2024.2.11〜17

2月11日(日)

 1日寝込む。昼過ぎにはすこし回復し、本屋大賞のための読書。

2月12日(月)

 だいぶよくなったので朝から掃除をしたり、オーツオレを淹れて読書に勤しむ。

 本屋大賞二次投票のため、田崎礼『レーエンデ国物語』(講談社)を読んだ。ファンタジーを読んだのは小学生以来かもしれない。なかなか話に入り込めずに苦労したが後半はあっという間だった。

2月13日(火)

 棚整理、発注のため早出。連休明けなので客注処理が忙しく、先輩も手伝ってくれたが午前中があっという間に終わった。午後から声が思うように出なくなり焦る。そのままレジの時間になってしまったがなんとか乗り切る。早出残業合わせて1時間強。

2月14日(水)

 文庫新刊出しのため早出。入荷は少なかったので午前のうちに終わらせ、午後から会議。メンバーにどんなに偉い人にもはっきりと意見を言うことのできる女性がいて、文学にも詳しくひそかに尊敬していたのだが、その方がわたしのことを褒めてくださるのがうれしい。これは仕事だが、いつかみんなで実際に集まって文学談義に花を咲かせることができたらどんなにいいだろうと思う。いつだってそれに飢えている。

 新刊は少なかった。早出残業合わせて1時間強。

2月15日(木)

 文庫新刊出しのため早出。早番のメンバーを見て嫌な予感はしたが、案の定午前中はひとりで電話対応をする羽目になった。2人続けて取り寄せを伴う交換の相談、合間に客注処理、品出しはまったく手付かずで午前中が終わった。売り場は暇なので納得がいかない。定時後、昨日突然浮かんだフェア案3つを忘れないうちに選書を進める。早出残業合わせて2時間弱。

 東直子『朝、空が見えます』(ナナロク社)、辻村深月『噛みあわない会話と、ある過去について』(講談社文庫)を買う。

2月16日(金)

 10時前に起布団から出て掃除。コーヒーを淹れる。昨日、biopleのウェブストアで買ったOTHERLYのチョコが届いた。コールドブリューコーヒー味。残業時間が短いからか、休日を家でのんびり過ごしているからか、その両方だとは思うがいつもより体が軽い。気分はそうでもない。

 本屋大賞二次投票のため、川上未映子『黄色い家』を読んだ。発売前から読まなければと思っていたが、やはりもっと早く読むべきだった。お金について、罪について、ずっと考えている。

2月17日(土)

 品出しのため早出。土曜だが荷物がある日。人が足りているので、開店後もレジには入らずひたすら品出し。早出残業合わせて1時間。

 学生時代からお世話になっている古着屋のイベントに行く。先月は開催日を見落としてうっかり帰宅してしまったので、みんなと今年はじめて顔を合わせた。今回のフードはモツ煮。はじめてなのでおそるおそる食べたが、臭みもなくおいしかった。ここ数年で食べられるようになったものが増えてうれしい。

 終バスで帰るつもりが懐かしいひとに引き止められ、タクシー代は出すから、という言葉に甘え、日付が変わるまで飲んだ。昔のアルバムを見返し、思い出に浸った。自分のことはあまり話さず、だがずっと笑っていた。楽しいお酒が大好きだ。

 好きなひと、この場合は恋愛感情を抱いた相手という意味だが、そのひとにはついぞ甘える機会もなく人生を終えるのだろう、と最近ふと考えていた。それでもこうして甘やかしてくれる大人が周りにいるのはとても幸せなことだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?