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グランビルの法則~理論編~

おはこんばんにちは!

チュパです!

今回の内容はTwitterでツイートしたら多くのいいねをいただいたこのツイートについて深堀していきたいと思います。

実際にチャートが動いているという当たり前のことを意識したことで僕のトレード成績が非常に安定しました。
今回もFXを始めたばかりの自分に向けて未来の僕からのアドバイスとして書いていきたいと思います。

1.グランビルの法則とは・・・

アメリカの金融ライターであるジョセフ・グランビル(1923~2013)が発案したテクニカル分析です。
買い4パターン、売り4パターンの計8パターンを移動平均線とローソク足から読み取る法則です。
まず一つ大事なこと・・・ジョセフ・グランビルは金融ライターであるということ。そしてグランビル自身このグランビルの法則を使用して大きいパフォーマンスを出したわけではないらしいということです(僕調べ)。
そして僕自身デモトレードでグランビルの法則に忠実にエントリーをしたことがあるのですが何度やっても勝てませんでした。
では、なぜ勝てないのにグランビルの法則をいまだに使っているのか・・・
それはエントリーのポイントを決めるためではなくその日の目線を決めるために使っているからです。

下の図が簡単なグランビルの法則のパターンです。
これからG1、G2などの表現を使用しますがG(グランビル)①のポイントということです。

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①新規買い
移動平均線が横ばいまたは上向きの時に、レートが移動平均線を上に抜けたタイミング
②押し目買い
移動平均線が上向きの時に、レートが一時的に移動平均線を下回ったが、再度上に抜けたタイミング
③買い増し
移動平均線が上向きの時に、レートが移動平均線に近づき、移動平均線を割ることなく反発して上昇に転じたタイミング
④乖離からの買い
移動平均線は下向きだが、レートが移動平均線から大きく乖離したタイミング
⑤新規売り
⑥戻り売り
⑦売り乗せ
⑧乖離からの買い
⑤~⑧は①~④の逆

2.テクニカル分析

世には多くのテクニカル分析があります。水平線、トレンドライン、フィボナッチ、エリオット波動・・・・・

そしてそのテクニカル分析を組み合わせたりして優位性の高いポイントを選定してトレード手法となっていくのではないでしょうか?
トレード始めたばかりの僕はテクニカル分析とはエントリーポイントを選定するものでしかないと思っていました。
「MACDのダイバージェンスとボリンジャーバンド3σタッチが重なったら逆張りエントリー」のように下がるサイン+下がるサイン=下がる可能性が高い!というような発想です。
または4H足下降トレンド、1H足下降トレンド、15M足下降トレンド→次の戻りでエントリー!みたいな考え方です。

ただある日気付いたのです。テクニカル分析も分解して考えればいいんじゃないか?って・・・
僕の中での言葉の定義になりますが
買いか売りかを決める大前提(狙う大きな波がどっち方向か)
環境認識(4H・1H・15M)
エントリーのタイミング合わせ(環境認識通りの波を形成しそうか)
エントリータイミング(1H・15M)
エントリーする瞬間(エントリーポイント)
エントリートリガー(15M以下)
このように項目を定義しています。
そして環境認識を分析するためにグランビルの法則を使用しています。
今回の内容からは逸れますがエントリータイミングの分析ではMACDを使用、エントリートリガーの分析にはMA、チャートパターン、水平線を使用しています。

3.値動きをグランビルの法則で追う

僕はグランビルの法則8つのパターンをエントリーするポイントとしてではなく値動きの転換点として捉えています。
価格の基本的な流れは

G1→G2→G3→G8→G5→G6→G7→G4→G1→・・・

新規買い→押し目買い→買い増し→乖離売り→新規売り→戻り売り→売り乗せ→乖離買い→新規買い→・・・

実際のチャートではグランビルの法則のパターンの間にノイズが入ったりリピートしたりすることもありますがざっくりはこの繰り返しです。
大事なポイントは今のチャートはこの繰り返しの中のどこにいるのか?ということです。
4H足を見てMAと乖離していたとしてもその乖離はG3→G8への移行中なのか、またはG8からG5への移行中なのかこれを判断しなければいけません。G3→G8への移行中であればまだ価格は上昇するであろうし、G8→G5への移行中であれば価格は下がっていくからです。
現在の価格はグランビルでいうとどこからどこへ向かっているのかを認識することが僕のやっている環境認識となっているのです。

4.ざっくり環境認識

僕がやってる環境認識は4H足、1H足、15M足を見てそれぞれグランビルの法則の何番のパターンになるかを確認するだけです。
4Hは上に乖離しているのでG8
1HはMAを下抜けてたのでG5
15MAはMAの下から戻りが入ったのでG6

基本的には4H足のグランビルに従うようにして1H、15Hが4Hを否定していなければエントリータイミングをとってエントリーをします。

環境認識の結果で僕が狙う組み合わせは

4H乖離のパターン
4H足がG4(G8)-1H足がG2(G6)-15M足がG2(G6) or G3(G7)
4H足がG4(G8)-1H足がG1(G5)-15M足がG2(G6) or G3(G7)

4H押し目(戻り)のパターン
4H足がG2(G6)-1H足がG2(G6)-15M足がG2(G6) or G3(G7)
4H足がG2(G6)-1H足がG1(G5)-15M足がG2(G6) or G3(G7)

主にこの4パターンのみ
環境認識でこのパターンに当てはまらない通貨はスルー、当てはまったらエントリータイミングをみて、エントリーをするといった流れです。

5.まとめ

今回は僕が普段している環境認識のやり方とグランビルの法則について書きました。僕のトレードでの収益が安定したきっかけの2点について書いたつもりです。
まずはチャート分析の方法を環境認識・エントリータイミング・エントリートリガーの3つにわけたことという点が1つポイントになると思います。
取りたい波の大きな流れをつかむ環境認識、環境認識の波の中でエントリーのタイミングを取るエントリータイミング、そしてなるべく引き付けてエントリーするためのエントリートリガーこの3つに分けて分析することが僕の収益の安定に大きく影響をしたと感じています。
そして2点目はチャートの流れを見るようになったことです。エントリートリガーはチャートを点で捉えることが大切ですが昔の僕は環境認識でさえも点で捉えていました。しかしグランビルの法則を用いることによってチャートがどのポイントからどのポイントへ流れているのかを大切にするようになりました。




チュパ



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