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2021年のNiziUを「Take a picture」で振り返る

いよいよ2021年も終わりに近づいています。
今年もいろいろなことがあったなぁと振り返ってしまいますね。

ところでみなさん覚えていますか?
2021年1月1日のことを。

2021年の初日であるこの日は、コカ・コーラのCMが解禁された日です。

つまり私たちWithUと「Take a picture」が出会った日ですね。

今改めて見ると、うるっとしてしまいます。
マコのハミングに癒された。
「伝えた」の後、どのような展開が待っているのかを必死に考えた。
そんな日々を思い出します。

そして本日12月30日はレコード大賞(WithUにとっては最高の優秀作品賞でした。おめでとう)
明日12月31日は紅白歌合戦で「Take a picture」が披露されます。

まさにNiziUの2021年は「Take a picture」に始まり、「Take a picture」に終わるということです。

私はNiziUの2021年は「Take a picture」で語れると思います。
それ程「Take a picture」が素晴らしく、「Take a picture」の1年だったからです。

ということで私なりにNiziUのデビュー1年目を、「Take a picture」とともに振り返りたいと思います。

「Take a picture」はすごい曲だ

「Take a picture」はすごい曲です。
「make you happy」のインパクトが大きすぎたため印象は薄く見えますが「Take a picture」はヒット曲です。

加えて対外的な結果だけでは「Take a picture」の真価は語れないと思っています。

ということで私が考える「Take a picture」のすごさを、語りたいと思います。

総合的な強さ

まず「Take a picture」のすごさは数字でわかります。

ストリーミング:1億回再生
MV:7,900万回再生
ダウンロード:10万
CDセールス:347,432枚(初週,Billboard)

最近は「ヒット曲」というものを定義することは難しくなってきていると感じます。なぜなら人気をはかるための指標が複数存在するからです。単純に○○回以上=ヒットみたいな考えができません。

そんな中、1つだけ胸を張って言えることがあります。
それは「Take a picture」は指標ごとに極端な偏りがないということです。ストリーミング、MV、ダウンロード、CDとどれを見ても良い結果を出しています。

この総合力が「Take a picture」の強さです。

アイドルという強みを生かしCDはしっかり売り上げつつ、ストリーミングやMV再生数からもしっかり大衆に届いていることがわかります。

こんなに総合的に強い曲はほとんどない!
「Take a picture」はすごいのです。

やっときた!売れる曲

「Take a picture」の数字的なすごさを述べましたが、本当のすごさはもっとNiziUに寄り添ったものだと考えます。

つまりNiziUにとって、結果的に数字が良かったことが、最大の効果ではありません。

そう。
売れる曲を与えられたこと自体が、NiziUにとって大きな意味を持ちます。

このタイミングで、JYPが、NiziUに、売れる曲で勝負を仕掛けた。

めちゃくちゃ大事なことです。

2020年のNiziUのヒットは、正直虹プロが要因でしょう。注目が集まっていたデビュー曲は、極端な話どのような曲でも話題になっていたと思います。

しかし2021年からは虹プロの話題性だけで曲が売れるほど、甘い状況ではなかったと思います。

いわば一発屋になるかどうかの分岐点。

そのタイミングで、売れる曲を与えられたのです。
会社とNiziUの相性、そして運の良さを感じました。すべて含めてNiziUの強さですね。

「Take a picture」はまずコンセプトの時点でほぼ勝ちです。NiziUの雰囲気にバチっと当てはまっているだけでなく、「写真」というわかりやすさとキャッチーさ。
戦略的に作られた曲だと思いました。(もちろん褒めている)

そして曲の良さ。
私は音楽的な知識はほとんどありません。
それでもCMで聞いた時「これは売れるわ」と思いました。耳に残るリズムでしょ。一度聴いたら忘れられませんよね。
音楽を聴く人って、私のように特段音楽の知識がない人がほとんどだと思います。私みたいな素人が聞いてキャッチーな曲だと感じるのですから、きっと多くの人にとってキャッチーな曲なのです(笑)

結果的にやはりヒット曲となりましたね。

JYPの「NiziUを日本で売り出すぞ」という意思を確認できました。

「Take a picture」で結果を出すこと自体がゴールではありません。「Take a picture」で結果を出すことによって、NiziUの未来を切り開いたこと。
これこそが「Take a picture」の真の価値だと思います。

「Take a picture」はNiziUにとってもすごい曲なのです。

「Take a picture」が1年目のNiziUにもたらしたもの

「Take a picture」というすごい曲は、NiziUのデビュー一年目を支えました。

いかに「Take a picture」が重要だったかということを織り交ぜつつ、2021年のNiziUを振り替えろうと思います。

技術的な達成

2021年に入って間もなく。
まずは歌、ダンス等のアイドルとしての技術の達成を「Take a picture」によって見せてくれました。

「Take a picture」はCMで事前に聞いていた曲でしたよね。でもはじめてMVを見たとき、その凄まじさに興奮しませんでしたか?

