデザインのプロトタイプと、既存機能「リスティング広告分析」のリニューアルが印象に残っています。

Keywordmapのライトユーザー層向けの新機能に関しては、数十画面のモックアップを制作しました。Koki.Sさんと開発部のプロダクトマネージャー Go.Kさんと私の3人で会議室に1日こもり、ホワイトボードにアイデアを描いて意見を出し合い、それを基に作ったのです。実際にクリックするとページを遷移できるような形で、デザインを提案しました。

Keywordmapの既存機能「リスティング広告分析」は、もともと機能面の改修が予定されていたので、より使いやすくするためのデザイン提案を同タイミングで行いました。そもそも「リスティング広告分析」は、 特定のWebサイトが広告出稿しているキーワードや、自社が出稿したいキーワードで広告出稿している企業などを調査できる機能です。

「リスティング広告分析」のリニューアル前の画面
「リスティング広告分析」のリニューアル後の画面

例えば、キーワードで検索すると表示される広告出稿上位10サイトのドメインは、縦棒グラフから横棒グラフに変更し、出稿数の多さがよりわかるようにしました。また、新たに表示結果をドメインで絞り込めるようにしたところ、社内外から「便利になった」と嬉しい反響を頂いています。

「リスティング広告分析」のリニューアル前の画面
「リスティング広告分析」のリニューアル後の画面
リニューアル後に新たに設けられた、ドメインで絞り込む機能

時にはプロジェクトの中心となり、巻き込み力を発揮

――UI/UXデザインにおいて、Yuka.Iさんが大切にしていることは何でしょうか。

マーケティングや営業、カスタマーサクセス、プロダクトマネージャー、エンジニアなど、関係するメンバーと協調することを大切にしています。私がメインで携わるUIデザインはユーザーがKeywordmapで体験する事柄の一部です。UX、つまりユーザーがKeywordmapに接してくださっている時間すべてをデザイナー1人の力で改善するのは難しいため、推進部や開発部の関係者を巻き込みながら、新機能の開発と既存機能の改修にあたっています。

――ユーザー視点を忘れないために意識していることはありますか。

Keywordmapを初めて見たときの印象を忘れないよう意識しています。もともと分析業務が得意ではないので、ある程度はユーザーと同じ視点や感覚を持てると思うのですが、それでも毎日のように関わっていると慣れてきてしまうので、自分の感覚だけを信じないようにしています。

例えば、開発部の人に機能の操作性について意見を求められ、自分が使いやすかったとしても、「私はこれで使いやすいと思いますが、ユーザビリティテストをしてみないとわかりません」と提案し、他の人の意見も取り入れるようにしています。

――最後に、今後の目標について教えてください。

まずは、現在進めているKeywordmapの機能開発プロジェクトを完遂することが目標です。ライトユーザー層向けの機能の開発によってSEOに取り組むハードルが下がり、Keywordmapを通じて成果を上げられる方が1人でも多く増えてほしいと思っています。そして、ゆくゆくはKeywordmapを業界スタンダードのプロダクトにしたいです。

――Yuka.Iさん、ありがとうございました。


CINCメンバーに聞いてみました!「Yuka.Iさんはこんな人」

上司である推進部 カスタマーサクセスグループ マネージャーのKoki.Sさんに、Yuka.Iさんがどんな人か聞きました。

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Koki.S Yuka.Iさんの特徴は、3つのキーワードで表すことができます。

1つめが「好奇心旺盛」。UI/UXデザイナーとして、CINCにこれまでなかったものを数多く生み出してくれたYuka.Iさんは、次に必要なスキルを予測して自学自習し、それをすぐに業務へ応用しています。新しいことを学んでいるときのYuka.Iさんの表情はいつも明るく、楽しそうです。

2つめが「巻き込み力」。Yuka.Iさんはプロジェクトを推進する際、社内のメンバーや上司に積極的に働きかけ、関係者がプロジェクトを自分事化し、協力してもらえる体制を構築する「巻き込み力」を持っています。

3つめが「圧倒的ハイスピード」です。UI/UXに関するミーティングでデザインについて熱くディスカッションし、互いの考えや認識がすり合うと、その後爆発的な行動力を見せてくれます。例えば、ミーティングで議論した内容を翌週にはデザインに落とし込んでくるなど、圧倒的なスピード感で私の想像を超えるアウトプットを出してくれました。

2人で日々行っていたミーティングの中で、デザインについてディスカッションしたときのYuka.Iさんの熱量を今でもよく覚えています。

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Koki.Sさんのインタビューはこちら。

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