#37【劇評・絶賛】中村鶴松「野崎村」お光(猿若祭二月大歌舞伎)(後編)
読んでくださっている方、本当にありがとうございます。
やっと今日「後編」で終わりにたどり着きました。
「歴史の風雪を耐えてきた」という事実が教えてくれることくらたが歌舞伎を楽しめるのは、「歴史の遺産」としてみている部分が大きいと思います。「なぜかしら歴史の風雪を耐えてきた」という事実自体が、現代に生まれた文化からは得られない感慨や気付きを与えてくれます。
例えば「野崎村」は初演が1780年ですから、理由はどうあれ、日本の人々はこの物語を240年も享受し続けているということ