「得意なこと」ってなんだろう?

僕が応援している、プロ野球、中日ドラゴンズの福谷投手はこのように解説されています。

“僕は「もしかしたら自分の経験や知識を聞いて『なるほど!』と思う人もいるのでは?」と思いました。 僕にとっての当たり前が誰かの人生を変える役に立てるのではないか、とも。 
 「お前レベルの話は興味がない、調子に乗るな」と思う人もいるでしょう。 たしかにダルビッシュさんが発信する内容と比べれば(比べるのもおこがましいですが)僕の知識レベルは低いと思います。 
ダルビッシュさんの話であれば5人に1人は役に立ったと思えるでしょう。 僕にそこまでの力がないのは重々承知してます。 でもそんな僕でも1000人に1人なら「なるほど!」と思ってもらうことはできるはずです。 たとえ少ない人数だとしても、人の役に立てるならこんなに嬉しいことはありません。”

では、本当に、僕の得意なこと(とはいえ、世の中にはもっとできる人がたくさんいる)が、本当に他者にとって有益になることがあるのでしょうか?

僕は少なくても自分では「得意なことが何か」よく分からない、というか気が付いていません。
いつも周りの人が気付くきっかけを与えてくださっています。

僕は誰かにプレゼントをするのが好きです。
悪く言うと、他人に与える自己陶酔感に浸ってるだけのやつですが、
皆さんも何かしらプレゼントいただいた時、そんなに悪い気しないですよね??
おそらく、誰かが喜んでる姿を見ると安心するのだと思います。
できれば、自分がその役を担いたいと言う潜在的な欲求が強いのだと思います。

それが嵩じて身につけた技術の一つに「動画編集」があります。
きっかけは高校から一緒で、大学のサークルの仲良しの同期が、
「結婚式を挙げるんだけど、余興に何かやって欲しい」と言う依頼でした。

ご存知のようにコロナ前であっても結婚披露宴は、
呼びたい人全員呼ぶものではなく、限られた人のみを呼ぶものでした。
逆に、呼ばれる側も、友達の中でもその時の関連性が高い人だけしか参加しないなど、
近所のスーパーにクロックスで行くほど、気軽に行けるものではありませんでした。
じゃあ、なかなか敷居が跨げない方でも一緒にお祝いできるように、、、
余興は出し物でなくて動画を製作することにしました。

世の中を見渡せば、そんなの簡単やん、、、って。
でも、当時(2015年くらい)の僕の周りにはそれができそうな人がいませんでした。
初めて使うAdobe Premiere、よくわからないけど、図書館から解説本借りてきて操作覚えて、「これやりたい!」を叶えるために音声編集やAfter effect勉強して、、、
Premiereの体験期間1ヶ月で、毎週末いろんな友達に4畳半で手伝ってもらいながら、10分の動画を作り上げました。

披露宴で見せた当日、緊張で反応は覚えてないですが、
依頼された友達に30分前に焼いたDVDを渡したら喜んでくれた。。。
それだけで十分。。。


それから数年、先月、大学院の後輩から、『電話で伝えたいことがある』って突然連絡をいただきました。
不安半分、楽しみ半分で電話してみたら、「先輩、結婚することになりました」って。
続いて「式を(コロナなので)親族だけで挙げるんですけど、友達からメッセージもらって、動画とか作れませんか?」って。

何回も言いますが、世間にはもっとできる人がたくさんいらっしゃいます。
その中で、動画編集初心者の僕なのですが、頼ってくださる人がいてくれるのって僕にとってもパワーになります。


逆に頼る側の立場になって、悪く考えると、身近にプロレベルでなくてもやってくれる人がいるのって、まず相談できる!と言うところで、選択肢を諦めない為に必要なんでしょう。

もちろん食い気味で快諾し、「どんな曲に乗せたい?」と。



やっぱり、僕基準での「僕の得意なこと」ってよくわかりません。
でも誰かが、他の人でなく、『僕』に頼ってくれるなら、それは他者に認定されたとして「得意なこと」として認知してもいいのではないのかな?と思いました。

よく分からないけど、自己肯定感が低く、他者からの承認を求めがちな僕は
自分ができることを増やしたいと思っています。
それが将来の僕の承認欲求を満たすためだろうが、素人マルチクリエイターぶれるためだろうが、僕の、もしくは他社の人生に有益なものだと強く思えるから。

年末までに作る後輩さんの結婚お祝いムービー、いいものにできるように頑張りたいな!!

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