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トップマーケターたちが集う!5周年を迎えたMarketing Native立ち上げからの軌跡とこれから|CINCの出来事

こんにちは、CINC TIMES編集部です。

CINCは「Marketing Native」(マーケティング・ネイティブ)というWebメディアを2018年2月から運営しています。

テーマは文字通り、マーケティング。現在はマーケティング責任者のインタビューやマーケティングの成果事例、マーケターのキャリアを中心にコンテンツを作成・発信しています。

インタビュー記事の出演者はCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)に代表されるマーケティング責任者をはじめ、マーケティングへの投資に積極的なCEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)らいずれもハイレイヤー揃いで、読者層も同様に役職者、もしくは向上心、上昇志向の強い若手ビジネスパーソンが中心です。「Marketing Native=ハイレイヤーのマーケティング責任者が出演しているメディア」という認知が広がっていて、出演者の中には「Marketing Nativeに出られてうれしいです」と言ってくださる方もいます。

ローンチから紆余曲折を経ながら5年半以上が経過しました。そこで今回は編集長の佐藤綾美さんにMarketing Nativeの歴史を振り返っていただくとともに、今後の展望について話を聞きました。

――Marketing Nativeはいつ、どんなきっかけでスタートしたのですか。

CINCに蓄積されたデジタルマーケティングの知見を活かして専門情報を発信することで、業界スタンダードなメディアを作ろうという経営陣の考えを受け、プロジェクトがスタートしました。2017年からペルソナやメディアコンセプトの策定を始め、2018年2月6日にローンチ。当初は検索エンジンからの集客を意識したコンテンツをインターンシップの大学生に書いてもらい、編集部で校正校閲してから記事を公開していました。

メディア名の「Marketing Native」は、インターネットやスマートフォンが普及した環境で育った世代を指す「デジタルネイティブ」「スマートフォンネイティブ」などの言葉から着想を得た造語です。コンテンツを通じてMarketing Native=「マーケティングファーストで思考し、行動できる人」の創出に役立つことをメディアの使命と考えています。

順調にPV数が伸びていたのですが、私としては早く取材記事を手掛けたいと考えていました。理由は2つあります。1つは、編集部員が新聞記者や雑誌編集者の経験が長く、私も雑誌編集出身なので、取材記事の作成のほうが得意であり、その強みを武器にすれば競合のWebメディアと差別化できると確信していたからです。

もう1つは、取材記事ではないものの、インターン生が自分の日常体験を基に書いた「女子大生はInstagramをこう使う!『私のインスタ活用術』」という2018年6月の記事が好評で、「検索エンジンからの集客を意識した記事以外でも読んでいただける」という手応えを得られたことも大きな理由でした。当時はまだInstagramを検索などに活用するのはそれほど一般的ではなかったので、私自身も「さすが女子大生の情報感度は進んでいる」と感じて勉強になりました。それに、記事内容が読者のためになるだけでなく、インターン生も私も作成するのが楽しかったのを覚えています。

ローンチ当初のトップページ

――Marketing Nativeといえば、マーケターのインタビューメディアという一定の認知がありますが、まずはそういう始まりだったのですね。実際の取材記事は最初からインタビューだったのですか。

はい、最初はベルトラさまという世界中のツアー・アクティビティを予約できるサイトを運営する会社で、当時Webマーケティングの責任者を務めていた方を取材しました。まだ実績のなかった我々の取材を快く受けてくださり、大変感謝しています。

その後、2018年11月にカタログ通販大手のディノス・セシールでCECO(チーフ・Eコマース・オフィサー)を務める石川森生さんのインタビュー記事がよく読まれたのを機に、取材記事路線が本格的に始まりました。

途中、インターン生の体当たり企画「eBASEBALL開幕!本当に面白いのか、とりあえず観戦してみた」(2018年11月)、「乗車料金タダ!『どん兵衛タクシー』の広告効果を検証してみました」(2019年1月)などを挟みつつ、現ファミリーマートCMOの足立光さんをインタビューした記事「元マクドナルドCMO足立光が教える『CMOになるために大切なこと』(2019年1月)を公開したところ、我々も驚くような大反響を得ることができました。Marketing NativeがCMOのインタビュー路線に舵を切ることになったのは、足立光さんのインタビュー記事の成功がきっかけです。この頃から、新着記事の集客はSNS、特にXが中心となっています。

