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堺市長選挙2023

2023年6月4日(日)
堺市長選挙 投開票日
大阪維新の会 永藤ひでき氏と無所属(市民派)野村ともあき氏の一騎打ち。
大阪府民にとっては注目の選挙だ。

ぼくは、この日いくつかの予定があったので開票は、自宅でテレビとネットに張り付く予定だった。
が、気になって仕方がない。走れば20時に間に合う時間に 「堺へ行く!」と決め 慌てて帰宅。準備をして 電車に飛び乗った。

20時少し過ぎて 野村ともあき候補の事務所へ到着。ゼロ打ちで 大阪維新の会の 永藤ひでき候補の当選が発表され、質疑応答が始まったところだった。

野村氏に聞きたかったことある。『自転車のまち堺』を多くの時間 自転車に乗り選挙活動をしていたことに注目していた。大阪第二の都市と言われるだけあり堺市は広い、自転車での選挙活動は大変だ。自転車だからこそ見えたものがあるのではないか?
たくさん集まっていた記者に混ざり質問をさせてもらった。

質問1
「自転車で行動されていて、政策と違ってまたこのようなことをした方がいいという新しい見え方というのがありましたか?」

野村氏「自転車で回ったのは、本当に顔が見える有権者の人たちと距離が近いというのが一番のメリットだったと思います。直接会話もできますし、顔も見えるということで非常に良かったなと思います。
また、自転車で堺市内を回っていると、車だと見えないものが見えるんですね。そういった部分で堺のことがまだまだ私の知らない部分というのもあるし、細かいところでいろんなことが分かったのでそれは良かったと思います。」

「車だと見えないこととは?」

野村氏「道路に穴が開いているとか、白線が切れているとか、柵が傷んでいるとか、車で通り過ぎちゃうところが自転車だと見えるし、街の細かいところがよく見えることですね。」

質問2
「次の市長選挙などに出る予定はありますか?」

野村氏「次の選挙に関しては全く考えていないです。現時点では何も考えていないです。ありがとう。」

『顔の見える市政へ』野村氏のキャッチコピーだ。自転車のスピードで市民と会い顔を見て選挙活動をしてきた野村氏からの最後のひとこと「ありがとう」は嬉しかった。


今のぼくには移動手段が電車しかない。開票日に2つの開票所へは行けない。
4年間の実績を基に「将来にも夢と希望が持てる堺のために、挑戦を続けます!」と訴え   告示日や週末には、維新幹部の吉村洋文大阪府知事に横山英幸大阪市長。府内の地方議員、国会議員ら多数が応援入りし、維新支持者を熱狂させ  再選した永藤ひでき氏への取材はできなかった。   この熱狂振りは、特に吉村府知事がマイクを握った時がすごい。聴衆者から「大好き〜」と叫ぶ声が聞こえるのだ。他にも自分でプリントしていると思われる吉村氏や横山氏の写真がある服を着ていたかたがいたりもする。推し活だ。

選挙中、支持者になぜ維新を永藤候補を支持しているかを取材した。

40代女性
「生活が良くなる可能性があるから。吉村さんの指導力に影響されて応援しています。」

20代学生
「大阪の財政が、かなりガタガタだったところをしっかりと立て直した、実績があるところが一番かなと。それから、大阪維新の会の公約で掲げられている、完全な教育無償化というのは、人口減少社会において極めて重要な政策ではないかと思っています。」

60代男性
「前の自民党市政の時、負の遺産を作って税金を無駄にしていた。維新に変わってだいぶ良くなったよね。」

永藤ひでき氏が初当選した2019年堺市長選挙は、竹山修身 元堺市長が汚職事件の責任を取って辞職。そのための補欠選挙だった。投票率は40.83%。
今回の選挙の投票率は34.12%と前回より6.71ポイント下がっている。大阪第二の都市である堺市民の政治的関心は何故下がっているのか?今回の大阪市長選挙の投票率よりも低い投票率だ。
大阪市48.33%、堺市34.12%と14.21ポイントも違うのだ。
とても注目していた選挙だけに、この数字には驚いた。
堺市民の生活は、34.12%の人の中の更に一部の人に決められてしまったということになる。  

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