見出し画像

日本保守党 大阪初街宣ルポ

日本保守党(公式) Conservative Party of Japan
【初の大阪街宣】
🎉
11/11(土) #日本保守党 が初の大阪街宣を行い
ます。関西の皆様、梅田へお集まりください!

日時:18時〜
場所:梅田駅ヨドバシカメラ東南角
弁士:百田尚樹、河村たかし、有本 香

大阪出身の百田代表、初の故郷街宣。お楽しみ
に。

10:16  2023/10/10  日本保守党(公式)X  にて発信された。



17:40 頃
「何?ライブ?」「山本太郎ちゃうか?」「お父さん、パレードやってるの?」
多くの人が集まっていることに驚く通行人の声を聞きながら、足早にJR大阪駅北口からヨドバシカメラへ向かう。
歩道橋も道も信号前もヨドバシカメラの敷地も、全て人で埋め尽くされ、車道にまで人が溢れていた。

「ヨドバシカメラ前、入り口店舗前、立ち止まらなように。敷地内に入らないように」とアナウンスがあるも、集まっている人も身動きが取れない状態だ。
現場責任者の広沢一郎氏が、マイクでスタッフに交通誘導を指示する。
「立ち止まらないでください」と誘導スタッフが、人をかき分け歩いている女性の腕を何度も触れながら押し誘導したことで、「触らないでください」と怒られ、早速トラブルだ。
街宣右翼車が通ると、支持者からは「邪魔や」「うるさい」「帰れ」と罵声が飛ぶ。
救急車のサイレンが鳴り響く。
「救急車をお呼びになった方はいらっしゃいますか?」とスタッフアナウンス。
救急隊員は、患者が見つけられず困っている。
ヨドバシカメラの警備の方が、マイクを握る「ちょっとマイク貸してください!救急車来ていて、救急呼ばれた方が、柵のところに座っているんですよ。ストレッチャーが入っていかないといけないので、横断歩道から入っていくので、横断歩道から道を開けていただけないでしょうかね」
集まった方は、どこをどうやって道の確保をすればいいか分からず困惑する。
結局、ストレッチャーは入ってこなかった。
そこへ、百田尚樹氏、河村たかし氏、有本香氏が現れるが、再びヨドバシカメラのスタッフが来て、
「人が集まりすぎて危険なのでやめていただけませんでしょうか?大変危険でございます。お願いでございます。中止していただけませんでしょうか?」と、必死で頭を下げる。
「無理や。帰れ!!!」「許可とってるんで。警察に言え!!!」演説を楽しみに集まっていた聴衆からヤジが飛ぶ。
「許可の問題ではございません。大変危険でございます」

混沌とした中、有本香氏がマイクを持ち呼びかける。
「お願いがあります。人が多く、お店の前が塞がってしまっていると。できるだけ、お店の前の通行を妨げないようにお願いします」

17:50 頃
百田尚樹氏、河村たかし氏、有本香氏の3人が登壇
予定より約10分早く演説が始まる。
「皆さん、こんばんは。ようやくですね、大阪に来ることができました」
「私たちはこれから、日本を豊かに強くということで、頑張ってまいります。」
有本氏の演説に大歓声と日の丸が舞う。

17:55 頃
マイクトラブル
「はい、はい、はい、はい。やって参りました〜。日本で1番給料の安い市長、河村たかしだね。これ本当によ〜。」
「嘘に包まれた日本の政治なんでか、ということをやらないかん」
「結局、まぁ今これ日本で税金払う方は、どら苦労しとるけど、税金で食っとる方は極楽だろ。騙されとったらいかんよこれ。財政危機なんて嘘でですね、実は使う人がおらんもんで金は無茶苦茶余っとるんです。銀行にだけど。」
演説中、何度も大拍手が起こる。

救急車のサイレンの音が鳴り響く。
サイレンの音と、マイクの音が入り混じる。
消防車もサイレンを鳴らし走ってくる。
「静かにせんと後で怒られる」とマイクオフ。
話し始めると、複数台もの消防車がサイレンを鳴らしながら走ってくる。物々しい雰囲気。
「子どもを1人も死なせないよにしようと。受験勉強をやめないかん!名古屋でも、だいたい去年で10人亡くなっております。大きい理由は、いじめではありません。成績と進学だわ、これ。本当に…..」
救急車のサイレンが鳴り響く。

