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『D4DJ』が大好きなので布教したい(前編)

お久しぶりです。
これまではゲームの感想の記事を細々と書いてきたんですが、今回は自分が今ハマっているものについて書きたいと思います。よろしければお付き合いください。


はじめに

さて、皆さまは、『D4DJ』というコンテンツをご存じでしょうか。おそらく私の肌感覚で得られる反応としては、

「全く知らない、聞いたことも無い」

「バンドリのDJ版みたいなやつ」

「去年CDTVとのコラボ番組を地上波ゴールデンタイムに放送してお茶の間を凍り付かせたアレ」

などだろう。最後のやつに関しては、本当に時代を先取りし過ぎたなぁと思う。でもチャレンジ精神はマジで凄い。流石ブシロード。

いやでもね、知ってますよ。ネット界隈でD4DJが「失敗コンテンツ」とか「キャラデザが古い」とか「グルミクの選曲がおっさん臭い」とか色々言われていることくらいは。
※グルミク・・・D4DJのスマホ音ゲー

でも私はD4DJはめちゃくちゃ良いコンテンツだと思っているし、キャラクターも皆可愛くてデザインが古いとは微塵も思わない。ただグルミクの選曲がおっさん向けなのは本当にそう。

で、結局何が言いたいかっていうと、私は少しでも多くの方にD4DJの良い所を知っていただきたいってこと。今回の記事は私情が滅茶苦茶に入っているので、少々長くなるとは思うがご容赦ください。それではどうぞ。


『D4DJ』ってそもそも何?

D4DJ(ディーフォーディージェー)は、DJをテーマにアニメ、ゲーム、声優によるライブなど様々なメディアミックスを展開するブシロードのプロジェクト。(Wikipediaより)

上記がWikipediaによる簡単な説明。
正式名称は、『Dig Delight Direct Drive DJ(ディグ ディライト ダイレクト ドライブ ディージェー)だ。意味はよくわからんけどなんかカッコいい。4つのDから始まる単語とDJを組み合わせて『D4DJ』と略称する。

内容としては、『美少女たちがDJユニットを組んで曲を歌ったり踊ったり繋げたりする。』一言で説明するならこれに尽きる。

似たようなコンテンツにバンナムが運営をしている『電音部』というのがあるが、こっちの方が1年ほど早くスタートしている。(あちらは登場人物全員がDJという違いもある。)

運営会社のブシロードは「音楽メディアミックス三部作」というプロジェクトを展開していて、第1弾が『BanG Dream!』、第2弾が『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』、そして第三弾がこの『D4DJ』だ。
(私はバンドリとスタァライトについて履修していないので、この記事で触れることはほぼ無いと思う。)

メディアミックスということで、D4DJは楽曲の制作をはじめ、アニメ、漫画、スマホゲーム、声優によるライブ、カードゲーム等々、様々な展開があり、ファンを楽しませてくれる。その辺りはまぁアイドルマスターとかラブライブとだいたい一緒だ。

しかし、この手のコンテンツにはありがちな問題だが、D4DJに触れてみたいとなった時に、「どこから手を付ければ良いか分からない」となるだろう。なので、本作の魅力と共に、オススメの入口を紹介していきたいと思う。

それに、D4DJが本格的に発足したのは2019年からだ。まだ始まって2年程度しか経っていないのでまだまだ追いつける。興味を持ったなら是非。


D4DJはいいぞ。

先に結論から言ってしまうがD4DJの魅力は、何と言ってもキャラクター楽曲、そしてライブだ。「それじゃアイマスやラブライブとかと一緒じゃん」って思われるかもしれないが、私はそれで良いと思う。みんなそれぞれ最高なんだから。

まずは、D4DJに登場する6つのDJユニットを紹介したいと思う。ユニットは4人1組で、1名はDJを担当し、残りのメンバーはVJを担当したり、歌ったり踊ったり楽器をかき鳴らしたりキンブレを振り回したりとバラエティに富んでいる。

(その振り回し方は出禁になるだろ!)

