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君の名は

藤宮コマチさん、お誕生日おめでとうございます。

 このnoteは、先日3/7に代官山UNITにて行われた藤宮コマチさん生誕祭「18→22」の感想及び、私から見た「藤宮コマチ」像、その他印象的な点等を書き記していくものになります。

 なお、前提として私は柳沢あやのさん推しであり、またMIGMA SHELTER時代のコマチを見たことはなく「グーグールルの藤宮コマチ」(苗字あり)しか知らないので、この場は過去について語ったりというよりは、私が「藤宮コマチ」を観測し始めてから現在に至るまでに感じたことについてだったり、過去記事なんかを引用しつつ所感を述べる…といった形式になると思います。(構成等を練っているわけではないので)推しメン以外の人についてnoteを書くのも初なのですが、来る4月でのグーグールル脱退までの間にここに残しておきたいなと思い、こうしてPCに向き合っています。それではどうぞ。

「18→22」

 昨今のご時世の中、まずは無事開催できて本当に良かったなと思いますし、生誕祭としても愛とリスペクトが詰まった素晴らしいものになっていたと思います。生誕祭って、その空間全体が愛で満たされるような感覚があって私は凄く好きなんですけど、あの日の代官山UNITは主役であるコマチも、コマチ推しのみなさんも幸せそうな顔をしていて、心が洗われるような時間でした。

 当初出演予定だったmeme tokyo.さんの楽曲は開演前BGMで、二丁目の魁カミングアウトさんの楽曲はコラボ→NILKLYの幕間のトークタイムに杏奈ちゃんと一緒に「まるもうけ」を演る、といった、コマチのゲストへのリスペクトを感じさせる所もありつつ。

 ライブの本編としては、藤宮コマチ(グーグールル)、ミミミユ(MIGMA SHELTER)、平澤芽衣(NILKLY)の「同期3人組」によるコラボアクト、NILKLY、そしてグーグールルの順番で進んでいきました。以下、順番に記していきます。

 「同期3人組」のコラボユニットは、昨年(2019年)のコマチ生誕でも一度披露されており(まちまちこまちにじゅういち)、当時MIGMA SHELTERも新体制お披露目直後くらい、めいちゃはゼアゼア解散後NILKLYができるまでの中間期間だったと記憶しています。グーグールルとしてはこの時期は衣装がCaution!!のMVのやつ(Tシャツ2代目)だったり、色々懐かしいものがあります。

この時のコマチのブログはこれでしたね

 ミミミユ、めいちゃの両名については、私は対バンや事務所イベで見たりするくらいしかないので(面識もない)見てきた絶対数は少ないのですが、それでもこの両名は抜きん出た「何か」を持っている人だな、というのは私でも感じているところでもあります。MIGMA SHELTERを2人体制になっても絶やさず継いできたミミミユさん、黒い羽を纏う平澤芽衣さん、2人共両グループのリーダーになるべくしてなっているのだなあ、という印象です。

 上記のブログ内でコマチは「こまちの大好きなパフォーマンスをする2人とどうしても一緒にやってみたくて」と2人に出演オファーしたと書いています。2人に対してのリスペクトと、それでもこの2人に喰われないように、少しでも太刀打ちできるように、最高のパフォーマンスをするぞ、という気迫をライブ前には抱いていたことを吐露しています。

そんな背景があっての今回「18→22」でのコラボアクト。黒基調の衣装で立っている3人は、1年前のそれよりもさらにオーラを纏っていた気がします。

 選曲も(順不同)ハート型ウイルス、MIGMA SHELTERの「Parade's End」と「69」、NILKLYから「Odyssey」、グーグールルから「SOMEBODY ELSE」、そしてThere There Theresから「Sunrise=Sunset」と、昨年(2019年)のものとは変化していました。自グループ以外の曲を演るのって、演者側としては振りも歌詞も入れなきゃいけないのに加えて、そのグループのヲタクからの曲に対する感情との戦いもあるように思う(というか私の話です)が、このアクトはそういうのを吹っ飛ばすくらい、ステージとして完成度が高かったように思います。