ダンスの揃い方とキレが明らかにステステのときとは違う。
ミイヒとニナのCメロ、そのうまさに圧倒される。
マヤがサビを歌った。

とにかくNiziU、成長しすぎ!!でした。

NiziUは初心者がほとんどだったので、一流の教育を受ければ技術面はスピーディーに成長すると思っていました。
しかし実際にその変化を目の当たりにすると、言葉では表現できない状況に陥ってしまうほどです(笑)

デビュー1年目にしてNiziUというチームを完成させた

NiziUの2021年を振り返って何を思い浮かべますか?
もちろんいいこともたくさんありました。しかしそうでないこともありますよね。

というのもNiziUの活動がガクっと減ったのです。

昨年日本に帰国してからは怒涛のメディアラッシュ。NiziUを見ない日はないくらい忙しい毎日でした。
それが正反対の方向へ行ってしまったのが2021年です。

もちろんWithUも寂しかったですが、一番苦しかったのはNiziUでしょう。

しかし私はこの期間がデビュー一年目にあったこと。
非常に意味があると思っています。

まずNiziUのレベル向上のために必要でした。
NiziUはデビュー直後に一気に話題を集めたため、まだまだ練習が必要だったと思います。もちろんファンにとっては最高のパフォーマンスを見せてくれていましたが、NiziUとしてはいち早くレベルを上げる必要があったのでしょう。
なんせこれから世界を目指すのですから。国内で知名度を得た今は、来年以降につながる練習への投資が必要だったのではないでしょうか。

次にこの時間がNiziUというチームを完成させました。
9人でどのような時間を乗り越えたかはわかりません。しかしデビュー一周年の涙や、Need Uのインタビューを見ていると、9人の結束が強くなったことは明らかです。

また9人の目標も統一されたように感じます。
その目標とは世界です。
今までマコの口から世界という言葉を聞くことはありました。しかし今年はマユカやニナからも世界という発言があったのです。

1年間を通して9人全員で活動。
チームワークとともに磨かれた目標。

デビュー1年目でNiziUというチームが完成したのは、これからのNiziUにとって大きな財産となるでしょう。

来年以降はその蓄えた力を外へ発揮してほしいと思います。私たちWithUは期待して待っていますからね♪

そしてこのような意味ある時間が過ごせたのも「Take a picture」の功績のおかげではないでしょうか?
「Take a picture」で2021年の結果を残していたからこそ、年末の活動等はある程度目処が立っていたんだと思います。

とにかく未来へのパワーを蓄えることができたNiziUは強い。

NiziUの可能性を広げた

FESTAのnoteでも書きましたが、私はNiziUの一種完成形は「Take a picture」のときに訪れたと思っていました。

しかし「Chopstick」のせいで(おかげで)、さらにNiziUの可能性が広がってしまったのです。
ChopstickはNiziUにとってチャレンジの一曲になったと思います。正直大衆に受けやすいのは「Take a picture」でしょう。しかし新たなコンセプト、歌い方にチャレンジしたおかげで、今後のNiziUの可能性は一気に広がったと思います。

オーディション番組から誕生した可愛い王道アイドルのイメージを覆しました。そしてNiziUというジャンルとして、第一歩を踏み出しました。

このようなチャレンジングな曲に挑戦できたのも「Take a picture」という土台があったからでしょう。
まずヒット曲がある安心。そして王道を身につけた安心。
だからこそこんなにおもしろい曲を消化することができました。

一般人からプロへと変わった瞬間

NiziUの2021年を語るときに外せないのが、はじめての有観客ライブでしょう。
思い返せば初めての有観客ライブであるスーパーソニックが開催されたときの状況は、最悪と呼べるものでした。もちろんコロナの状況もありましたが、フェスに対して反感の目がすごい時期だったからです。
「なぜこのタイミング?」
「やめておいたほうがいいでしょう」
恐らくほとんどの人がそう思ったと思います。

しかしNiziUはその逆境を乗り越えて、無事に初の有観客ライブを成功させることができたのです。

お客さんを見ながらキラキラ輝かせる目は忘れられません。
「声援の代わりに大きな拍手で応援をお願いします」と叫ぶ、緊張したリオの姿を忘れることはできません。

その前の数か月間、ずっと9人で、露出せずに、沈黙の時間を戦ってきたのです。
お客さんがくるのか、そもそもWithUっているのか、信じられない状況だったでしょう。
彼女たちが一番、大きな声援を求めていたと思います。そんな状況でフェスに参加することは怖かったと思います。

しかし9人の謙虚さと自信が、ステージ上のNiziUを輝かせ、大成功を収めました。

私には忘れられない言葉があります。
ニナがインタビューで語ったものです。
今まで誰の前でもパフォーマンスしたことがなくて、私たちがどれぐらいできるかというのを見せたい気持ちがすごく強かった。例えファンの方が1人もいなくても『私たちはNiziUだ』っていうこと見せようって思っていたので、実際に初めて目の前にファンの方がいるのを見て、それだけでもすごくうれしくて感動しました。

痺れました。

NiziUが息をひそめている時間、どれだけ努力してきたのかがたった一言でわかります。

NiziUはいち早くお客さんの前に立つ必要がありました。なぜなら彼女たちは多くの人から支持されるスターだからです。
唯一の問題点は、そこまでの実感が伴っていないことでした。

しかし一度自分たちのポジションを理解したNiziUは強かった。

その後Chopstickでカムバックしたとき、表情がガラッと変わっていましたよね。「Take a picture」で技術的な達成はありました。しかしあの表情、パフォーマンス力はお客さんの前に立ったからこそ出るものだと思います。

NiziUにはもう怖いものはありません。

2021年のNiziU

2021年のNiziUも色々な姿を見せてくれました。
完全に個人の考えですが今年のNiziUは
・技術の向上
・9人のチーム力
・プロとして自覚
・新たな可能性
この4点に集約されるのではないかと考えます。

1年目にしてこれほどのパワーを得たNiziUなので、来年以降が楽しみでたまりません。

そして「Take a picture」という曲に支えられたからこそ、2021年を乗り越えられたのではないかなと思います。

いよいよ2021年も終わりを迎えます。
紅白歌合戦はそんな「Take a picture」で最高の締めくくりをしてもらいましょう。

最後に「Take a picture」のMVもあと一歩で8,000万回再生です。
今年のNiziUにそれぞれ思いを馳せながら、改めてMVを見ませんか?

ありがとうございました。

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