18:05 頃
党首〜!党首〜!!!大歓声
「皆さん、こんばんは。」
「私がこの党を立ち上げたのはですね、もちろん議員の稼業化の問題、あるいは税金の問題、いろんな問題がありますが、とにかく今の自民党政権では、もう日本が壊れます」
そうだ〜!!!そうだ〜〜〜!!!
百田尚樹氏の演説に会場が盛り上がる。
「今年の6月、あのLGBT法案のあの可決を見てですね、このままでは、もう、日本は壊れると、日本の本来持ってた、この伝統と文化と、この偉大な素晴らしい国、これがもう壊れてしまうと。このままでは、もう絶対にいかんと」
そうだ〜!そうだ〜!!!大拍手
パトカーと救急車のサイレンが鳴り響く。
「しかしね、大阪、変わりましたよ。本当にね。私は大阪生まれ、大阪育ちですけど、まぁ、本当にね、この10年20年でも変わりましたよ。しかし、変わっても、大阪どんどん地盤沈下していくんですよ。まぁ、長いこと自民党がね大阪、無茶苦茶にした。その後やってきた維新も、また、あんまり大した事ない」
そや!そや!
「気がついたら松井さんがもう引退されて、橋下さんは、なくなって」
会場から笑いと拍手が起こる。
「あの、まだ、生きてるみたいで、すいません。申し訳ない、わたしの中では、なくなったてたんですけどね。はい」
救急車のサイレンが鳴り響く。
「わたしね、実は、あの大阪都構想、最初、賛成しとったんですけど、やっぱり2回目の都構想の直前ね、どうも維新は信用ならんと。維新は親中なんですよ。一回ね、僕、松井さんと喋ったことがありましてね、どこどこ人が多いぞ、と言ったらね、中国人のおかげで大阪は潤ってるんです、とか言うたんですよ。」
パトカーと消防車のサイレンが鳴り響く。
「うるさいなぁとか言うたら、、あきません。あきません、というとるんですよ」
「松井さんが言うたんですよ。百田さん、大阪は中国からのインバウンドで、ものすごい景気がいいんですってね。でもね、皆さん、観光客目当ての経済復興なんて、こんなもん嘘ですよ。だってね、観光客相手に、金落としてくれるから儲かるってね、これね、発展途上国の考え方ですわ。だから、本当に大阪をよくしようと思ったら、大阪は元々ものづくりの文化なんです。東大阪をはじめとしてですね、いろんなものを作ってきて、これが日本を支えてきたんですよ。でもね、維新は、そういう町工場の支援は何かしたんですか?と」
パトカー、救急車、消防車のサイレンが鳴り響く。
「何が起こったんでしょう?これ、わたしが目的ちゃうよね?」
百田氏は、後ろを振り返り道路いっぱいに並んだ緊急車両に驚く。
「あ!大阪府警や!大阪府警も来てます。」
マイクで、聴衆に報告すると、有本氏から嗜められる。
その間も、パトカーのサイレンが鳴りまない。
「ものすごい人です。私もね、こんなたくさん来ると思てませんでした。実はね、私ね、今回の道路許可申請書をね、私が曽根崎署に行って申請書を出したんですよ。党首自らです。ほんでね、実は昨日、また曽根崎署に行って、道路許可証というのをもらいに行ったんですよ。で、ほな帰ろうと思ったらね、大阪府警の曽根崎署の警備課の3人に呼び止められて、“ちょっと待ってください、話があります“と。“話って何ですか?“と聞きました。ほんだらね、“当日はものすごい数の人が来ると思います“と“そら結構なことです“と私言いました。ほんだらね、“いやいや、あっこの道路は狭くてですね、ヨドバシカメラにも迷惑かかったら困るし、すごい人になって車道にでも出たら事故は起こります。当日の警備のやり方は、どうなってますか?“と聞かれました。私、言いましたよ“そんなん、私、知りません“と、ほならね“え?党首がそんな知らないんですか?““私はただのお使いですから。許可証もらいに来ただけで、難しいことは分かりません“てね。“ほな、どうしたらいいんですか?“聞かれたんで、“ここに名前載ってる、広沢さんに、この人に電話してください。私も今日は、広沢さんに言われて来ただけです“ほんならね、呆れてました。で、私、聞きましたよ。“でも、例えば人が来るいうても大阪維新の会もよくここでやってるでしょ。そこもすごい人でしょ?“って聞いたら、ほんだら、“いや、そんなに大した人は来ません“」
緊急車両のサイレンが、かき消されるほど、会場は爆笑と拍手に包まれた。
「ありがとうございます。今日は、もうすごいたくさん人でね。」

