君と僕だけの Love one truth

2020/07/24

 藤宮コマチさん、約3年半のアイドル生活、お疲れさまでした。この日が来るまではコマチの卒業という事実は頭では理解していたけど、感情では如何ともし難い状態というか、コマチの卒業に関する感情については一旦サイドに置いたような状態で過ごしていました。ただ、7月24日に行われた卒業配信ライブで、晴れやかにパフォーマンスをしていた彼女の顔を見ると、彼女としてやりきってくれたんだなという気持ちになりましたし、上記のようなサイドに置いていた感情は消えて、ありがとうに尽きるなあ、というか。そんな心境です。

 AqbiRecとしてもこの配信はいろいろな意味を持ったものになっていたと思うので、いちヲタクとして感じた部分とかこの先の事だったりとか、そういった部分をメモ的に書いていこうかと思います。(後で自分で見返すときにも有用という部分もある)

それではどうぞ。


NILKLY

 配信開始時点から画質とカメラワークの良さが際立っていて、単純に配信そのもののクオリティも高いぞ、、、と驚いたのも束の間、パフォーマンスでそれを上回る強度で殴ってきたのがNILKLYだったなと。通しでちゃんと全編見るのは3月のコマチ生誕以来でしたが、そこからも数段進化している感覚があって、この期間中も牙を研ぎ続けていたのだな…と唸っていました。

 超雑に全体的な雑感を書くと、いい意味で「黒い羽」が見えないくらいパフォーマンスそのものと見せたい世界観、メンバーの個性が際立っていて、「NILKLY」を堪能できた約45分だったなと思います。短編映画観てるみたいな感覚でした。お金払いたい。

 曲名と曲が一致しないものが多いので細かい部分については言及はできないのですが、めいちゃは表情管理の鬼だし自分の魅せどころを「わかってる」人だなと思ったし、イブヨは緩急の切り替えが素晴らしくてそのキャラクター性とパフォーマンスの質実剛健な部分がまた目を離せないし、ユーリさんはソリッドな存在感というか、スタイリッシュで基本スキル高いんだろうなと思わせられるパフォーマンスだったし、ジェニちゃんは歌声で下支えをしながらもチーム全体の強度と華が彼女の加入により増したなと。そして潤ちゃん可愛かったですね…曲中の表情も何気なく立つところの姿の美しさだったりとかも素晴らしかったなと思います。

 あと新衣装、2:2:1で切り替えているところと、潤ちゃんユーリが短パン、イブヨジェニちゃんがロング丈スカートであることの対比、そしてめいちゃの王道スタイル、いい当てはめだなと思うし、曲が映える衣装だなと。

 いろいろな見方がNILKLYに対しては存在しうるとは思うのですが、私個人としては今回の配信ライブを見てより一層伸びていくんだろうなあと感じましたし、目標とか理想像をどこに置いているかはわからないですが、どんどん突き詰めて邁進していってほしいな、と素直に思えたライブでした。とっても良かったです。

 あと、最後にめいちゃがコマチに向けて話していた「コマちゃんの、遠慮のないパフォーマンスが好きでした、恥ずかしくて言えなかったけど」(意訳)は不覚にもぐっと来ましたね、2人の関係性の強さを垣間見た部分でした。


ミミミユ・コマチコラボ/みみみしぇるたー

 現体制ミシェルしか観たことがないので、歴史だったりの部分は後から動画で見たりヲタクの話を聞いたりすることしかできていないので、なんというか迂闊にコメントできないなあと思う部分ではあるのですが、観た部分と感じたことだけ書いていこうかなと。

ミミミユ・コマチコラボの楽曲は、『Compression: Free』でした。

 ライブでの2人のパフォーマンスは、お互いに敬意を払いつつもその瞬間瞬間に全力を込めて闘い切るようなものだったなと思いました。その証左に、ミミミユさんがこの曲披露後にコマチからコメントを促されたときも、息も切れそうになりながら「疲れた…」と発していたことからも伺えるなと。改めてミミミユさんの凄みを感じる部分でもありました。

 コマチへのミミミユさんのコメントは「コマチのことはライバルというか意識していた」といった内容だったと記憶しているのですが、この2人の「戦友」の関係性もまた、強く固いものなのだなあと。

 振り返ってみると、この日のライブは「コマチ」としても「藤宮コマチ」としてもアクトしていたような気がして、そういう意味でも本当に卒業のライブだったんだな、と感じるとともに、こういう機会をこういった状況下の中でも用意してくれた皆さんありがとうございます…という感情でした。

 続くみみみしぇるたーは、圧巻の一言でした。1人なのにMIGMA SHELTERでもある、というかそれを成立させうるような、何ていうんでしょう霊力みたいなものを垣間見ました。MIXの中にはALICE曲もいくつか入ってたように思うのですが、コンセプチュアルな音作りではありつつも、既存の曲とも違和感なく混じっていたのは面白かったなと思います。Egg何とか、みたいな曲名の曲が個人的に好きでした(超うろ覚え)。Spotifyの民なので月末を割と心待ちにしています。


グーグールル

 残念ながら当日はあやのさんが体調不良のため出演はありませんでしたが、ステージ上にあやのさんの貼り紙がいて、何だかそれがおかしくて、ぐーるるらしい迎え方というか対応だなとひとしきり笑ったあと、純粋というかフラットな気持ちで見ることができました。こういうアクシデントにも強い、あくまで前向きな彼女たちの姿は、とても頼もしく見えました。

