2021年シーズンの展望
気付けば怒濤の2020年シーズンが終わりを告げようとしています。現在の順位はJ1の7位（12/9時点）。中断前の調子の良さを思えば歯がゆく、難しいシーズンだったことを思えば仕方ないと言いたくなる中位です。
城福監督の留任濃厚を中国新聞が報じており、終盤の成績を考えても来シーズンも同じような戦い方になるものと予想されます。では、来年は一体どうなるんやというのを妄想がてら考えてみました。
①ゴールキーパー
過密日程の影響か当初調子の良かった大迫がコンディションを崩し、林がポジションを奪い返した1年でした。ターンオーバーした試合では大迫も調子を取り戻していたようなので、シンプルに林の壁が高いということ。
大迫の東京五輪出場を見据えて長期間レンタル移籍していた増田卓也を呼び戻しました…が、結果として東京五輪は延期されました。来年こそはという一年になるので、おそらくこの4人で引き続き戦うことになるのでしょう。
②ディフェンダー
1試合を除いてフル出場の荒木は過密日程の中明らかに対応を間違えたりはありましたが、欠かせない戦力として活躍。WBがハイネルから茶島に変わってからは攻撃面でも参加するようになった野上、キャプテンとして獅子奮迅の働きを見せた佐々木と共に不動の3バックを構成しました。
井林は森保体制におけるファンソッコ、佐々木翔と同様にWB起用されるシーンは目立ちましたが、清水と櫛引にとってはかなり厳しい1年となりました（というか航平はWBじゃダメなんですかね…）。
レンタル組の水本、ヘンリーも含めた在籍選手の去就次第でもありますが、来シーズンに向けた大きなてこ入れはないのではないかと予想しています。
③ボランチ
土肥、ハイネル、森島なども務めましたが基本的にボランチを主戦場として戦ったのはこの4人。稲垣祥が抜けた穴はどうなることかとおもいましたが、青山の復活と川辺の覚醒によりなんとか凌ぎきった印象です。
来シーズンも過密日程となる可能性が極めて高いことを考えると何かしらのてこ入れがあるかもしれません。レンタル移籍中の松本泰志と川村拓夢はとてもいい経験を積んでいるようなので、あるいは…。
④ウィングバック
序盤は柏好文とハイネルのコンビでスタートしましたが二人の怪我もあって大混乱。上記の他に浅野やエゼキエウ、森島に井林も試されるなど落ち着かない中盤戦を過ごした後、右に茶島、左に東を起用して安定しました。
浅野の補強、茶島の復帰、藤井の内定というように、もともとポスト柏好文を意識したシーズン。結果として茶島と東が定着したのは僥倖でした。他方で、途中交代する際の層の薄さは如何ともしがたく、補強の必要性が十分に考えられるポジションです。ハイネルも帰ってこないかもしれないし。
レンタル先でしっかり経験を積んでいる長沼と川井の呼び戻しも十分考えられるでしょう（帰ってくるとは決まってない）。エミルはどうかなぁ。
⑤シャドー
10番を背負った森島、万能型FWのヴィエイラ、今シーズン最大の発見とも言える浅野雄也の活躍でなんとか回った1年でした。また、土肥を抜擢したことも将来に向けて大きな財産となるでしょう。
フィットに時間がかかったエゼキエウの来期去就はなんとも言えませんが、ヴィエイラと永井がシャドー起用前提になるのであれば補強はないのかもしれません。鮎川をこのポジションで見たいのだが？
⑥フォワード
城福監督最大の功績はブラジル組を上手いことコントロールしたことではないでしょうか。ペレイラも不満そうにすることはあれど、（退場したシーンを除いて）感情で損するプレーは少なく、前プレも頑張っていたと思います。開幕の鹿島戦で成功体験を積んだのと、鳥栖戦の永井の素晴らしいプレーを見たからかもしれませんが。
そんな彼の去就が危うくなったことは割とマジでやばい事態です。与えられたチャンスを高確率でものにするというのは圧倒的なストロングポイント。彼以外2桁得点できていないことからも明らかなように来シーズンの得点力をどげんかせんといけん。というわけで最優先補強ポイント（残留含む）。
今の戦い方はなんとかチャンス作るからFWがなんとかゴールを決めるという属人的攻撃と、ある程度プレス掛けて奪いにいくから網を抜けたらDFがなんとかするという属人的守備を前提としているので、トップが安定しなければシーズン通してはなかなか厳しい戦いになると思います。
その分シャドーが大爆発してくれたら何も言うことはないのですが。
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まぁそんな感じで①FW（ペレイラ残留含む）、②WB（レンタルバックもあり）、③ボランチ（レンタルバックもあり）みたいな感じの優先順位で補強があるのではないかと。
あとはこのコロナ渦で高年俸選手を抱えられるか、他チームがちょっかいを書けてこれるのかというところ次第ですね…こればっかりは分からん。
今のメンバーで戦える残り3試合をちゃんと楽しみましょう。それではまた。
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