第23章 かすかな手がかり(ドラブラメインストーリーまとめ)
スマートフォン向けMMORPG『コード:ドラゴンブラッド』メインストーリーのまとめです。
前回のあらすじ
ノノの死の運命を断ち切るため、ロ・メイヒは悪夢の中で幾度もオーディンに挑み、破れる。一方ノノとフィンゲルは、事故の日に車を運転していたのがソ・テンキョウという人物であることを知るーー
第23章 かすかな手がかり
見捨てられない子犬
フィンゲルは、ロ・メイヒがおかしくなったのはノノを自分のものにするための演技ではないかと疑いだしますが、ノノはロ・メイヒの孤独は本物であるとし、フィンゲルの説を否定します。
ノノもフィンゲルも、孤独な子犬のようなロ・メイヒのことを思い出し、絶対に手がかりを見つけようと決意を新たにします。
一方カッセル学院では、昏睡状態のアンジェ校長に代わり、副校長のフラメルが校長の席についていました。
シーザーもまたソ・シハンの記憶を失っていました。ゆえにロ・メイヒの逃亡に手を貸したフィンゲルたちの行動の理由がわからず、そのフィンゲルたちを庇うフラメルのことを訝しんでいました。
そんなシーザーを、フラメルは「自分が竜を本当に理解しているなどと思わないことだ」とたしなめます。
その言葉にはっとするシーザー。その可能性も真剣に考えてみる、と言いつつも、頭の中は行方不明の婚約者のことでいっぱいのようです。
……
そしてロ・メイヒは通算83回目のロードに挑んでいました。彼は昔テレビで観たアニメ版最遊記を思い出します。バカな山猿でしかなかった孫悟空は、水簾洞から助け出してくれた三蔵法師にずっとついていきます。彼が初めに希望を与えてくれた人だったから……
ソ・テンキョウの部屋
ノノと《プレイヤー》は、テンキョウが所属していたドライバー会社のアジアグループの元オフィスチーフであった中年男性を訪ね、彼の人物像について情報を集めます。
結婚していたことがあり、息子がいたこと。もつ煮込みと辛さ2倍の手羽先が好物であること。その他には特に変わったことのない、普通の人だったというソ・テンキョウ。
中年男性は、ノノたちを寂れた小さな工場へと案内します。テンキョウは工場の地下室を単身者用の寮として使っていました。今は誰も住んでいないようですが、部屋の中にはまだ生活のあとが残っていました。
ノノは部屋の痕跡からプロファイリングを始めます。……孤独で過去のないドラゴンスレイヤーが、雨の夜にこの街に来た。彼はひとり、重い荷物を手に雨の中を歩いていた……そして彼はこの街でドライバーの仕事に就いた……
その後、彼は若く美しいバレリーナ、ソ・ショウケンと出会い、恋に落ちる。ふたりは結婚し、そして……
その時、地面が大きく揺れ出しました。建物が崩れかけています。《プレイヤー》はノノとともに急いで工場から脱出しました。
行き詰まり
その後ノノは病院で目を覚まし、大雨で地盤が緩み工場が建物ごと倒壊してしまったことを知ります。
またも、真相に近づきかけたところで道が断たれてしまいました。これも何者かによる妨害なのでしょうか。ともかく、ノノ先輩が無事でよかった。
……
一方、ロ・メイヒはロード90回目のゲームに挑み、何かがおかしいことに気がつきます。
目を覚ましたロ・メイヒは、フィンゲルからソ・ショウケンの容体はまだ安定していないこと、ソ・テンキョウの宿舎が倒壊しノノが危うく巻き込まれかけたことを聞かされます。
そして病院のテレビは、今日午前に発生した航空機事故によって空港が無期限閉鎖されたことを報じていました。
(第24章に続きます)