韓流ドラマかじり旅-ロマンスは別冊付録

随分前に1話を途中まで観て放置してた。結婚式で新婦(イ・ナヨンちゃん)が不安を感じて弟分(イ・ジョンソク氏)の車に忍び込んで逃げだすけど、結局一緒に結婚式に戻るっていう設定に無理があり過ぎると思って。でも還魂に集中し過ぎてたので、楽ちんなドラマを観ようと思い、続きから見出したら面白かった!

何がイイって主役2人の相性がピッタリ。弟分は今や若手売れっ子小説家であり、新興の出版社の編集長でもあるチャ・ウノ(イ・ジョンソク氏)。彼は子役が大人になったらこんな感じになるかもって感じの色白イケメンに成長。ヒロインは37歳の主婦(イ・ナヨンちゃん)というだけあって少し顔に疲れはあるものの可愛い。

とにかくとてもアツアツな感じがあって、特にチャ・ウノの想いが伝わり過ぎると思っていたら、本当にファンだった!僕はオタクの成功者です、なんて宣伝コメントまでしてた。イ・ナヨンちゃんのファンで。そりゃやりやすいよね。顔が赤くなるシーンもほんのり赤くなるから、どうやってるのかしらん?と思ってたら本気だったのかも?

子育てで仕事のブランクが10年ぐらいある元主婦カン・ダニが夫の浮気で離婚し、留学している娘の為にバイトを掛け持ちしている。50件以上就職活動で断られたカン・ダニは、正社員になる為に高学歴を偽って高卒と履歴書に書き、業務フォロー担当で何とかチャ・ウノの会社に採用される。ウノは面接で彼女のチャレンジを知り驚く。そして弟分なのに彼女が離婚していた事も知らず、自分を責めるが会社では助けられない。

コピー機が壊れた連絡やらお茶の補充やら、役員のクリーニングを出しに行ったり、役員会議用のコーヒーを買いに行ったり、会議室の準備や、発送など山のような庶務業務をやりながら、彼女はかつてやっていたコピーライターの業務もこっそりチャレンジしようとするけど、そううまくは行かない。

一度退社してしまった女性が10年以上のブランクの後、再度正社員に登用されるってどんなに難しいか分かって、観てて切なくなった。家族の為に子育てと家事を懸命にしていた時間が評価してもらえない。一瞬社会派ドラマにもなるんだけど、ラブコメでとても軽く楽しめるドラマだった。

チャ・ウノの恋のライバルであるチ・ソジュン(ウィ・ハジュン氏)とカン・ダニの出会いがシンデレラみたいなんだけど、人生の苦みを知ってしまったカン・ダニは、私は自分の力で生きていきたいとハッキリ言う。その割にチャ・ウノには甘えっぱなしでおかしいけど、家族的なつながりだから使えるものは使う主義なのかな。

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