そして特徴的なのが、楽曲の制作にあたってユニットごとにプロデューサーが付いている。このことにより、各DJユニットで楽曲の色や雰囲気が全く違ってくるのが面白い。

各メンバーについては、1人ずつ紹介していると記事がとんでもなく長くなるので、それはまた別の機会にしたいと思う。では1組ずつ見ていこう。


Happy Around!

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Happy Around!
陽葉学園に転校してきた愛本りんくを中心に結成されたユニット。明るく元気いっぱいなパフォーマンスを得意とする。

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読み方は「ハッピーアラウンド」、通称『ハピアラ』。
いきなり戦隊ヒーローの如くカラーリングに統一感の無い娘たちが出てきたが、ここが実質的な主人公ユニットで、アニメ『D4DJ First Mix』も、彼女たちを中心としたストーリーとなっている。

全員が陽葉学園の高校1年生で、陽葉学園というのは、「Happy Around!」、「Peaky P-key」、「Photon Maiden」のメンバーが通う中高一貫の女子高だ。一見普通の学校に見えるが方針として音楽活動にかなり力を入れているようで、校内の施設としてDJブース付きのライブスペースや練習室がいくつもあり、放課後に生徒たちがライブを開催してたりする。あと庭が異常にデカい。

楽曲は主人公らしく明るくてキャッチーなものが多く、J-POP・アニソン・ヒップホップから電波ソングまで幅が広い。しかし、たまにとんでもなくエモい曲を出してくるので全く油断が出来ない。基本的に良い曲が揃っているので入門としてオススメだ。音楽プロデューサーは、数々のアニメ音楽を手掛ける斎藤滋氏が担当している。

筆者的おススメ楽曲
・Dig Delight!
・Make My Style
・ぐるぐるDJ TURN!!


Peaky P-key

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Peaky P-key
中等部のころから陽葉学園でも不動の人気を誇ってきたユニット。ストイックに音楽性を追求する実力派。

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読み方は「ピーキーピーキー」、通称『ピキピキ』。
学内最強ボーカリスト山手響子を筆頭に実力者が揃っており、ハピアラと同じく高校1年生ながら、上級生を差し置いて校内DJユニットランキング1位に君臨する絶対王者

主人公チームにとっては超えるべき高い壁であり、ライバルポジションにあたるユニットなのだが、嫌味な部分が一切無く、みんな良い子達なのでハピアラとも仲良しである。優しい世界

王者チームらしく、とにかく曲が強いトランス系を基本としてそのユニット名を体現するが如く尖った楽曲が多いのが特徴。ボーカルを務めるのが『アイドルマスターミリオンライブ』のジュリアを演じている愛美さんなので、その歌唱力に一気に引き込まれる。音楽プロデューサーは、『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズや『水樹奈々』さんなどの楽曲制作を行っている上松範康氏が担当している。

筆者的おススメ楽曲
・電乱★カウントダウン
・Let's do the 'Big-Bang!'
・ABSOLUTE



Photon Maiden

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Photon Maiden
全国からオーディションで集められた才能豊かな少女たちによる新星ユニット。統制されたパフォーマンスで注目を集める。

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読み方は「フォトンメイデン」。
メンバー全員が、「ネビュラプロダクション」という芸能事務所が行った全国オーディションで選抜された4人により構成されている、唯一の芸能人ユニット。結成と同時にメンバー全員が陽葉学園に転校していて、DJの出雲咲姫は高校1年生、残りの3人が高校2年生となっている。

サイバーで近未来感のある衣装からも分かる通り、「宇宙」をテーマにしたコンセプトが徹底されていて、EDMを基本とした強い楽曲、統制の取れた完成度の高いダンスなど、圧倒的なパフォーマンスでフロアを魅了する。歌詞に英語が多く入っているのも特徴だ。音楽プロデューサーは、水島精二氏。D4DJのアニメ『D4DJ First Mix』の監督も兼任している。

