仲良くなりたい

最近、休日で予定のない日は、家族で外食することが多い。
それは単に、炊事担当の私が、
一食作るだけで「あー、しんど」
となり、その日の内に、もう一食というと、
「なんで私ばっかり頑張らないとあかんのよ」という
恨みがましい気持ちになるから…。

それでも今までは
“外食だと、どんなもの(=添加物等)が入っているか分からないし”
“栄養が偏る”(主に、ラーメン等)
と思って、頑張っていたけれど、
恨み節に転じるくらいなら、お金で解決したらいいじゃん、
という(出資者、つまり)夫には言えない言い訳で
外食に誘うようになった。

バランスが取れそうな、という理由で
(と言っても息子は肉ばっかりだが)
居酒屋も行くようになった。
その、居酒屋ならではの、
何を注文するか話し合うことや、料理を分け合うことが、
なんだか、“和気あいあい”を感じられて
ちょっと嬉しくなるのだ。
(実際は、スマホとか、
それぞれ別のことをしてて、妄想の域を出ない)

おそらく、私は家族の仲の良さというものに飢えている。
子どもの頃の環境を引き摺り続けている。
ただ、それを正面から認めたくなくて、
家族の仲睦まじさなんて、鬱陶しいと思ってきた。
今も、その反映か、
家族三人で和気あいあいという感じは
日常では程遠い。

なので、連れ立って食事に出掛け、
なんとなくワイワイ言いながら注文し食することで
憧れの一個を味わっているのかも、知れない。

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