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サイダーなりの「就活」

4回生になったら授業がなくなりどこか旅行へ行ったり、趣味の時間ができたりすると聞いていたんですがそれは嘘です。講義は毎日あり、日々卒論に追われ、就活もしなければならない。大変充実している日々を送っています。まあ単位が足りていないのは僕が悪いんですが…

でも実は今の生活は対面授業だけになり、一番大学生を満喫している時間だったりもします。こんなことを言うとゼミの先生に怒られますが前向きに捉えたら今の時期に講義を受けれてよかったな、とすら思います。まあ人それぞれということで…

さてこんなnoteを書いているということは無事内定をいただくことができ、就活を終えることができました!!

もういよいよ就活も終わり、バイトもやめたんで言い訳のしようがないんですけどね

どんな会社か

株式会社ヴィリング(https://www.viling.co.jp/)という会社で東京に本社があります。事業内容としてはSTEM教育と探求教育を主軸に置いてアフタースクール事業などを行なっている企業です。「なんだよSTEM教育って」って思われると思うので後述します。

すごく簡単に言うと先進的な教育を塾のような形で行なっている企業になります。

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これからはどのような道筋で就活を行なって内定までこぎ着けたか書いていこうと思います。

3回生の前期では…

大阪とかの合同説明会に何回か参加してとりあえずインターンのエントリーしてみよって感じでボタンを押すとメールの通知が無限に来るという事象は大学生が誰しも通る道だとは思いますが僕も例外ではなく既に就活の洗礼を受けていました。

やりたいことが明確にあるわけでもなく、大学ですごく専門的なことを学んでいたわけでもない。ただなんとなく知っている企業にエントリーしていき焦る気持ちだけがある。そんな感じでした。

基本就活生は3回生の夏にインターンに参加するみたいな風潮がありますが結局僕は1dayのインターンに1回参加しただけでいいやって思ってしまいました。

なんもやっていないという焦りだけが残り時間は過ぎていくもので就職活動はほとんどせずに夏休みが終わってしまいます。

さすがにこれではまずいと思い、もう一回自分を見つめ直します。

3回生の後期 起業を考える

色々考えたんですがやっぱりふく子屋の活動が楽しくてそれを仕事にできたら幸せなんだろうなと思ったわけです。

そこで野望ができました。起業してふく子屋をうまくビジネスとして回していきたいという野望です。

サッカー、野球や塾、水泳など習いごとの種類はたくさんあるわけですが、いわゆる総合的な学習の習い事バージョンは聞いたことないなと思い、地域学習や探求活動、プロジェクト活動などを主にやっていきたいなと考えました。

思い立ったら吉日ということで先に似たようなことをしている教室はないかと調べ始めました。

調べていくと京都市に3ヶ所ぐらいありうち2ヶ所に見学にいくことにしました。探求堂とTeraschoolです。

11月ぐらいに探求堂に見学しにいきました。

京都市の出町柳を拠点に活動する教室で街全体を学ぶフィールドと見立てて子供たちの知的好奇心が育まれるような学び方をしています。

見学に行った時は年長さんのプレリカコース、小学1.2年のたくらみコース①小学3.4年のたくらみコース②という感じでした。

プレリカコースでは「今日のテーマは葉っぱです」と言って京都御所に行き、自分のお気に入りの葉っぱを探して発表するという内容でした。子供だけでなく親御さんも一緒に楽しめるような内容で自発的に葉っぱのことを調べたりする子がいたりと、こういうやつがしたいんだよなと思えるような内容でした。

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上の学年になると『シン自由研究』ということで自分の興味のある分野についてひたすら探求するということをしていました。ある4年生の女の子は「古民家に興味がある」といってダンボールで模型を作ったりしていました。

本格的な探求学習を実行しておりまさにこんなことがしたいなと思えた1日になりました。

12月ごろにはTera schoolに見学をしに行きました。

「全員が学習者」のコンセプトのもと『すべての参加者が自己実現に近づいていけるコミュニティをつくる』というミッションを掲げるNPO法人です。ちなみにふく子屋の名前を出す時はドキドキしました。

具体的には毎日開催の学び合いコース、自然のフィールドで「好き」を見つける探求コース、プログラミングコースなどがあります。

時間の関係上あまり長くはいられなかったのですが探求コースにお邪魔させていただきました。

鴨川に繰り出して虫網で小魚を捕まえ「生き物図鑑」に登録していくというのが大まかな流れで授業は進んでいきました。

子供の興味のままに時間は過ぎていき、終わったらなんの生物なのかというのをネットや図鑑で調べみたいな感じでしっかり興味を知識として落とし込めているなという感想を持ちました


