AYAKANATION2022

会場には全身ピンクのオタクがいっぱい。
あぁ、あーりんってこんなにもたくさんの人を虜にして、全国からファンがやってくる力を持ってるんだなぁ、あーりんって、すごい文化だなぁ、ほんとにこれだけの人を夢中にさせているあーりんってすごいなぁ、などと思う。
会場に入ると、ディズニープリンセスのBGMが優しい音量で流れている、ひたすら洋楽でロマンチック。会場にはAのロゴと姫感満載の舞台セット、あぁ、私はあーりん王国のあーりん姫のために今日この日まで仕事をしてきたんだと思わせるかのようなピンクなら煌めいた会場。今日はお招きいただきありがとうございます。
本番1時間前にもかかわらず、サイリウムのつき方を確認する下僕侍たち。もちろん点灯色はピンクしか許されない。
女子オタにとっても夢のような空間、あーりんが大好きであーりんになりたくてあーりんのグッズをてんこ盛り盛りにして、ピンクの髪の毛、メッシュ、アイライン、ピアスなど至る所でピンクアピールをして、もはやあーりんのよう、あーりんかもしれない。
案内されたのは2回のバルコニー席。アリーナよりも潜らずいいみごこちかもしれない。

あーりんレスうちわには待ち時間の間に皆んなが思いのたけを書き殴っている。ピンクのポスカをシャカシャカと振る音が鳴り響く。小気味よくキュキュッとペンを滑らせ、
「今日も可愛いよ」「キュンして」「結婚して」「角煮」半分いじりのような愛のある言葉がずらっと並ぶ。

あーりんコールペンライトの試運転が本番に近づくにつれてどことなく始まっていく。あーりんかわいい、あーりん大好き、そんな言葉、思いだけの景色、人間、グッズ、全てがあーりんのためだけに存在しているように思える。
あーりん今日もかわいいよー!
セミみたいなか細い声が響く

佐々木彩夏の佐々木彩夏による佐々木彩夏と全ての佐々木彩夏を愛するもののためのAYAKANATION2022っていう感じ

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