![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104335626/rectangle_large_type_2_fd7c73a31241a142eda79622c5e726bf.jpeg?width=1200)
光+和紙=記憶『そこに在ったひかり』西会津国際芸術村で6月開催!
土地の光と和紙のインスタレーション
6月3日から25日まで福島県の西会津町で展示する。
地元の材料からつくられる出ヶ原和紙に
古典技法であるサイアノタイプの組み合わせ。
4月30日現在、西会津で鋭意制作中。
![](https://assets.st-note.com/img/1682842945531-kPfr9EoqGf.jpg?width=1200)
和紙づくりもイチから挑戦
これまでも西会津町に通い、
出ヶ原和紙工房で紙づくりは体験してきた。
でも、今回の展示に使用する紙は、
楮の刈り取りからはじまり
地道な材料づくりを経て、
漉いて搾って干すまで一貫しておこなった
メイド イン ジブン feat 出ヶ原和紙工房。
普段よりも圧倒的に大きなサイズをつくったので、
今までとは勝手も違いだいぶ苦労した。
簡単じゃなかった分、思い入れもひと塩。
![](https://assets.st-note.com/img/1682844124069-HUETjI4Tgv.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1682848750344-kKTi8OqFxn.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1682849090538-YXdL5XSHku.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1682849614547-A0nxdrMoyp.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1682849322168-5TUaApyYSy.jpg?width=1200)
視覚的な記憶はひかり
音や匂いから想起することもあるが、
記憶の多くは視覚からだと思う。
視覚は反射した光を眼から取り込み、
本来、天地左右逆像のイメージを
脳が正像に補正して知覚している。
ひとの記憶は光からもたらされている。
![](https://assets.st-note.com/img/1682850764238-kWsj91KreS.jpg?width=1200)
光には変わらぬ土地の記憶が宿っている
何百、何千、何万年以上も
同じ土地にはいまも同じ光が降り注いでいる。
その土地に根差して生きたひとたちは
光りに育まれながら生きる知恵を学び、
それが文化となって脈々と受け継がれる。
光りにはその土地、悠久の記憶が宿り、
森羅万象に刻み込まれる。
ひとにもDNAレベルで刻まれる。
![](https://assets.st-note.com/img/1682852183271-deyqYXBbVH.jpg?width=1200)
その土地の光を可視化する
そこで生きる知恵や習慣など
受け継がれる記憶は土地が起源。
その光で育まれた楮を材料とする
西会津の和紙にサイアノタイプという
古典写真技法を使って光りを可視化するのが
今回のプロジェクトテーマ。
表層的な記憶は確かに個々のものだけど、
深層には誰もが通底する記憶が宿っている。
それが地域性や県民性、民族性などの
個性につながっていると僕は考える。
今回の展示を通して
じぶんのアイデンティティのようなものを
何か感じて貰えたらと思っている。
![](https://assets.st-note.com/img/1682853829283-5OVjvJUpDw.jpg?width=1200)
展示情報
タイトル:『そこに在ったひかり』
日時:2023年6月3日~25日 / 10時~17時(月・火休館)
場所:西会津国際芸術村 NIAV
住所:福島県耶麻郡西会津町新郷大字笹川上ノ原道上5752
在廊予定:6月3日~11日・23日~25日
作家最新情報はTwitterにて発信
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?