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九龍篝火でスマブラDXトーナメントを開く

先日、所沢で開催されたスマブラのコミュニティ大会「九龍#12 with 篝火」にて、スマブラDXのトーナメント担当としてスタッフ参加してきました。
初noteとなりますが、参加記録として書いておこうと思います。

スタッフ参加経緯

自分は関東在住で、神奈川で「クロブラ」というスマブラSPとスマブラDXの合同大会を開いている主催者なので、篝火のスタッフでもなければ九龍のスタッフでもありません。

ではなんでスタッフ参加したのかという話なんですが、実は様々な事情があり、篝火・九龍ともに第1回のスタッフとして参加しておりました。

篝火は交流あるメンツから新しい大会やるからと誘われ、九龍は昔から交流があったちゃん山さんからstart.ggの使い方教えてと頼まれ、スタッフとして参加しました。

この2大会の第1回のスタッフをどちらも経験したのは自分だけで、合同大会とあれば参加しておこうというのがキッカケです。
またどちらもそれ以降は大会には深く関わっていなかったので、どういう進化を遂げているかスタッフとして見てみたい、というのもありました。

そこでイベント開催告知が出たあと、ちょうどEVO JAPAN運営手伝いで九龍主催のしかさんに会う機会があったので(福岡から関東に来て、スマブラでないタイトルのスタッフ手伝ってるのフッ軽すぎる…)、九龍篝火のスタッフとして入れてもらいました。

令和にスマブラDXのトーナメントをやる難しさ

そんなこんなで手伝うことになったんですが、九龍側としてはどうしてもスマブラDXもトーナメントをやりたい!という要望がありました。
ただDXの大会開催経験がある人も他にいないため、DXのトーナメント担当として名乗り出て対応することにしました。

理想としてはブラウン管で出来れば遅延もなく、プレイヤーとしても良いのですが、現実的にブラウン管テレビを所沢の地に8台用意するのは無理なので、数フレームの遅延を犠牲にコンポジット出力をHDMIに変換してモニタで開催することになりました。

以前はクロブラでブラウン管を8台所持していましたが、倉庫スペースを取りすぎる点、重すぎて運搬の手間がモニタの数倍かかる点、マシン年数的に機材のトラブルが増えすぎてトーナメントどころではない点、などなどの都合からモニタでの開催に切り替えました。

プレイヤーからすると理想環境下で対戦したいのはあると思いますが、定期的にイベント開催することを考えると、ある程度は仕方がないことだと割り切っています。
コロナ禍で全国的に大会が減ってしまったため、アクティブなプレイヤー数も大きく減ってしまいました。
このまま開催を全くしなくなればコミュニティが消えてしまうため、それだけは避けたいという思いでクロブラではSPと併設してDXトーナメント開催しています。

クロブラでは倉庫に機材を置いていればそこから持ってくるだけなのでなんとかなっていますが、所沢にDX環境を8つ+配信台用に1つ用意するだけでも結構大変で。
ゲームキューブがそもそも壊れているものが多かったので、今回4台ほど新しく買い足しました。
しかしAmazon等で買っても電源がつく=動作確認済みとみなされるものがほとんどで、ディスクが読めないとかポートが反応しないとか使えないものもあります。

参加者にも裏で協力を依頼しつつ、ゲームがプレイできそうな本体8つを確保したのでスーツケースに詰めて持っていきました。

ゲームキューブがぴったり8台入るスーツケース

また電源ケーブルやディスク、HDMIケーブル、DXの配信機材等も持っていかないといけなかったため、最終的にものすごい機材量になりました。

電車の乗り換えすらしんどい量の荷物

参加者にゲーム機を持参してもらうのがSPでは一般的ですが、DXは大抵運営が用意してるんですよね。今は一万円くらいで本体一式を買えますが、昔のオフ大会はどうしてたんだろう……。

「両方参加者」のトナメ進行

九龍篝火では、SPとDXの同時参加が可能となっていました。クロブラでもそうなのですが、2つ同時にトナメが始まるため普通のイベントよりも運営難易度は高いです。
EVO JAPANでも複数タイトル出場してDQ続出みたいなのがありましたが、選手も運営も相当大変です。

今回に関しては15時くらいからSPのTOP8をやる都合で、それまでにDXのGF組み合わせが決まってないといけないという制約があったため、猛スピードで進行を進めました。

DXプレイヤーは10年以上競技シーンに関わってる人も多く、またなんらかのイベント運営にも少なからず関わってる人がほとんどなので、最低限のルール説明で意図を汲んでくれたり、わからない人がいても運営が介入せずともプレイヤー間で共有して済むことが多いです。

今回も参加者が協力してくれて迅速なトナメ進行ができたおかげで、予定通りにTOP8はBO5進行ができたため、本当に助かりました。

最高のGFを

現地、または配信で既に見ていただけた方も多いかと思いますが、無事に1000人程度が会場にいる中でDXのGFをお届けすることができました。
配信メンバー側にもDX有識者がいたため、ここでもDX勢の協力を得てひとつのものを作り上げているという感じでした。

自分はGFの盛り上げ役としてステージ最前列でガヤをやっていたのですが、久々に福岡の大会らしさを感じられてめちゃくちゃ楽しかったです。

イベント終わってから、「DXのことよくわからなかったけどめっちゃ興味持った!」という声も耳にして、とても嬉しい限りです。

九龍主催のちゃん山さんからは、会場すれ違うたびに何度も「DX側の対応やってくれてありがとう!」と感謝されたんですが、そもそもちゃん山さんが鉄の意志で「DXも同時開催でやる!」と言わなければ競技自体がなかったので、関東まで来てこの場を作ろうとしてくれたことに感謝しています。

同じDX村出身としては、無茶を通そうとするならそれに応えるしかないという思いでしたし、ちゃん山さんがいなかったら自分はDX界隈にいなかったので、恩返しというか、協力できてよかったです。

またトーナメント周りは自分が中心でやったとは言え、参加者からの機材や進行の協力、配信や実況など、多くのDX勢に助けられました。細かいトラブルはありつつも最終的にはなんとか形になってみんなでGFを迎えられたのは、協力あっての成功だったと思います。本当にありがとう。

スマブラDXに興味を持った方へ

クロブラでは神奈川県、横浜市内でスマブラSPとDXのトーナメントを開催しています。

今回の九龍篝火を通じてスマブラDXというゲームに興味を持った方、ちょっとだけでも知っておきたいという方、プレイしてみたいという方、クロブラ(神奈川 横浜)や、BGW(東京 中野)、九龍(福岡)に参加してDXをやってみませんか?

@Kurobra_SSB 主催 クロマキ

@battlegateway 主催 わっち

@KOWLOON_SSBU 主催 ちゃん山

また、Shuuten Tokyoという、BCATさん主催のイベントも最近開催されています。こちらも是非!


九龍篝火で優勝したInngennさんは、DXをガチでやり始めてからまだ数年のプレイヤーで、他のプレイヤーと比較してもめちゃくちゃ新規勢です。

つまり、今からやり始めても国内最強になれる可能性があるということです。

操作や仕様の面ではSPとの違いが大きくありますが、スマブラDXはゲームスピードとテクニックを駆使した駆け引きなど、触っていくとわかる様々な面白さがあります。
プレイヤーとして競技シーンに出るのでなくても、海外大会の配信などを観る際に知識のあるなしでは試合の見え方が変わってくるので、少しだけ齧ってみるのもいいかと思います。

まずは触れてみるところからだと思いますので、気軽に参加いただければと思います!

直近でBGWやクロブラもあるので、不明点あればお気軽にご連絡ください!

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