とまあこんな感じで2つの教室を見学して福知山でも探求学習をやりたいということを相談したのですが、共通してまだ難しいのではないかと言われました。僕もそう思いました

理由は主に2つ

1つ目は福知山という規模のまちで探求学習に興味のある親や子供を見つけるのが難しい

2つ目は大学を卒業したばかりの僕では信頼、知識、技術など何もかもが足りないということです。

1つ目としては京都市内でも人を集めるのが難しいので福知山はもっと難しいだろっていうロジックです。

一般的に新しいものを積極的に取り入れようとする人いわゆるアーリーアダプターは都会に集中すると言われています。文部科学省も「PBL」という探求学習の方法を推奨しておりこれからどんどん取り入れられるんじゃないかなと思うのですが、まだ一般的ではありません。競合他社として塾や水泳、ピアノ、サッカーなどの強敵もいます。

このような理由から難しいと言われましたし僕もそう思いました。

2つ目はそのままなんですが、単純に親目線で自分よりずっと年下のなんのキャリアもない人に高いお金を払って通わせたいか??と自分で思いました。

信頼が圧倒的にないのもそうですし、探求学習はカリキュラムの確立していない分野で授業を作れるのかというのもそうですし端的に僕の人としての能力が足りてないと判断しました。

よく起業する時は勢いだ!とか聞きますが僕が福知山で探求学習をして成功できる気がしなかったので断念しました。

1月ごろ 焦る

年も明けてしまいました。

インターンしていない、自己分析していない、目当ての企業もないの3拍子でただやりたいことはあるといった状態でした。

探求学習に携わりたいという気持ちはあり、そのようなことをやっている企業に行こうかなと思っていました。しかしリクナビやマイナビに載っている教育系の企業はほとんどが塾や出版でこれじゃないんだよなっていう感じでした。

そこで「探求学習 習い事」で検索して逆引きで企業を見つけることにしました。まとめサイトみたいなところを見つけて1つ1つ企業名を検索していきました。

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そこで唯一、採用ページが見つかったのが株式会社ヴィリングというわけです。もちろん選択肢を増やしたかったので採用ページが見つからなかったところも採用していないですか??と迷惑なメールを送りつけたりはしました。でもやっぱりヴィリング以外には見つからなかったのでここにしようと決めました。そこで初めてSTEM教育という単語を知ることになります。

STEM教育とは

STEMとは、「Science(科学)」「Technology(先端技術)」「Engineering(工学技術)」「Mathematics(数学)」それぞれの頭文字をとった言葉で、科学・技術・工学・数学の教育分野を総称しています。

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STEM教育はこの4つの学問の教育に力を注ぎ、IT社会やグローバル社会に適応した国際競争力を持った人材を育てようという21世紀型の教育システムです。

中村 一彰. AI時代に輝く子ども (Japanese Edition) (p.3). Kindle 版. 

というようにヴィリングの社長である中村さんの言葉を引っ張ってきました。

ヴィリングでは学年によってコースは違いますがモノづくりをテーマに授業をするみたいです。


モノづくりを通して考える力やコミュニケーション能力などを育むことにより、将来AIに負けないような人材を育成することができます。

モノづくりとはいってもプログラミングを駆使して、自分なりに表現したり、ブロックを使ってグループで協力して1つのモノを作ったり色々なことができ考えるだけで面白そうだなというのが僕の印象です。

元々探求学習をしたいと思ってた僕が、STEM教育に興味を持ったのは根本は同じだと思ったからです。勉強だけでは能力の頭打ちが来ると確信しているので、一味違教育を民間がして広めることにより、個性に富んだ面白みのある子どもが成長するのではないかと思っています。

5月内定を貰う

そんなこんなで3回の面接を経て内定を頂くことができ、このnoteを書くに至るという感じです。

インターンも行ってないし、エントリーシート出したの1社だけだし超低燃費就活をすることができました。

就活の難しいなって思うところはとにかく正解がないってところだと思います。大手だからいいのか、何十社も受けるのが正解なのか、早く決まるのがいいのか。全てその人次第なんです。

つまり自分をいかに納得させるかみたいなところはあると思います。

僕の場合はふく子屋の経験があったから自分の中でうまく落とし込みができました。3年間ふく子屋のことだけを考えて生活してきたのでやれるだけやりたいよねって。


終わりに

ちまちま書いてたら日数と文字数かとんでもないことになりました。ここまで読んでくれたあなたはよっぽど僕のことが好きなんでしょう。

冗談さておき、読んでくださり本当にありがとうございます。何かひとつでも「ほう」と思えることが有れば幸いです。

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