かんげき日記。

こんにちは、ちょうさんです。

昨日は、久しぶりの演劇鑑賞。

劇団25.6時間 旗揚げ公演
『故人、宿します。』の千秋楽の回を
観に行ってきました。


あいにくの雨模様でしたが、
いっぱいお客さんが入っていました。
入場時の検温やフェイスシールドの着用等
感染予防対策もしっかり取られていたので
安心して見ることができました。
終了後に、出演者の方とお話できなかったのは残念でしたが
こういうご時世なので、致し方ないですよね。


(以下、一部ネタバレあり)

新村望は、金井会計事務所で働くサラリーマン。恋人、山中遥香との婚約で幸せの絶頂にいた。そんな望の前に現れたのは、故人を宿す、亡くなった人を蘇らせる店「ナイトメア」そこで望は、身近な誰かが亡くなる事を宣言される。蘇らせる代償は、故人の一部と故人に対する全ての記憶。契約までに残された時間は7日間。不安だけが募っていく…そして運命の日が訪れる。忘れてほしくない。忘れなくない、取り戻したい。望の選ぶ未来は…
(公演チラシより)

ということで
ちょっと突飛な設定ではあるんですけど、観た感想を_φ(・_・

死のヒントが与えられていたのに、何もできなかった無力感や後悔の気持ち、
失って初めて気づく、想いを伝えることの重要性、
大切な人との思い出を忘れてしまう/忘れられてしまうことの葛藤が
とても細やかに描写されていて、感情移入しながら見入ってしまいました。

望の後輩の愛梨が抱えてる秘密が伏線になっていて、
伝えたいけど伝えることのできない難しさが悲しいやらせつないやら。

悲しいことだけど、離れ離れになって会えなくなったとしても
時間が経っても忘れずにい続けることって大事なんだなぁと、
思わず目から涙がつたっていました。

エンディングに流れた
WANIMAの「アゲイン」や、
最後、全出演者によるカーテンコールにも
感動で涙腺がユルユルに…

この作品を観た記憶や感動も
忘れないようにしたい、非常に優れた作品でした。
いつか、どこかで再演してほしいと思いました。