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【新人賞インタビュー】「目立つ仕事」よりも「重要な仕事」をやり切り、獲得した新卒社員初の新人賞|Masaki.A|CINCの人

こんにちは、CINC TIMES編集部です。
今回は、10期下期(2023年5月~10月)の功績を称える社内の表彰式「CINC AWARD」で新人賞を獲得したMasaki.Aさんのインタビューをお届けします。

新人賞は、入社半年から1年以内の中途社員、もしくは入社から1年半以内の新卒社員のうち、最も活躍し、会社に貢献した人に贈られる賞です。Masaki.Aさんは2022年卒の新卒社員ながら、Webマーケティングの調査・分析ツール「Keywordmap(キーワードマップ)」の大幅リニューアル時にメイン開発者の1人として参画するなど、独立プレイヤーとして大きく活躍した点が評価されました。

新卒社員が新人賞を受賞するのは初めてのことです。Masaki.Aさんがなぜ受賞できたのか、話を聞きました。

新卒社員で初めて新人賞を受賞できた理由

――10期下期AWARDで新人賞を受賞したときの率直な感想を教えてください。

自分が選ばれるとは全く思っていなかったので、名前を呼ばれたときは何も準備できておらず、「受賞スピーチで何を話せばいいのだろう」と焦る気持ちのほうが大きかったです。頭の中が真っ白なまま受賞スピーチをしました(笑)

写真左:Masaki.Aさん、右:代表取締役社長 石松友典

――新卒社員での新人賞受賞は初めてのことです。受賞できた理由について、ご自身ではどのように考えていますか。

10期下期において、私は誰から見てもインパクトのある成果を出したわけではありません。それでも受賞できたのは、「足りない部分を埋める動き」と「エンジニアとしてのアジリティ(機敏性)の高さ」が評価されたと考えています。

例えば、開発部内で人材が不足しているポジションがあり、そのことに危機感を抱いて必要な情報をキャッチアップし、対応をカバーできるようにしました。その結果、フロントエンドとバックエンドの両方を理解し、対応できるようになったので、部署だけでなく自身にとっても良い動きができたと思います。

また、Keywordmapの大幅リニューアル(2023年11月リリース)に際してアジャイルで開発を行うことになり、関連書籍などを読んで必要な情報を収集し、部署で行っていた週1回のミーティングで進め方や改善点について発言できるように努めました。

こうした行動が自身の評価につながったのではないかと思います。

――2023年11月にリリースされたKeywordmapのリニューアルでは、メイン開発者の1人として参画していたとのこと。具体的には何を担当したのですか。

開発期間の最初の1~2カ月程度はフロントエンドを、そのあとバックエンドの実装を担当しました。

例えば、キーワード選定から記事構成案作成、執筆、チェック…とコンテンツ制作の一連の流れをツール上で効率的に進行できる「記事作成タスク」機能では、キーワード選定にあたってテーマを選ぶ工程のフロントエンドを開発しました。バックエンド開発では、キーワード選定機能でキーワードを抽出するロジックのほか、Google AnalyticsやSearch Consoleのデータを基に記事ごとのパフォーマンスを確認できる「GA/GSCデータ機能」の設計にも携わりました。

「Best Rookie 2022」後は自身の役割に専念

――Masaki.Aさんは、新卒社員No.1を決める表彰式「Best Rookie 2022」のファイナリストでもあります。惜しくも受賞は逃しましたが、その後あらためて意識したことや、努力したことはありますか。

どちらも特にありません。これまで通りのスタンスを維持しました。Best Rookieを受賞できなかったものの、周囲の方々が自分以上に悔しがってくださり、「自分が取り組んできたことや、進んできた道は間違っていなかった」と思ったためです。

Best Rookie AWARD終了当初は、10期下期のCINC AWARDで新人賞を狙えるよう「インパクトのある業務に携わりたい」と考えていた時期もありましたが、部署の状況を鑑みて「自分自身が本当にやるべき役割」に専念しました。

「目立つ仕事」≒「インパクトのある業務」≒「会社を成長させる仕事」であり、それに対して「自分自身が本当にやるべき役割」として担ったKeywordmapの保守の業務は、「会社の生命維持を担う仕事」だと思っています。

保守はKeywordmapがプロダクトとしての価値をお客さまに提供し続けるうえで欠かせない役割で、保守がいなければ最悪の場合Keywordmapが止まってしまうこともあり得ます。目立たないかもしれませんが、Keywordmapは悪いほうに変化しないようにするための重要な仕事です。

