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ペットロスのこと

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ペットロスに関する記事をまとめました。
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2020年12月の記事一覧

【ペットロス】この子がいなくなったら..「予期悲嘆」とは。

ペットを飼っている誰しもが感じる可能性がある心情に「予期悲嘆」と呼ばれるものがある。 老齢のペットの飼い主、難病を抱えているペットの飼い主などが経験する心情で「この子がいなくなったら...」と、予想される死に対する悲しみのことを「予期悲嘆」という。 「ペットの死別からどう立ち直るか」はもちろん重要だが、こうした「予期悲嘆」のことも認識し、目の前の喪失にどのように備えていくかを考えることもとても大切なことだ。 予期悲嘆の感情と葛藤ペットの飼い主は、自分のペットに少しでも長

ペットと、人と、関わること。

愛するペットを失った時… 多くの飼い主さんは、悲しみの強度や経過に個人差はあれど、辛く悲しい感情を経験するようになる。 このような「ペットとの死別体験とそれに伴う飼い主の悲嘆」のことを「ペットロス」と言う。 愛する対象を失うのだから、ペットロスは本来あって当然のもので、普通は1年ほどすると回復してくることが多い。しかし、中には悲嘆の回復が健全に行われずに病的な悲嘆に長く苦しむ人もいる。 回復が進む人と、大きくダメージを受けて留まってしまう人… その分かれ道を決めるものはあ

周りの人がペットロスで苦しんでいたら..

自分の周りの人がペットロスで苦しんでいる時、どのように接したらよいだろうか。 助けてあげたいと思うけれど何をしてあげたらよいかわからなくて、戸惑ったり心を痛めてしまうこともあると思う。 そんな時は、このことを思い出して欲しい。 悲しむことは、回復の第一歩だってこと。 今悲しんでいるその人は、ペットロスを乗り越えるための大切な過程の中にいるのだ。 ペットロスを克服していくのに最も効果的な方法が「悲しむがままに悲しむこと」だ。周りの人は、まず本人が安心して悲しむことができる