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椎名法子ソロ曲「プライスレス ドーナッCyu♡」の話をする

ということで!めちゃくちゃ今更ですが!担当アイドルの椎名法子ちゃんの待望のソロ曲「プライスレス ドーナッCyu♡」の話をしていきます。怪文書じみていますがご了承を。
ほんとに今更過ぎる。CDが出てから2か月半も経っているのですが。隙間時間で書いてたらめっちゃ月日が経ってしまった、つらい。

曲の話をするだけなので、一回は聞いてもらわないと意味不明な怪文書です。なので聞け!!聞いてください!!リンク置いておくので!

というか忖度なしで収録曲全部いいので、CDごと買って!そっちのほうがいい!

お前誰やねんと思われそうなので自己紹介。法子ちゃん関連の動画をたまに投稿してるただの法子Pです。動画活動的にはニコニコメドレーというジャンルのほうがメインですが… まあ話にはほとんど出ないので覚えてもらわなくても大丈夫です。

4月17日に向けてなんか作るつもりでしたが、メイン(ニコメド)の作業が捗って作る時間が取れませんでした!あほ!!
なので、代わりというにはあれですが、Noteの下書きに埋まってたこの怪文書をちゃんと完成させました。たまにはこういう指向も悪くないなと思いました。

ちなみに、もう一つ法子関連の記事があります。つまりこの記事は前編。向こうではここ半年で供給されたソロ曲以外の法子要素を書いています。2つ合わせて14000文字はあります。まさに自己満足を極めた怪文書ですね。

爆撃時の様子とか

11月24日、それは突然に降りかかった。
そういや今日はしんげきソロ曲3週目かなあ。今月は誰が奇襲してくるかなあ... なんて思って見てみたら...


W h a t ?????????

は??????????????????????
(ここで絶命)

...という当時の心境のリプレイです。マジで予想外にぶっこまれて感情がカオスになってました。

というのも、少し前にダイアテが来たからソロ曲までは来ないでしょと踏んでいたからです。えくすて主題歌とソロ曲が両方来たのは法子が初ですからね。(後に柚と比奈先生も来ましたが)
今思うと、ソロ曲が来る法則的には法子が来るの確定してたわけですが。7周年アイドル7人追加時点でソロ曲未所持&ボイス付きの子から各属性4人ずつなんですよね、しんげきソロ曲は。これに当てはまるCuが4人しかいないので、最初から確定していました。
まあ、法子のソロ曲来るかどうかで心配する間もなく襲撃されたのは良かったのかもしれません。担当ではないですが最推しではある歌鈴ちゃんのほうが、ソロ曲来るの濃厚な状態で数か月待ってた間が心苦しかったので、担当でこれをされたら途中で発狂していたと思います。

全体面の感想

音楽的な面の感想から。キーはF#maj、BPMが205です。BPMがかなり速くて意外でしたね。ダイアテですら200で早かったのに、それを上回ってきた。この詰め込む感じも法子っぽいといえばそんな感じはします。ニコメドだとこのあたりのBPM帯の曲は活用しづらいので、その点は唯一の欠点かもしれません。

フルサイズが3分半って結構短めだなあ、とも思いました。ただ、歌詞の量の圧は結構あったりします。歌詞カードを見ると、2ページに渡ってそこそこの文字で埋まっていますね。ちなみに、同じCDに収録されている「思い出じゃない今日を」と「初夢をあなたと」が1ページに収まっています。やっぱり文字量多いわこれ。

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これは前述の高BPMで詰め込まれているほかに、横文字が多用されている影響もあります。横文字の多さは都丸ちよさんも言及してましたね。歌うのめっちゃ難しそうだよなあって感じです。それでもちゃんと法子として歌ってくださっているのほんとすごいし感謝ですよ…

作詞作曲は山崎真吾さん。デレステ実装済みだと絶対特権、SUN♡FLOWER、しゅがレボ、などなど。氏はPa曲のイメージが強いので、聞く前に情報だけ見たときは結構意外だと思いました。まあ法子は元々Paっぽいけど。Cyuは絶対特権としゅがレボの中間くらいをとってCu要素を増やした印象ですね。
というよりは、あなた作詞も出来るのですか…?という感想のほうが強いかもしれない。調べてみるとデレマス意外だとそこそこ詞もやっているんですよね。個人的にはMONACAの広川恵一さんが作詞を投げて来たとき並みの衝撃ですね。

ということで、曲を順に追って感想とか書いていきます。
(なんかニコメドの後書きと構成が同じだ…)