こういった設定のユニットといえば、アニメや漫画のお約束ならば「完璧だが冷徹無比な強敵」として描かれがちだが、フォトンのメンバーはそんなことは無くて、プロとしての意識を持ちながら、壁にぶつかり、悩み、成長する等身大の普通の女の子たちである。そこが良い

余談だが「Photon Maiden」は私の一番の推しユニットで、D4DJにハマってからというものの、私は毎日毎日彼女たちの曲を聴いて通勤している。本来ならばフォトンの魅力について気が済むまで語りたいところだが、書き出すと本当に記事が終わらなくなるので、仕方なくここでは割愛させて頂く。でもマジで最高だから。

筆者的おススメ楽曲
・Here's the light
・Discover Universe
・Be with the world


Merm4id

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Merm4id
セレブなレジデントDJを目指してノリと勢いで結成された大学生ユニット。ポジティブ思考がチャンスを引き寄せる。

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読み方は「マーメイド」。
メンバーは全員大学2年生。もう雰囲気から分かる通りテンション高めのいわゆるパリピのユニットだ。「南の島を目指す4人の人魚」がテーマで、南国のリゾート地で専属DJをやって暮らしたいという夢を目指して活動している。

陰の者である我々オタクからすれば、最も遠い人種であるが故に、いまいちとっつき辛いユニットかもしれない。だが心配は無用だ。皆もすぐに彼女たちが好きになると思う。なぜならキャラも中の人も顔が良くてエロいから。

何と言ってもこの「Merm4id」、中の人のうち4人中3人が元アイドル。リーダーの瀬戸リカ役、平嶋夏海さんに至っては、元AKBのアイドルにして現役グラビアアイドルなので、オタクコンテンツにあるまじき露出度の衣装も悠々と着こなしてしまう。

楽曲はパリピらしくディスコミュージックを中心としたダンスナンバー。音楽プロデューサーの都田和志氏が「ライブで盛り上がることしか考えてない」とまで言い切っているだけあって、ハンパじゃなく盛り上がる曲が揃っている。とにかく顔が良くてセクシーな衣装を着た彼女たちのライブはマジで必見だ。

筆者的おススメ楽曲
・BOOM-BOOM SHAKE!
・ING
・round and round


燐舞曲

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燐舞曲
劇的な世界観と本格的なサウンドにこだわる有名クラブの伝統を背負うユニット。耽美な演出でフロアを魅了する。

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読み方は「ロンド」。
メンバーはこちらも全員が大学2年生。しかしパリピ共と違って、伝統あるクラブハウスの専属DJとして活躍しているユニットだ。

何というかここに関してはDJユニットというよりもはやロックバンド。なぜなら、メンバーにギタリストが居て、DJが流す音楽に合わせて演奏するのが特徴だ。実際のライブでもギタリスト声優である大塚紗英さんが、本当にギターを演奏してフロアを盛り上げている。(大塚さんはバンドリでもギターを担当されている)

楽曲はオルタナティブ・ロックラウド系の本格的なロックサウンドが中心となっていて、ボーカル担当の青柳椿がその独創的な世界観を元にした楽曲を歌い上げる。「ピキピキ」の山手響子を光属性のボーカリストとするならば、こちらは闇属性の歌姫といった感じで、楽曲の歌詞も暗く、哲学的なものが多い。サンホラとかが好きな人はハマるような気がする。音楽プロデューサーは、中山雅弘 WITH eMPIRE SOUND SYSTeMSが担当している。

筆者的おススメ楽曲
・カレンデュラ
・[Re]termination
・Horizontal Oath


Lyrical Lily

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Lyrical Lily
お嬢様学校の生徒たちが偶然にDJ機材を手に入れて始めたユニット。音楽を通して彼女たちの世界を広げていく。

