Digital signal
デジタル信号の特徴
アナログビデオ信号はRGB信号の明るさを電圧の強弱で伝送して表示させます。
デジタルビデオ信号はRGB信号の明るさをデータで伝送して表示させます。
アナログ信号は電圧で伝送している為、ノイズや減衰が伝送路に乗ってしまうとモニターに表示される映像も乱れますが、デジタル信号の場合はデータで伝送しているのでノイズや減衰によってゼロかイチかの判別が出来なくなれば映像は映りませんし、判別が出来ていればこれらによって映像自体にノイズが乗ることもありません。
デジタル信号におけるキーワード
HDCP
High-bandwidth Digital Content Protection system の略で著作権保護信号のことです。この信号が含まれている映像に関しては、HDCP対応の機器でないと表示・再生が出来ません。
EDID
Extended Display Identification Data の略で送信機と表示器の間で行う確認信号のことです。例えば、パソコンとモニターを接続すると自動的に全画面表示になるというような動作は、この信号により行われています。
デジタルケーブル
1.SDIケーブル
Serial Digital Interface の略で、非圧縮デジタル映像とデジタル音声をBNCコネクタと同軸ケーブル1本で伝送することが出来ます。現状SDIにはSD-SDI、HD-SDI、3G-SDIがあります。
2.DVIケーブル
Digital Visual Interface の略で、無圧縮デジタル映像の伝送が可能。デジタル/アナログ対応のDVI-I、デジタル専用のDVI-Dがあり、またシングルリンクとデュアルリンクが存在します。デュアルとは簡単に言うと、シングルが2本セットになったものです。
3.DisplayPortケーブル
DVIケーブルの後続として標準化団体であるVESAが定めているデジタル方式のディスプレイ端子です。1本のケーブルで映像・音声・制御信号を送ることが出来ます。DisplayPortよりも小さいコネクタのMini DisplayPortというのもあります。
4.HDMIケーブル
High Definition Multimedia Interface の略で、非圧縮のデジタル映像と音声、制御信号を1本のケーブルで伝送可能。現在では3Dの信号に対応したHDMIケーブルもあります。
光伝送の特性
光ケーブルは、映像、音声、インターネットなど様々な信号の伝送が可能です。映像の分野では業務用ハイビジョンカメラ本体からスイッチャーまでの伝送など中継業務で使用されており、電気的ノイズも乗らないことから重宝されています。
●メリット
1.電気的な影響を受けない 2.高解像度の安定した伝送が可能
●デメリット
1.端子が少し汚れるだけで伝送に影響が出る可能性がある 2.強度が弱いので線が切れやすい
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