出だし

まずは、出だし部分。リコーダーの音から入ります。そう、リコーダー。この曲で非常に重要な音です。リコーダーって結構癖がある音なんですよね。同じ木管楽器のフルートとかはスッと耳に入ってくる音ですが、リコーダーは耳にぶつかってくる感じ。耳障りが良くないというか、なんか異様に目立つとかそういう感じでもあります。(表現が悪い)
この癖の強さがまさに椎名法子というキャラクターを表していると感じました。元々ドーナツだけでやってきたとち狂った子ですし、ボイスも癖強だし…やっぱりシンパシーは感じます。法子の音=リコーダーという式が完成してしまった瞬間である。

(Chu♡Chu♡Chu♡Chu♡Cyu♡) サクサクドーナツ
(ぴょん♡ぴょん♡ぴょ♡ぴょん♡ぴょん♡) モチモチドーナツ

最初の歌唱部分。♡を連打してくる問題のパート。デレステで歌詞表示したときは圧がやばかった。♡ですよ!いきなり理性を崩してこないで!ってかそもそもこんなに♡マーク付くことある??ぴょんにまで♡付いてるのは流石に笑ってしまいました。
法子の記号といえば、テキストだと♪マークがつくことはよくありますが、♡マークは付かないので意外でしたね。ただ、法子が軽率に♡マークをつける光景は想像できますね。めちゃくちゃあざといからね法子は…

「Chu」と「Cyu」が混在しているのも何だこれ?ってなるポイントです。タイトルがCyuなのでこちらで統一と思いきや、この部分は末尾以外がChuになっていたり、正直分からん!Cyuがあまり見ない表現なので、何か意図があるんだろうなあという感じです。解説がほしい。

投げキッスの大サービスな感じですが、そういうの恥ずかしがらずにやる子なんだよなあと思います。きゅん・きゅん・まっくすでは投げキッスめっちゃやってたもんねこの子。ファン相手だと平然とサービスするのにP相手だと恥ずかしがるかなこの子は!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!(2年前に殺された魂)

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…きゅんまSRは特訓前後のどっちも理性を崩壊させてくるのでオススメです。今(4月現在)ならライパでお迎えできるので。こんな怪文書をここまで読んでくださっている人は流石に持っていると思いますが…

気を取り直して、リズムについても触れます。この部分の「ター ター タ ター ター」のリズムですが、以後も度々登場します。この曲のキーとなるリズムです。
この前のめりなリズムも法子を感じるんですよね。この子めっちゃグイグイ来ますからね。周りに合わせず我が道をゆく性格に合ってるなあと。

そのまま前奏へ。この部分もデレステ尺だと存在しないんですよね。デレステだと前奏がカットされており、ひたすら歌唱パートが続くという面白い構成になってます。300曲以上あって前奏間奏パートが全くない曲は珍しい。
2分に法子ボイスの歌が敷き詰められているの、よく考えたらヤバイです。聞くドラッグとはこのことをいうのかもしれません。

1番Aメロ・Bメロ

気がつけば周りは
ドーナツだらけの世界!(世界!)

Aメロ出だし。デレステ尺だとここからスタート。いきなり狂ってるのほんと笑う。どういう世界観だよこれ。掴みが完璧すぎる。まさに理想形。

Aメロ後半からはドーナツ作りが始まるといったところ。この辺はアップルパイ・プリンセスに雰囲気が近いんですよね。ソロ曲がなかった頃に妄想してたソロ曲がまさにここなので、めちゃくちゃ解釈一致しています。
あと、この辺のオルガンとエレピが軽快でめっちゃ好きです。キッチンの楽器と言えばオルガンやエレピがよく使われる印象。なぜか共通意識みたいなところがあります。

(ドドド ドーナツ)どどどどドンドン

歌詞を書き出すと何だよこれとなる箇所。Bメロです。
個人的にはBメロが一番好きですね。というのも、後ろから聞こえてくる掛け声?コール?みたいなのがめっちゃかわいいんですよ。アニソン系統だと一般的に使われてるのだけど、名称が分からんのだ…
ステレオで聞くとよく聞こえてきます。後半くらいから段々とテンション上がってるのほんと好き。Bメロのメロディラインは結構単調なのですが、裏が変化に富んでいるのでサビに向かう盛り上がりを感じます。「広がれ〜〜〜!!」のとこで過呼吸になる。かわいいの権化かお前は??
この手のやつだときゅんきゅんまっくすAメロの「ず・る・い〜〜〜!!」みたいなのがめっちゃ好きだったんですよ。なのでソロ曲でも聞けるのがほんとに嬉しい。
きゅんまソロ音源も劇薬なので是非とも聞いて欲しいですね。全体的に脳が溶かされるのでおすすめです。きゅんま法子は色々と殺人兵器なのでしつこくオススメしていく所存です。