新人賞を意識せず、自身の役割=保守に専念し続けたことがかえって良かったのかもしれません。

――これまで通りのスタンスを維持したとのことですが、入社以降どのようなスタンスで仕事に取り組んできましたか。

働くうえでは、大きく2つのことを大切にしています。

一つは、変化に柔軟に対応することです。日々変わり続けるビジネス環境において、何事にもチャレンジし、新しく、良いほうへ進みたいと考えているので、変化に対して柔軟に臨む姿勢を入社以来大切にしてきました。

もう一つは、こだわりを持つことです。先輩または上司とのやり取りにおいて、自身の経験や知識を基に、自分が正しいと思う内容をきちんと主張し続けることに信念を持っています。「かたくなに意見を曲げない」というわけではありません。重視しているのは「自身の考えを臆せず述べ、内容に責任を持つこと」です。これは開発部以外の人と接するときも同様で、その場合は「エンジニアとして譲ってはいけない部分」を大切にしながらコミュニケーションをとっています。

――般的には「エンジニア3年目で習得しているプログラミング言語が2~3言語」とされているのに対し、Masaki.Aさんは9言語習得しているとのこと。どのように習得したのですか。

9言語中6言語は大学の授業で学びました。残り3言語のうち、1つは趣味で、2つは業務上必要で習得した言語です。個人的に、プログラミング言語は「どの言語にも共通する、コンピューターに指示を出すための基礎」と言語ごとの「思想」を理解すると、使えるようになると考えています。大学では「どの言語にも共通する、コンピューターに指示を出すための基礎」を学問的に学べたので、これが私のエンジニアとしての土台になっています。基礎ができていれば、「思想」の理解にはあまり時間はかかりません。また、初めて学んだときに比べ、何言語か習得した後のほうが理解するのに時間がかからないので、業務で2言語習得が必要になったときも、苦ではありませんでした。

新人賞獲得の近道は「重要な仕事」をやり切ること

――受賞時のプレゼンでは、「積極的に人との接点を持てる」とコミュニケーションの面も評価されていました。人とのコミュニケーションはもともと得意ですか。

今でも苦手で、初対面の方には人見知りします。ただ、「積極的に人との接点を持てる」のはその通りで、コミュニケーションに苦手意識があるからこそ、関わる人とは自分から積極的に接点を設けるよう心掛けています。時間はかかりますが、接する回数を増やしてスムーズにコミュニケーションをとれるようにしています。

――業務上のコミュニケーションにおいて、Masaki.Aさんが大切にしていることや意識していることがあれば教えてください。

テキストコミュニケーションが中心なので、相手に最適な情報量を見せることを意識しています。テキストで見せる情報量が多いと相手に負荷がかかるので、必ず伝えたい情報だけを簡潔に、付属情報は別途ドキュメントにまとめてリンクを貼るなど、工夫しています。まだ拙いと感じているので、今後も改善したいです。

――受賞時にコメントをもらっていたコーチのYuki.Kさんと、メンターのAtsushi.Oさんにはどのようなことを教わりましたか。

コーチのYuki.Kさんは、仕事だけでなくチャットへの返信も非常に速い方で、開発部内でも頼りにされている存在の一人です。8カ月ほどの指導で開発に必要な知識や考え方などを細かく教えていただき、Yuki.Kさんには遠く及ばないものの、「あらゆることに素早く対応できるエンジニア」に少し近づくことができたと思います。

Yuki.Kさん

リモート勤務が多い開発部の方々に代わり、社会人として欠かせないビジネスマナーを教えてくれたのが、メンターのAtsushi.Oさんです。Best Rookie AWARDの決勝前にはスライド資料やプレゼンの仕方について数多くのフィードバックを頂きました。

Atsushi.Oさん

――Masaki.Aさんと同じように新卒で新人賞を目指す人に向けて、メッセージやアドバイスをお願いします。

「目立つ仕事」かどうかは関係なく、「重要な仕事」をしっかりとやり切ることが新人賞獲得への近道だと思います。私もインパクトのある成果を上げたわけではありませんが、取り組んできた仕事内容を評価いただき、受賞に至りました。まずは自身に求められている役割をやり切ったうえで、さらに+αを目指すのが良いのではないでしょうか。頑張ってください!

――最後に、Masaki.Aさんの今後の目標を教えてください。

CINC入社当初から、新規開発に携わりたいと考えていました。今も軸はブレておらず、「自分が主体となり、世の中に自慢できるプロダクトを作ること」を目指しています。その目標を達成できるよう、今後も成長し続けていきたいです。

――ありがとうございました!

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