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読み方は「リリカルリリィ」。通称『リリリリ』。
お嬢様学校で知られる有栖川学院の生徒が結成したDJユニットで、メンバーは全員高校1年生だ。

DJとは縁もゆかりもなさそうなお嬢様たちという異色のユニットで、厳格な校則を持つ学校でどのようにしてこのユニットが誕生したのか、生い立ちもドラマチックで結構面白い。グルミクでそのストーリーが読めるので、是非確認してみて欲しい。

楽曲は、「上品なポップス」をテーマに、日本及び世界の有名な文学作品をモチーフに制作されているのが特徴的だ。(吾輩は猫である、星の王子様などなど)

可愛らしい曲調に洗練された歌詞、どれも聴きやすく良曲が揃っているので、こちらも入門としてオススメだ。音楽プロデューサーは中村航氏で、本作のストーリー原案も担当されている。

筆者的おススメ楽曲
・汚れっちまった悲しみの色
・吾輩よ猫であれ
・月に萌える


以上、6つが本作に登場する主なユニットだ。いずれも個性的で魅力にあふれている。D4DJの関わり方として私がおススメするのは、やはりユニット推しなので、ぜひ皆さまのお気に入りのユニットを見つけて欲しい。


とにかく曲を聴いてくれ

D4DJはDJをテーマにしたコンテンツなので、何といっても曲がキモだ。とにかく楽曲を聴きまくって欲しい。D4DJの音楽を楽しむなら、手段がいくつかある。

一番手っ取り早いのはやはりYoutubeだろう。面倒な登録作業も無く、何よりタダだ。『D4DJ チャンネル』に行けば、ミュージックビデオやライブ映像などを見ることが可能だ。再生リストの試聴動画を聴いて回れば定番の曲は押さえられる。

次点でおススメなのはSpotifyだ。月額課金の必要があるが、発売されたCDの曲が全てフルで聴ける。公式が作成したプレイリストが存在するので、それをリストに保存しておけば新曲が順次追加されていくため、非常に便利だ。まだ曲数がそれほど多くないので古い順に聴いていけば良いと思う。

もし宗教上の理由などでサブスクサービスを使いたくないなら、普通にアニメイトでCDを買うなりTUTAYAでレンタルすると良い。初めのオススメは1st Albumの「Direct Drive!」だ。上で紹介したような曲が入っている。あとジャケットイラストが滅茶苦茶可愛い


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また、iTunesなどの音楽配信サービス限定ではあるが、「Dig Delight!/Direct Drive! Special Edition」というアルバムが出ている。こちらは曲が追加収録されたバージョンだ。配信サービスで買うのならこっちをオススメする。ただしリリリリの曲についてはこのアルバムには収録されていないので注意。(後から追加されたユニットなので)


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しかし、D4DJの楽曲というのは、CDや配信で販売されていない曲が大量にある。そういった曲を聴きたいのなら、スマホアプリのグルミク(D4DJ Groovy Mix)をダウンロードするのがオススメだ。


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なぜならデレステと一緒で、基本的に新たな楽曲はグルミクで随時プレイ曲として追加されるからだ。好きな曲を好きなだけ流してエフェクトなんかも付けられる「DJ TIMEモード」というのも存在するので、曲を聴くツールとしてグルミクをプレイするのもアリだと思う。是非色々な方法でD4DJの楽曲を楽しんで欲しい。


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ちょっと休憩

少しばかり文字数が多くなってきたので、今回は概要とユニット、曲の紹介だけで一旦締めたいと思う。次回以降はグルミクアニメ、ライブ、生放送番組などについて書いていく予定だ。

半分くらい私の自己満足の為に作ったような記事だが、読んでくださった方が少しでもD4DJに興味を持ってもらえれば幸いだ。
ではまた次の記事でお会いしましょう。

※ 追記 
後編の記事ができました。良ければこちらからどうぞ。


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