それから現在に至るまで、スターバックス コーヒー ジャパン、NEC、楽天、カルビー、LINE、ネスレ日本、PayPay、アサヒ飲料、リクルート、横河電機、日本ケンタッキー・フライド・チキン、亀田製菓、レノボ・ジャパン、Facebook Japan、アクサ損害保険、ニューバランス ジャパン、アンカー・ジャパン、SmartHR(順不同)など有名企業のマーケティング責任者の方々に多数ご出演いただいています。

2020年5月にサイトのデザインをリニューアル

――錚々たる企業が並んでいますね。

大手企業だけを取り上げているわけではありません。ベイジ代表・枌谷力さん、アナグラム代表・阿部圭司さん、トライバルメディアハウス代表・池田紀行さん、才流代表・栗原康太さんら、大手と比較して会社の規模は大きくなくても、マーケターに強く支持されている方々の記事は大変多くの方に読んでいただくことができました。

さらに、「ヒットの裏側」という観点で、テレビ番組やYouTube、書籍などの出演者、作り手にもお話を伺いました。例えば、YouTubeのチャンネル登録者数が200万人(2023年10月現在)を誇るチョコレートプラネットの長田庄平さんや、『ラヴィット!』『ポツンと一軒家』などの人気テレビ番組の放送作家・中野俊成さん、『水曜日のダウンタウン』の総合演出・藤井健太郎さんの記事は、マーケターの枠を超えて多くの読者に読まれ、SNSでもたくさんの反響を頂きました。

――Marketing Nativeといえば、マスコットキャラクターの「バズにゃん」が可愛いですね。

ありがとうございます。「バズにゃん」は会社から「読者に親しみを持ってもらえるようなキャラクターを作ってみては?」と提案され、私がMarketing Nativeのロゴを参考に作成しました。よく見ていただくと、ロゴの「M」が耳になっているのに気づくと思います。「バズにゃん」のLINEスタンプもありますので、興味のある方はぜひご購入ください(笑)

――これからどんなメディアを目指していきますか。

まず、直近で10月19日(木)に「Marketing Native Fes」(マーケティング・ネイティブ・フェス)と銘打ったオンラインイベントを開催します。出演は足立光さん、髙口裕之さん(はなまるうどんCMO)、猿渡歩さん(アンカー・ジャパン代表取締役CEO)、石川森生さん、河野貴伸さん(フラクタ代表取締役)、みる兄さん(事業会社に勤務する匿名マーケター)らマーケターならぜひお話を聞いてみたい豪華メンバーです。

実はMarketing Nativeでは、2019年7月にも「CMO Path」という大掛かりなイベントをオフラインで、コロナ禍の2020年11月からは「Marketing Native LIVE」と題したオンラインイベントを計7回開催しています(記事の内容、出演者の所属、肩書きなどはいずれも当時)。

今回の「Marketing Native Fes」はイベント名を「フェス」と付けているように、これまで以上に華やかで、視聴していて楽しく、かつ学びの多い企画にする予定です。

――それは楽しみですね。イベントはこれからも継続して開催していくのですか。

はい、こうしたイベントを年に数回開催するだけでなく、内容をMarketing Nativeで記事化することで、経営者やトップマーケターの知見、思考方法をリアルの肉声とテキストの両方で手厚く読者にお届けしていきたいと考えています。

――ほかに計画中のことはありますか。

今年3月から会員機能を追加しました。読者の皆さまにMarketing Nativeの会員になっていただくことで、より密な関係性を築くとともに、現在お送りしているメルマガとは異なる、会員向けの特別コンテンツをご用意するなどして、さらに有益なメディアにしていければと思います。

多くのメディアが今、SNSなどのプラットフォームに依存しない形での読者の獲得とつなぎ止め施策を強化しようとしています。その施策の1つが会員機能の実装で、Marketing Nativeも急ピッチで施策強化に取り組んでいるところです。

無料なので、ぜひご登録の上、Marketing Nativeの世界観を体感していただけたらうれしく思います。

――中長期の展望はいかがでしょうか。

Marketing Nativeを今後のCINCにとって欠かせない、強力なブランドの1つに育てていきたいと考えています。

そのためにもまず、マーケターはもちろん、マーケティングに興味のあるたくさんのビジネスパーソンに読んでいただけるメディアの第一想起を目指します。中でも「ハイレイヤーが読むマーケティング・メディア」という想起を拡大していきたいです。

さらに、Marketing Nativeのブランド力を活かして、メディアを中核にしたさまざまなビジネスの展開を検討中です。

機は熟しました。これから攻めの展開に打って出るMarketing Nativeにぜひご期待ください。

(肩書、事実関係などはいずれも当時のもの)

――ありがとうございました!

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