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- 通所型の介護サービスを訪問で提供?新たな介護メニュー登場!-

厚生労働省は来年の介護報酬改定で、以前より話の出ていた、『通所の人材を訪問でも活用できる新たな介護サービスの案』をまとめたとのこと。

「訪問介護の現場では、昨年度の有効求人倍率が15.53倍と、施設で働く介護職員の3.79倍を大きく上回り、人手不足が深刻になっています」と要因を述べています。この人材不足を解消するために、通所の施設で働く人材を訪問でも活用できるようにするというものです。

形態としては、質を維持するため利用者に定員を設け29人以下の地域密着型とするそうです。さあ、果たしてこの複合サービスに、どこまで参入する法人、事業所があるのか。

根本的に、通所で働きたい人材と訪問で働きたい人材は異なることを今まで多々見てきました。「私はデイは絶対いや!!」と話す訪問介護のスタッフ。また、「自宅に訪問するなんて…」というデイのスタッフも数多くいます。まだ百歩譲って、通所介護の事業所はこの複合サービスにはハードルが高いことも事実です。

参入しやす通所介護事業所でも、結局は訪問要員を雇用する(この場合、有効求人倍率が15.53倍の高い壁が立ちはだかります)、あるいは地域の訪問介護事業所と合併するなどしないと、複合サービスは成り立たちません。

理屈と現実の間にある大きな開きをどうやって埋めるのか、皆様はどのように考えられますか??

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