18:15 頃
有本香氏にマイクを代わり、演説をはじめた時、会場責任者の広沢氏が現れ曽根崎署から危険な状態なので、演説を中止してくださいと要請があったと報告。
後5分で演説を終えますと百田氏が聴衆に伝えると、会場から大ブーイングが起こった。
聴衆の熱狂ぶりは、最後まで凄かった。日の丸が舞い、大歓声と拍手で演説が終わった。

※街頭演説は、百田氏のYouTubeで演説が観れます。

18時スタートを予定していた日本保守党の大阪での初街宣は、約10分前に始まり、18時20分前頃には終わっていた。

演説場所は、警察も党関係スタッフも整備不可能だった。
一般の方が通れるスペースの確保はできておらず、ベビーカーを押した男性の方が「邪魔だ。どけ」と怒鳴り、自転車の人は通れず、横断歩道を渡って来た人が「どけーー!」と怒鳴りながら歩いていく。点字ブロックは踏まれ、車道にも人が溢れ、さらには人が人を呼び、どんどん人が増えていった。
演説中は、救急車・消防車・パトカーのサイレンが鳴り響き続け、消防隊員は、「怪我された方はどこですか」と困った表情で探していた。
一方、支持者は「これ通報されてるんや」「嫌がらせや」「維新がいういたんや。府と市やろ。そんなん、吉村が行けいうたんや!」と興奮気味。

演説終了後、責任者の広沢一郎氏に取材をした
▶︎道路整備や、警察からの指示を受けている現状だと思うのですが、そのことについてどうお考えですか?
「こんなに人が来るとは、思ってなかった。ちょっと甘かった。やっぱりもっと広い場所でやるべきだった。大阪もいろんな人に話を聞いたんですけど、なかなか広い場所が無くって。参政党さんとかもここでやってたので、なんとかなるかなと思ったんですけど、甘かったですね。向こう(JR大阪駅御堂筋北口)でやればよかったのかな」
▶︎点字ブロックを踏んでいた方が多くいたことについては?
「それは問題。一応、踏まないようにお願いしますと、やったんですけど。これだけ人が多くなると、それができないもので、、、。やっぱり、点字ブロックのないところで演説しなければなぁ、と思いました。広場とか、そういうところでやらなければなぁと思いました」
との回答。

演説終了後も、その熱気は消えなかった。
警察が、「用事が済んだら帰ってください」「移動をお願いします」と、拡声器で何度も呼びかけているのに対して、楽しみに集まっていた支持者は、「このパトカー呼んだの維新やろ。維新の妨害や。」「税金の無駄遣いや」と怒って警察と喧嘩をする方が何人もいた。
警察は、「僕たち、一生懸命やってるってみんな思ってますよ。皆さん、それが分かると思う人は速やかに解散してください」と、再び拡声器で呼びかけた。

警察のやり方を非難し、怒って喧嘩をしていた70代くらいの方に取材をした。
▶︎警察の対応なんですけど、どういうところに怒っているのでしょうか。
「なぜ中止させたのか?と、それはどこからの指示があったのか?と、それを教えてくださいと言っても、彼らは教えなかった。事故が起こるから、自分たちは演説を停止させるのが業務だって。でも、そういうと、みんながこうやって集まっている、その安全を確保するのが警察の本来の業務じゃないかと言っても、彼らは、そんなこと言われても困る我々の業務ですのでと、突っぱねてきたから、それ以上は通じなかった。」
▶︎警察は具体的にどのような行動をとってほしいですか。
「こうして集まったんだから、その周りを、どっかからか危険がないか、それを防止するのが彼らの職務なはずです。」

警察は、このままだとよくないと判断したのか、拡声器での呼びかけをやめ、移動していった。
支持者は楽しみだった気持ちを消化できずに、いたるところで集まり、話合いをしていた。「私は昔、自民党支持だったが、安倍派の権力が弱まって、今のままではダメだと思ったら、日本保守党ができたんだよ。自民党はダメ。」「岸田はダメ」「河野太郎って、中国と日本の二重国籍やからな」「今、信用できる政治家は、高市早苗ぐらいだな」「太陽光パネルのせいで熊の被害が増えてる」「ワクチンなんか打つか」「会社では、誰も分かってくれない」と。思い思いの言葉を伝え合っていた。

安倍晋三元首相の死去後も、安倍派の勢力は弱まることなく渦巻いていたのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?