 また、主役であるコマチの笑顔がとても印象的だったなーと。この2人に伍していこうとするというよりは、純粋にこのコラボができること、パフォーマンスそのものを楽しんでいるような印象を受けました。前回(2019年)の生誕から「グーグールルの藤宮コマチ」として積み重ねてきた1年間が、こういう形で表れているのはコマチ推しではない僕からしても嬉しいものがありました。

 また、ゼアゼアをほぼ通ってこなかった僕からしても、「Sunrise=Sunset」はかなり好きな曲なんですけど、ある意味色々背負った曲をやり遂げていた事も、彼女らが大きくなった証でもあるのかな、と感じました。


 続くNILKLYは、5人体制になってからちゃんとライブを見たのは初でした。メンバーの小林潤ちゃんは昨年(2019年)のコマチ生誕に前所属のグループとして出演していたりしたのもあり、曲間のMCで「コマチちゃんって甘いもの好きですか」とめいちゃにLINEしたら「本人に聞きなよ」って思ったとめいちゃが言っていた、のようなくだりがあって和んだのもありつつ。そんなMCからの「コマチちゃんに捧げます」からc.a.n.d.y. をやったりしていました。黒い羽ではありますが、作り上げようとしているものが今までの2グループとはまた別物なのだろうな、というのは明確に感じているので、ある意味フラットに見ることができるようになりました最近になって。

 ジェニちゃんが加わり5人体制になると、パフォーマンス自体の強度も迫力も増していたように思いますし、個性的なメンバーと作り出される世界観は面白いものがあると思うので、同事務所のグループとしても伸びていってほしいなと純粋に思います。

 そして、メインアクトであるグーグールル。大好きなグループだという贔屓目を抜きにしても、空間としての幸福度が圧倒的だったと思います。コラボアクトが最高潮だった、みたいな人ももしかしたらいるのかもしれませんが、グーグールルとしてのコマチをまがりなりにも1年ちょっと見てきた人からしても、彼女の歌声やダンス含むパフォーマンスのクオリティは1年前のそれとは大きく成長してきたと思いますし、彼女の「今」があるグーグールルもめっちゃ良いですよ!!って感覚はちょっとありました。笑

 まあそれはそれとして、グーグールルのセトリはアンコール含め12曲のギッシリ詰まったもので、「ミ・セ・テ!」「My Lucky Star」から始まり、中盤は「回路」→「Give a Meow!」で繋ぐ展開、終盤に「Rain Rain」→「picked」→「Caution!!」という畳み掛けるセトリでした。

 個人的に大好きな「Rain Rain」(noteで1記事書いたくらい好きです)で、最後「頬を伝わる雨は君の胸」から始まる、5人がステージで斜めの直線のフォーメーションになって雨のしずくを振りで表現する部分があり、普段私は上手にいる推しメン(あやのさんのことです)とるのちーの方を見ているのですが、この時コマチの方を見たら幸せそうな笑顔で舞っていて、歌詞と重ね合わせたりした部分もあってちょっと泣きました。

 続くpickedでは紫サイリウムが点灯され、グーグールルの中でも屈指のアンセムが藤色に彩られる展開となったわけですが、この曲で私がグッときたポイントは、終盤「You & Me...」の直前にあーやんとコマチが手を繋ぎステージ後方に歩いたあと手を離すシーンの部分です。時々あの瞬間には会話らしきものをしているようにも見えることが今までのライブでも見られてきたのですが、この日も何かしらの言葉が交わされていたように見えました。2人しか知り得ない内容なのですが、ここの2人の関係性が私はとても好きなんですよね。あやコマはいいぞ(あやコマはいいぞ)

 アンコールでのSOMEBODY ELSEで締めるのも、グーグールルらしくて大好きな展開でした。幕間のMCでもコマチの好きな所などに言及していて、終始愛を感じるアクトだったと思います。(あと、MCでるのちーが積極的に発言していて、可愛かったしとても頼もしいぬでした)

