コラム16「さよならだけが人生ならば。」
**2018年6月2日(土)
八重山日報・沖縄本島版
※※コラム『ちゅうざんの車窓から』※※
NO.16「さよならだけが人生ならば。」**
**「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」。という言葉をご存知でしょうか。昔、唐の詩人・于武陵(うぶりょう)という人物が書いた五言絶句の「勧酒」という唐詩を、日本の作家・井伏鱒二(いぶせますじ)が訳した一節です。寺山修司をはじめ、多くの作家やアーティストたちにも愛されたこの言葉は、もはや元の詩を離れて一人歩きしているほ