『マスター先生が来る!』『Leo』『囚人ディリ』 の共通点とは?

#マスター先生が来る! #Leo はローケーシュ・カナガラージ監督作品。タラパティじゃなくてカールティ主演の #囚人ディリ も含めると、漠然とだがこの監督の傾向が見えてくる。たぶん「何かと引き替えに自分の人生を捨てた男」を主人公にした物語をこの監督は紡ぎたいのだと思う。何かは無論、その人にとって大切なもの。

ローケーシュ監督作品は一筋縄ではいかなくて、『ディリ』では彼が人生を捨てるに至った経緯は本人が語るだけだ。だから『ディリ』は人生やり直しの物語として進められる。『マスター』でもDJが酒に溺れるに至った理由は他人の口から語られる。『Leo』に至ると別人の人生を延々聞かされるハメになる。

もう一作『チェンナイの夜』も見てるのだが、これは確か英語字幕で一度しか見てないので余りよく覚えてない。錯綜した展開で、これがまさに監督の好みなのだろうとは思った。観客ついていくの大変である。謎が謎を呼ぶ物語にするために主人公の人生をややこしくしたいのかもしれない。

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