1番サビ

サビに入ると音域が一気に高くなるんですよね。最高音がhiDbですかね。結構頻出するので印象に残りやすいです。
コード進行は下降クリシェです。オンコードとか使ってるやつですかね。この手のだとカノン進行方面になるのがセオリーですが、そこに収まらない癖があるのが法子ちゃんっぽい。
あと、クリシェやオンコードは地に足がつかないふわっとした雰囲気になると思うんですよ。法子の個人のライブ光景はあまり描かれていませんが、8thアニバアイプロの影響でドーナツみたいにふわっとした感じと解釈してたので、クリシェだとそことのイメージが合致しました。

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みんなで食べましょ
かけがえのない時間 増量Cyu♡ (Cyu♡)

音楽理論的な話が続いたので、歌詞にも触れます。ここちゃんと入れてくれるのありがてえ〜〜!!ってなるのが上の歌詞。
法子ちゃんは「ドーナツをいっしょに食べること」をめちゃくちゃ重要視しているのですよ。でもドーナツ狂のイメージが強すぎてこの辺が忘れられがちなのですが。だからこそサビに入れてくれたのありがたすぎる。
法子にとってはドーナツを食べることが至福の時間であり、それを他の人に分け与えて皆で幸せにしたいという信念があるんですよね。この考えこそが自分が法子に惹かれた最大のポイントだったりします。なので、その考えを感じられるフレーズが盛り込まれているのがほんとに嬉しいんですよ…ありがてえ…
このあたりの表現は、「君におすそ分け」「幸せドーナツ」というフレーズにも現れてますね。このあたりも法子っぽさがよく出ているフレーズで好きです。
ドーナツをみんなで食べることで得られる時間こそがかけがえのない、すなわちプライスレスなものなんですね。それをもたらしてくれるドーナツこそが「プライスレスドーナツ」という感じですかね。タイトルにも付いている「プライスレス」もこの辺から取ってきたものなのかなあと勝手に思っています。

余談ですが、この曲をはじめとするしんげきソロ曲シリーズでは、EDで曲が流れるときに一枚絵が添えられていました。他の曲だと歌唱アイドルだけが描かれているのですが、法子のときだけはゆかゆかが一緒に居たりします。
「みんなでドーナツを食べている瞬間」こそが法子を象徴する場面と捉えられているのかなあと感じています。実際にその通りなので、この一枚絵はGJすぎますね。公式側に理解者が多くてほんと助かる。

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2番〜間奏

気が付けばあたまは
ドーナツと君でいっぱい!(いっぱい!)

2番Aメロ・Bメロですが、ここも「やってくれたな!おい!!」という問題の箇所です。サビで登場した「君」の存在が大きくなり、なにやら甘々な雰囲気になってきています。
きゅんまで情緒を破壊された身としては、法子に恋の歌を歌ってほしかったんですよ。ただソロ曲である以上は自己紹介的な面が出てくると思ってたし、実際にデレステ尺だとCyuはそういう曲でした。
そう思ってたのに!!2番でいきなりぶち込んでくるな!!!!ライブで初めて聞いたときに感情の整理ができませんでした。今思うとデレステ尺で爆弾を隠しすぎだわこの曲。隠ぺいの罪に問える。

「ドーナツと君でいっぱい」ですよ。なかなか強いリリックです。法子の中でドーナツと並ぶ「君」という存在のやばさを感じる。
「グラニュー糖の甘さじゃないの」も言葉選びがよいポイント。ドーナツの甘さを恋に例えた歌は法子が歌うものとして最適解すぎる… きゅんまは他の子も歌うからそういう要素出しづらいですもんね… マジでこういうの求めてたのです。

ブラックコーヒー似合う女性になって

コーヒーと大人願望来ちゃった!?そこ拾う!?
という感想ですね。ここは初見でマジびっくりしました。そんなDメロ。
あまり知られていなさそうですが、法子の台詞ではそこそこコーヒーが出てきます。が、そのままだと苦くて飲めないようです。甘くしたら飲めるようですが。という感じなので、苦手なものがなさそうな法子が苦手としているブラックコーヒーはかなり印象的なのです。

こちらも知られていなさそうですが、法子はかっこいい大人になりたい願望を持っているんですよね。例えば、英語を話せる木場さんや時子様に憧れの眼差しを向けるときがあったりします。法子が持っている理想の大人像には、木場さんや時子様があるんだろうなあという解釈です。

という2つの要素を組み合わせて、「かっこいい女性=ブラックコーヒーが飲める」になったのかなあという予想です。この2つを知った上で歌詞を書いたとすれば、すごい法子のこと知ってくれてるんだなあと感謝ですね。こちらが好き勝手に推測しているだけなので、冷奴の可能性が高いです。深読み怪文書ですね。

ドーナツパワーで 高みへジャンプだ
いちにのさんで ドーナツ!

