ギャルになる -パラパラ-

子供の頃、宮城県のローカルデパートであり、憩いの場である多賀城のジャスコ(通称、多賀ジャス)にて、小麦肌で髪は金色、厚底サンダルを履いて、ショートパンツに水色のトップス。買い物カートに子供を乗せているギャルママを見て、なるほど。私も大人に成長したらギャルになるのだと子供ながらに納得した。

いつも自信に満ち溢れてて、超ポジティブで、言いたいことははっきり言えて、すぐに皆と仲良くなれるのが私の憧れのギャル。派手な色のお洋服を着こなして、髪は明るくて、肌はほんのり小麦肌で爪はキラキラ。
実際に大人になってみても自然とはギャルにはならなかったし、日焼けしてシミができることイケイケの人がちょっと怖い。でも、やっぱりギャルになってもみたかった。

昔から、「ギャル」という概念に憧れている。
小学生の頃、当時放送していた藤井直人主演ドラマ「ギャルサー」に憧れ、
仲が良かった3人組で休み時間にパラパラを教室の端っこで口三味線で練習しているだけで、なんでもできるような無敵感、自分は誰よりもかっこいいんだという自己肯定感に満ち溢れていた。カースト的には中の方だったけど、パラパラを踊っている時間だけ憧れのギャルになれたし、なんだか背伸びしてお姉さんになれた気がする。

パラパラはギャル達が複数人で踊るダンス。手や腕を動かす振り付けの組み合わせで、下半身は2ステップと称される左右移動で構成される特徴がある。Wikipediaによると、1980年代後半に日本で発祥したダンスの一種で主にユーロビートなどのダンスミュージックを音楽として、ディスコやクラブといった場所を中心に踊られていたらしい。

久しぶりに動画を真似してパラパラを踊ってみると腕をブンブンに左右に振るのでだいぶ二の腕に効きそうだ。ぷるぷるしている。

ギャル文化は他にもあって、最近またみかけるようになったのがルーズソックス。そういえば、履いているとずるずる落ちてきてしまってかっこ悪いので靴下のりで上部を止めるのだった。ルーズソックスを脱ぐとふくらはぎについたかぴかぴに乾いたのりを手で丁寧に取らなくてはならない。

あとは、デコる。
デコるとは、大きめのラインストーンやキラキラのシールでデコレーションすること。
ネットで調べると死語とのワードが出てきたが、最近スマホケースや好きなアイドルのプロマイドをデコっている人を良くみかけるし、100円均一なんかでもデコる為のシールが手に入りやすい。
日常にあふれている物を、自分だけの特別なキラキラにしたいその欲望をかなえてくれるのがデコる。だと思う。

どちらかというと
ギャルのマインド性に憧れているんだと思う。
たぶん本物のギャルだって私たちと同じように落ち込んだり、悲しくなったり体調崩したりするするんだろうけどなぁ。

今日はこの辺にして、明日はちょっとでもギャルマインドで良い日になりますように!と思って寝ます。

おやす彡なさぃ!



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