2024.3.31〜4.6

3月31日(日)

 今日は人が足りていた。昨日終わらなかった雑務を進める。20分ほど残業。

 帰宅すると弟も帰ってきていた。今日は父が窯で焼いた母お手製のピザを食べる日。アスパラも父が畑で育てたもの。おいしかった。食後弟と他愛もない話をした。

4月1日(月)

 新年度と直前まで降っていた雨のせいかバスが大幅に遅延する。土日も働いていたし、新入社員が入ってくるわけでもない、何の変わり映えのない月曜日だというのに。

 一日を通してわりと落ち着いていた。開店前に慌てて入れ替えたフェアを早速見てくださったお客さまから、ファンです、これからも続けてくださいね、と言われたとレジのスタッフが教えてくれる。ありがたい。補充、新刊、客注、すべて少なかったので1時間ほど残業して帰宅。今週は客注をひとりでこなさなければならない。

 飴屋法水『たんぱく質』(palmbooks)サイン本、佐久間文子編『佐多稲子傑作短篇集 キャラメル工場から』(ちくま文庫)を買う。

4月2日(火)

 10時前に家を出る。東白楽までの道のりももう慣れたものだ。咲き始めた桜やその他の花を車窓からぼんやりと眺める。

 Uraでスプリングブレンドとチーズケーキをいただきながら読書。コーヒー豆、オートミールクッキーを買い、ポイントカードが1枚貯まっていたのでカフェラテを頼み、タンブラーに淹れてもらう。その他のお会計も貯まっていたポイントをチャージした交通系電子マネーで払ったので、ものすごく得をした気分になった。

 帰宅して遅い昼食、成城石井で買ったシンガポール風海南チキンライス。とてもおいしかった。

 洗濯物を取り込み、掃除をして読書。最近はまた仕事のためのそれが増えてしまい、好きなものが思うように読めず歯痒い。

 芥川龍之介『戯作三昧・一塊の土』(新潮文庫)を読んだ。フェアのため再読。ただの読み手であるからこそ、書き手を敬いたい。芸術を、文化を途絶えさせてはならない。

4月3日(水)

 文庫新刊出しのため早出。ひとりで客注処理。大量の補充品出しに追われる。本社の上司から連絡をいただく。ありがたいが、またひとつ作業が増えてしまった。この仕事量もそろそろ限界だなと思いながらキーボードを打つ。早出残業合わせて3時間弱。

4月4日(木)

 文庫新刊出しのため早出。

 正午前、ぐうちゃんとちいさなともだちが遊びに来てくれる。ちいさなともだちは会った瞬間プレゼントを渡してくれた。もうすぐおたんじょうびおめでとう、と言ってくれた。自分で選んでくれたとのこと。ありがとうね。

 客注処理だけで午前中が終わってしまった。休憩終わりも客注。その後ようやく品出し。自分と休みの人の新刊出し。定時後、本屋大賞の準備など。早出残業合わせて2時間半。

 仕事で褒められるたび、わたしなんて全然すごくないのにという、謙遜ではなく事実と、わたしには本しかないからという矜持や依存が拮抗する。みんながパートナーや子や家族に注いできた愛情を、わたしは長いあいだ本に注ぐしかなかったのだ。

4月5日(金)

 文庫新刊出しのため早出。今日も客注をひとりでこなす。定時後にトラブルがあり、遅番スタッフが接客中だったので残っていたわたしと先輩が対応せねばならず、何度も注意しているにもかかわらず同じミスを繰り返す夜のバイトに憤慨する。改めて指導が必要なのでみんなで話し合う。早出残業合わせて3時間強。3日間レジの時間をほぼ免除してもらったが、それでもこの残業量。

 早川茉莉編『片山廣子随筆集 さもしい日の記念』(ちくま文庫)、斎藤美奈子『挑発する少女小説』(河出文庫)を買う。

4月6日(土)

 3連休初日。

 昨夜ダーマトリーのパックを使い、いままで使ったもののなかでもっとも顔の形に合うことにまず感動した。額がやや狭いせいか、平面的な顔なのに鼻だけ高い(大きい)せいか、形に満足できることが少なかった。荒れる時期だが肌艶がいい。特別に朝パックもした。ジェナベールのグルタチオンパック。圧倒的なくすみ抜け。

 フヅクエで開店時間からがっつり本を読むことから連休を始めようと思い、予約もして楽しみにしていたのだが、支度をしていたら電車が止まってしまった。諦めて家を出る時間を遅らせ、行き先を変更し三軒茶屋へ。

Twililightで『夏葉社日記』を買い、北沢通りを歩いて下北沢へ。

 予約をし直そうとしたら満席だったので初台のフヅクエを予約し、向かう。ぼんやりしていて降りる駅を二度も間違え呆然とする。なんとかたどり着き3時間弱読書。オムレツのサンドイッチ、フヅクエ時間ブレンド、ベイクドチーズケーキ。

 5時過ぎに渋谷へ移動。Yさんと息子さんのTくんと合流。富士屋本店へ。誕生日前日を祝ってもらった。どの料理もお酒もおいしかった。Tくんには何度か会っていてごはんも行っているが、今回でぐっと距離が縮まった。プレゼントをたくさんもらったし、お持ち帰りされそうで笑った。ちなみに彼は9歳。別れるときは寂しそうな顔をしてくれた。こどもに好かれるのはほんとうに嬉しい。

 食べているあいだにファンタジスタチャンネルのグッズがヴィレヴァンで発売するとのお知らせがあり、喜んでみんなで店舗に向かうも、取り扱いなし。渋谷でないの…?と調べ直すとオンライン限定だった。酔っ払っているとこういうことになる。帰りの電車で予約注文。発送は5月下旬以降とのこと。楽しみだ。

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