1年生にIpadが無料配布。ノルウェーのママからのアドバイス
前回の続き、ノルウェーで子育てをする友人から聞いたお話のシェアです。
(あくまでも、子育て奮闘中のひとりのママの体験談です😃100人いれば100通りの意見があるのは世界中同じです✨)
一年生になった国民全員に対してIpadを支給するノルウェー。
共働きが当たり前の国で、6歳児にIpadを渡して自由にアクセスを許すことは「ちっともいい案じゃないと思った」と友人。
今話題のオンライン高校、N高校のサイトに、オンライン学習のメリットとデメリットが記載してあります。デメリットとしてひとつだけ記載があるのは「とにかく自主性が重要」=つまり、「自主的に取り組まなければ出来ないよ」ということです。(ご覧になりたい方はこちらから)
オンライン学習は、とにかく「自ら学ぶ姿勢」がなければ成り立たないのです。
6歳時にその姿勢を期待しろと言っても無理ですよね。
「オンライン学習が当たり前になっている北欧にいるからこそ、できるアドバイスって何かある?」と聞いてみたところ、以下のポイントを送ってくれました。
Ipadは道具で、なんでもそうだけどものは使いよう。だから、
・親が必ず管理する(時間制限をつける、画面から体を話す、など含めて)
・日本語はとくに書いて覚えるものが多いからそれをタブレット学習にあまり求めないほうが良いかも。画面でやったつもりになっても、実際覚えられていない漢字は多い。
とのことでした😃
「子育てのゴールって、どんな状況にいても、子どもが自分のちからで、生きていけるということ。サバイバル能力がないと難しい。」と言うので「サバイバル能力」てどうすれば身につくんだろうね、と質問してみると、
「結局、物に頼らず、なにもないところで、いかに遊んだり楽しんだりできるか、だと思う。だから自然と触れ合うことも大切だと思うな」とのこと。
たしかに、今の子ども達を見ていて前々から気になっていることが一つ。複数の子どもたちを公園に連れて行くと「何したらいい?」と大人に聞いてくる子たちがいます。外遊びをいつもしている子はそれがないので、勝手に子どもたちでルールを作って遊び始めます。
ゲームが刺激が強すぎるというのもあると思います。
ゲームの世界に夢中にさせるために、それはそれは賢い大人たちが一日何時間も費やしてプログラミングしているので、まだ脳が出来上がっていない子どもたちが夢中になるのは当たり前ですよね。
脳の話はまた別のところで話したいと思いますが、ゲームと脳(とくに前頭前野)とは密接な関係があることがわかっているので、やはりわが家ではまだゲームにはあまり積極的になれずにいます。
彼女とは15年前のイギリスで飲んでばかりいましたが、お互いいい年になった今、教育について話が出来るのは嬉しい限り☺
視野が狭くなりがちな今だからこそ、視点は広く持ちたいです。
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