 全体を通しても、愛だなあと思ったし、コマチは沢山の人に愛されているんだなあと感じたイベントになっていたと思いました。


私から見た「藤宮コマチ」

 「藤宮コマチ」であることに対して真摯に向き合っている子だなあ、という印象です。MIGMA SHELTER時代のコマチから「藤宮」コマチになったことは、単に名前が変わっただけではない意思表示があったように思います。以下のツイートを援用します。

 苗字を冠したことで、「コマチ」からの区切りを意図的につけ、グーグールルの「藤宮コマチ」として活動していく、ということが読み取れるような気がします。

 上記は苗字の有り無しについての部分ですが、そもそも芸名を名乗る彼女は「アイドル」としての自分=藤宮コマチ、とその周りのものをとても大事にしている印象があります。(本名活動の子は?という話ではなく、芸名であることである種偶像化される自らに対して向き合っているという印象です)コマチは「愛」って言葉をよく使うように思うのですが、それは自分のことを推してくれる方々への感謝として表現したり、「愛を少しでも返していきたいね」とブログに書いていたり。自分の好きな人に対しての愛情が強い子だよなあ、と思います。


そして、「努力の人」だな、とも思います。(もちろんメンバー皆努力しているというのはあった上で)

 事務所内移籍、しかもある程度出来上がったところに飛び込むのって大変だろうなという印象なんですけど、グーグールルの藤宮コマチとして「やるからにはセンター取ったる」くらいの気持ち、みたいな発言をTopYellのインタビューでもしていたように(確か)、そういうある種強気くらいの気持ちと、そこに合わせるために(ときには打ちのめされながらも決して折れず)自分を鍛錬してきた人、みたいなイメージがあります。

ミスIDも、自分なりの理由を持ってエントリーし、実際に賞をもらっていたり。

 上記を踏まえると、「欲」の強さと、そこへの道筋を着実に実行していく過程で色々努力もあったのだろうな、と感じるというのが私が抱くコマチへのイメージです。

あとは、このツイートにもあるように、人間臭い所も魅力なんだと思います。

 アイドルアイドルしているわけではないけれども、自分の持っている武器でどう戦っていくのか、使えるものは何でも使う、みたいな感じで表現力モンスターみたいな同事務所の面々ともやりあおうとする、みたいな。

 グーグールルは、メンバーみんながグーグールル以前にもアイドル活動をしていたことのある子たちで構成されていて、コマチもまたMIGMA SHELTERから移籍してきて、このグーグールルで輝いている姿は、グーグールルの「藤宮コマチ」しか見ていない私からでもアツいものがあるので、MIGMA SHELTER時代から追っている方たちからするとまた更に違って見えるのだろうか、と思ったりしています。

 問題児みたいなエピソードを聞いたりインタビュー等で見たりすることもありますが、トータル含めて人間味があって面白いし愛される子だよなあ、と思っています。


あやコマ

 あやコマの関係性は、「背中合わせのWエース」感が素敵な部分だなと思っています。

 もともとあーやんがコマチをグーグールルに誘ったという経緯もあり、2人はお互い認めあっていて、その上で時にはライバルとして、時にはチームぐーるるとして切磋琢磨し成長していく関係、のような印象を持っています。

 ライブ中で言うとGive a Meow!の「いくつもの恋のフラグ」とか、ジュビリーの「カラカラに乾いた喉を潤した苦いジュース Ah」とか、前述のpickedで2人が後ろに手をつないで下がっていくところとかもあるんですけど、特筆すべきはやはり「回路」だと思います。まずは見てください。

 回路のこの2人のところが見られるのも、来る4月のコマチ脱退までかと思うと寂しい気持ちはありますが、いま見られるライブを、その姿を目に焼き付けてゆきたいと思います。


おわりに

 3/7はいいライブだったと思います本当に。この鬱屈としたご時世でも、推しメンの笑顔だったり大好きなグループのライブを見ることで、生きる活力が湧いてくるんだな、というのを改めて実感する日でした。

 改めて、藤宮コマチさん、お誕生日おめでとうございます。これからの1年も素敵なものになりますように。

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