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もぬけの考察

新聞の広告で気になったのだろうか。ようやくシステム系の改修から復帰した横浜市の図書館から引き取りの案内があり、一気に読んだ。
本作は、北海道出身の村雲葉月さんの第66回群像新人文学賞作品。装丁は、何か同賞受賞の村上作品の雰囲気もある(佐々木マキ)。
4編からなる連作。マンションの一室408号を舞台に、入れ替わる住人が主人公となる連作。この連鎖描写は想像を掻き立てられ膨らんでいく。
この作品と新たな才能に出会えたことは収穫だ。