 (この部分は追記です)7月27日のあやのさんのブログを受けての追記ですが、あやのさんがこのライブにかけていた想いの強さは言うまでもありませんし、「悔しい」と本人も書いていましたし、そういう意味でも、上記のパラグラフの表現は微妙だったかなと思っています。ごめんなさい。なんていうんでしょう、4人でのアクトになるとわかっていても、あのような形でステージ上に連れてくる、というやり方がとてもぐーるるらしさを感じた、という意図で、緊張と緩和、の結果としてフフッとなった、といった状況でした。じゃあ最初からそう書けよという話ではあるのですが。。言葉がどう受け取られるか、その可能性という部分はちゃんと考えるべきだなと、そして推敲をきちんとすべきだと、肝に銘じます。(7/27:追記おわり)

 ライブのアクトそのものは、持ち曲22曲をやり切るストロングスタイルで、M.M.D.からのCRAZY BUT GENIUSの冒頭2曲はここ最近のライブでの定番の掴みになっていました。初見の人が観たときに、いまの「グーグールル」を見せつけるにはもってこいの2曲だなと思います。振り返ってみると、これまでの期間でぐーるるが出演してきた配信ライブは、4月のギュウ農フェス無観客、7月の「ソノウチ」の2回で、事務所主催の配信として登場したのは初だったと記憶しています。NILKLYも、MIGMA SHELTERもそれぞれ配信ライブの経験値を重ねたりしてきている中、グーグールルと配信の相性はどうだろう、という目線もありつつ観ていたのですが、当日はメンバーそれぞれがカメラの向こう側(我々の側)に「届ける」という意志を感じるパフォーマンスでしたし、ダンスや歌声の基礎力も上がっていたよな、と思います。コマチはライブ自体4ヶ月ぶりくらいのはずなのに、しっかり調整してきたところも流石だなとなりました。

 Twitterにも書いたように、コマチはその長い手足が映えるようなダイナミックなダンスが持ち味だと思うのですが、それは今回のライブでも遺憾なく発揮されていて、その振りに表情があって観てても楽しかったです。

 途中MCの部分ではYouTubeのチャットだったりTwitterのコメントを読んだりしつつ、そこにあやのさんもリアルタイムで参加している、といったある種特殊な状況ではありましたが笑 MCで印象的だったのはるのちーからコマチへの会話で、「最初は素直じゃなかったのか、素直じゃいけないところで素直すぎたのか、イヤイヤ期みたいな時期はあったけど、段々といい意味で素直になっていって、メンバーのことも思いやれるようになって、それに救われたし」(るのちー)だとか、「メンバーが困ってるときに差し伸べてくれたのはコマチだったよ」(るのちー)「るのだよ〜それは〜」(コマチ)だとか。スクラップ&ビルドがコマチ以外のメンバーに伝わっていないのもなんかぐーるるらしくて良かったです。

 ライブ全体の締めはPickedからのSOMEBODY ELSEからの妹の恋人。妹の恋人ラストはワンマンライブでも何度か見られた締めの流れでありましたが、こういった節目というか大きなライブであっても前向きに終わるというか、明るい曲で終わることで必要以上のエモさを演出しに行かないあたりが、グーグールルの核というか非常に信用できる部分だなと思いました。このライブをもって正式にコマチはグーグールルを、そしてAqbiRecを卒業したわけですけども、あやのさんが揃った際のメンバーで、いつかまた機会があれば皆でのライブが見れたらいいなあ、と願いつつ。本当に素敵なライブでした。ありがとうございました。


「配信」と「ライブ」

 翌日の7月25日に行われたトークイベント『Future Archives 「第2回AqbiRec特集」』の中で田中さんも話していたことの中では(有料イベなので超要約かつこれまで発信してきた情報とも関連するものに限定すると)、「このコロナ禍になる前から配信をしっかりできるグループや体制は作りたかった」という部分もあり、その力の入れようが遺憾なく発揮されていたのが今回の卒業配信ライブだったかと思います。カメラマンと演者との信頼関係であったり、スイッチャーさんの勘所であったり、演者の配信に対しての経験値の積み上げであったり、そういったものが昇華されてできていた空間だったと思います。

 ヲタクとしての私は、やっぱりライブ自体は生で見たいし、推しメンとは直接話したい、と感情の面ではどうしても思うわけですけど、今年いっぱいは(Aqbiは)ライブは配信メインで、客入れするイベントは主催者や感染対策の徹底度合い、情勢を鑑みた上で厳選して出るようになるんだろうなあ、という気はしています。勝手な想像でしかないですけど。対面の特典会とかはうまく行ったとしても10月とかからなのかな、とか。(8月のギュウ農フェスがどうなるかは現時点ではわかりませんが)

 少なくとも、提供するコンテンツへの本気度と、演者を守るという部分に関してはAqbiを信用しているので(告知の曜日間違いとか、通販の諸々とか頑張れ!みたいな部分もあったりはしますが)、これからも素敵なものを作り上げていってほしいなと、いちヲタクとして思っています。


追記

杏ちゃんブログで泣いてしまった


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