いきなり語彙が低くなって地味に面白いところ。Dメロで雰囲気を変えてきたのにこれで一気に戻すという力業。
「ドーナツパワー」とかいう謎ワードで初見笑ってたのですが、よく考えるとスイートサマーの特技名なんですよね。つまりモバマス時代に初めて得た特技です。これで躍進していくというのがまた憎い演出だと思います。

続いて間奏。厳ついシンセ音でかなり異質に感じています。
ここのシンセメロディーは16分音符が多用されてるのでかなり疾走感があります。他の部分で16分音符の細かいメロディーが存在しないため、より異質に感じているのかも。
ただ、この癖強さが法子っぽい気もしてくるんですよね。最初は違和感ありましたが、聞いているうちになんだかんだ気に入りました。

落ちサビ〜ラスト

今この瞬間が スタートなんだ いつの日かきっと
沢山の人達に プレゼント スマイル ラブ&ピース!

いきなりこんな歌詞をぶつけてくるな!!!!!
長年待っていたソロ曲でこんなのさあ…!!!

という訳で、問題の落ちサビです。この曲は問題を持ちすぎ。デレステ尺ではカットされていたパートです。なので、ライブで初聞きした時は衝撃でしたね…
「今この瞬間がスタート」、あまりにも重すぎるフレーズです。アイドル椎名法子が生まれてから9年、ボイスが付いてから5年半。サザエさん時空でありながらも、確かに法子は成長してきました。そんな中で出てきたのがこのフレーズです。正直未だに受け止められていないですね…

ひとつ思ったのが、「プライスレス ドーナッCyu♡」はアイドル椎名法子のデビューソングである説。つまり、様々な経験を積む前に歌った曲であり、こちら側に9年間聞こえて来なかっただけという考え方。あちら側の世界には190人全員にボイスがあるように、持ち歌も最初から皆が持っているのではないかと。実際に法子も自分の曲を持っている風な発言をしていますからね。
という解釈に落ち着きました。やっぱり強すぎるよこの歌詞。4年ほど担当してきた身でもこの感情なので、長年担当してきた方はこれをどう受け止めたのか、非常に気になります。

ちょっとだけ特別 プライスレス ドーナッCyu♡

以降のラスサビは通常サビとほぼ同じ。差分は上の「ちょっとだけ特別」です。
法子の目指すアイドル像がまさにこんな感じですね。ケーキのようなスイーツのもつ特別感ではなく、気軽に食べられるドーナツのようなちょっとした特別感です。

後は終わりかなあ〜!いやーよかった!!

「召し上がれ♡」

待って!!!何今の!?!?
いやジャーンじゃねえ!待って終わらないで!何今n

という当時(ライブ視聴時)の反応のリプレイです。ここでテンパって以降の数分くらいの記憶が消し飛びました…
最後の問題箇所です。ここもデレステ尺では隠されていたのです。罪深すぎる。
今でもここを聞くたびにキモオタのニッコリ笑顔になってしまいます。あまりにもずるい。そのせいで外で曲を聞きづらいんじゃ。マスクがなかったら不審者になってた。

わざわざバックの音を全部消しているという徹底ぶり。法子ボイスを把握してこうすれば萌え殺せるとわかった上でやってそう。その通りだよ!!
実はこの手の仕込みは同じくしんげきソロ曲である春恋フレームでもあるんですよね。これもフルを聞いたときにキモい笑いが出たのですが、まさか似たようなことされるとは思わんでしょ。

総評

総評すると、法子のソロ曲としては100点です!花丸!!
ここまで解釈が一致する曲が来るとは思いませんでした。ソロ曲が来る前は思ってたのと違うのをお出しされたらどうしようかと思っていました。杞憂でしたね。
ドーナツをはじめとする法子ちゃんっぽさが詰め込まれており、「これを聞いたら椎名法子というアイドルが分かる」と言える自己紹介曲です。一方、法子がアイドルとして歌う曲としても十分すぎます。ほんとにいい曲を貰ったな…

最後に、曲中で「ドーナツ」が登場した回数を数えてみました。その数なんと37回。これを多いとみるか、少ないとみるか。自分は意外と少ないなと思ってます。(末期)