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眼球にメスを入れて視力を取り戻せ

こんにちは、もといです。

2021年8月に視力矯正手術(ICL)を受けて無事サイボーグ人間になりました。

そのレポートを書きます。

0. 思い立った日

小学校高学年ぐらいから著しく視力が落ちてしまった筆者は、それから20年間近くメガネ/コンタクト生活をしてました。学生の頃からいずれは視力矯正手術を受けたいなぁと何となく思っていて、手術受けるなら早い方がオトクじゃね?という真実に、社会人になって数年が経過した2021年4月ごろに思い至りました。メジャーな視力矯正にはレーシックとICLという二種類の方法があって、2択で迷った時は高価な方を選ぶという筆者の信条の下、ICLを選択しました。正常な方はもっと色々費用対効果とかリスクとか考えると良いと思います。悩んでいる時間こそが一番のコストだと考えている筆者の同族は友達になりましょう。

1. 術前

手術の前には検査を受けます。この検査はICL手術が適合するかどうかを調べるもので、検査は無料でやってくれる眼科が多いみたいです。ただ、検査して問題がないことがわかると、かなりの圧力で手術を受けることを勧められるっぽいので注意が必要かもしれません。眼科もビジネスなんだなぁと当たり前の感想を抱きました。筆者は最初から手術を受けるつもりで検査に行ったので不快には感じなかったです。計2時間くらいの検査と計2時間くらいの待ち時間の後、問題なしと判断されたので、そのまま最速で受けられる手術日程を選びました。といっても、手術の予定はメキメキに埋まってるらしく、3ヶ月ほど先の日程となりました。

そこから日にちは飛んで術前3日前から目薬点眼が始まります。目薬は3日前と2日前は1日5回、前日は1日8回みたいなペースだったと思います。そんな必要か?と全人類が疑問に思うでしょうが、こんなのは術後の目薬天国に比べると序の口です。術前の目薬は2種類で、うち一つは冷蔵保存しないといけないので、リモートワークの筆者は医者の指示通りに点眼できましたが、普通に仕事なり学校なりある人はどうするんでしょうね。

術前には追加の検査もあって、2週間前と前日に一回ずつ通院しました。やってる検査は(おそらく)毎回同じで、万全を期すために何度も検査するんだと思います。

2. 手術

手術は思ったより大変でした。というのも、筆者はICL手術を虫歯の治療くらいのもんだと思っていて、患者の負担なんぞその場のちょっとした不快感くらいやろと高を括っていたのですが、それでは覚悟が足りませんでした。手術直前に執刀医から「じゃ、頑張りましょうね!」みたいな激励があって、この時は「いやお前が頑張るんやで😦」くらいのツッコミを心の中でキメていましたが、術中には「そういうことね〜」と納得していました。

手術直前にも院内で数回の目薬タイムがありました。麻酔の目薬と、散瞳の目薬だったと思います。このときは目薬なんかで麻酔できんの?と疑問に思ってたんですが、いまだに疑問です。もっと強い麻酔しろやボケ!

手術台に仰向けで乗せられると、執刀医から患部(眼球)だけが見えるようにシートをかけられます。医療ドラマとかで見るマジモンの手術やん、とテンションが上がる余裕がこの時はありました。そこからまず右眼のまぶたを固定していきます。自分からは見えないので正確にはわからないのですが、おそらくダクトテープ様のしっかりしたテープでガチガチに固定されます。これで施術が終わるまで目が閉じなくなります。そこからはジャバジャバと大量の液体を眼球に断続的に流されてながらの施術になります。さらに患部を照らすための強い光を目に直接浴びせられるので最大級に眩しく、太陽を見つめている感じに近いです(まぶたは固定されていて閉じない)。この辺から不快感を覚え始め、己の覚悟の足りなさに気がついていきます。眩しすぎて何も見えないので、執刀医が何してるのかは全くわからないのですが、目を触られ続けることによる強い不快感がありました。今になって冷静に思い返すと、痛みではなく強い不快感だったと思われますが、術中は痛みを感じてました。強い不快感は状況によっては痛みに感じられるんだなぁとしみじみ思っています。ちゃんとこの辺が覚悟できていれば痛みなく手術を終えられるのでは無いかと思っています。右眼が終わった後、当然左眼に取り掛かるんですが、筆者は「もう左眼いいです、やめます😭」の一言が喉元まで出かかっていました。

この手術では、強い光を照射される + 眼球を触られる ことによる非常に強い不快感に10-15分/眼くらい耐える必要があります。が、手術から半年以上が経過した今になって考えてみると、あれは楽しい時間だったようにも感じています。筆者は注射大好き、採血大好き、おねショタ逆レイプ大好きの超ド級マゾヒストなので、両手両足を手術台に拘束してコトをおっぱじめてくれたらよかったのに、と反実仮想を膨らましています。体に対する拘束がまぶたに貼られた頑丈なテープのみで、筆者の被虐趣味を刺激するに至らなかったことが、今回の敗因かもしれません。ドMはわかりやすくいじめましょう、というのが皆さんの反省、ドMを自称するなら不快を快として脳内処理しよう、というのが筆者の反省です。

視力以上にもっと大切なものを手に入れた、良い手術でしたね。

3. 術後

手術直後は目が開かなくて焦ります。両方の眼球に最大級の異物感があって、大星型12面体が眼の中に入ったのかと思ってました。


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大星型12面体。目に入れたら痛そうな多面体ランキング第一位です

術後は2時間程度院内の椅子で安静にしているんですが、目は開かない、涙は止まらないで、ひょっとすると今が人生で一番おもろくない瞬間かもしれん... と不安になっていました。泣いてる人間って普通あんまおもろくないですよね。

1時間くらいすると涙も止まって、徐々に目が開くようになりました。なんか赤子時代を追体験しているようでいいですね。目が開くようになると後はこれまでのような特殊体験はのこっていなくて、目薬を死ぬほど差し続けないといけなかったり、術後1週間洗髪できなかったり、しばらく寝るときに目を保護する器具をつけないといけなかったり.....etc といった些末な面倒ごとが発生するぐらいです。

4. まとめ 改め補遺

こんなクソみたいな記事をまとめる必要が果たしてあるのか?という気持ちになったので、とくにまとめません。

そういえばお金のことを全く書いていませんでした。筆者はこの手術で計65万円ほど使いました。そのうち6万円くらいが医療費控除で戻ってきた感じです。還付には確定申告必須です。

高い買い物ではあったけれども、快適な裸眼生活を手に入れて十二分に価値のある出費だったと思っています。コンタクト・メガネ料金だって長期スパンでみれば結構高くつくものですしね。

3万円のICL手術割引券もらったんで、欲しい人いたらプレゼントします。受け取った方は、浮いた3万円でグリザイアの果実、グリザイアの迷宮、グリザイアの楽園 の三部作を購入してください。

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