「腸活とポジティブシンキング。それだけで人生が変わっていく」@窪塚洋介

──食事ということでは、最近、腸活にはまっているそうですが。

「これまでもファストフードは食べないとか、ある程度意識はしていたんですが、このコロナのタイミングで腸内環境にまつわる本を4冊ぐらい読んで。全ては腸なんですよ。成人病や花粉症、精神疾患なんかも、ある程度は腸内細菌の仕業らしいんですね。腸がすっきりしてると頭がクリアになるし、ポジティブやネガティブという性格も腸内細菌が関係している。“性格=運命”だとすると、腸は運命までも司っている臓器です。ってことは、もはや腸は宇宙ですよ」

──具体的に食事で気をつけているポイントは?

「1日1.5食にしています。朝は野菜ジュースと自家製豆乳ヨーグルト。これが、0.25だとして、昼はとにかく好きなもの食べる。これが1。夜は腸に良い根菜類や発酵食品、海藻類を中心に、つまむ程度で0.25。合計で1.5食です。本当は1日1食にしたいところですけど、そこはあんまりストレスがないように」

──1.5食にしてから変化ありましたか。

「体が軽くなって、調子もいいですね。お酒もめちゃくちゃ吸収できるので、燃費が良くなりました。いいことだらけです」

──夜を0.25で抑えるのは、大変じゃありませんか?

「考え方次第ですよ。例えば、空腹をストレスだと感じるのは、“空腹→飢餓→死ぬ”という思考回路で脳が危険だと判断するから。でも、食べないことで、消化以外にエネルギーを回すという考え方もあるんです。例えば、病気だからと言って、治るようにたくさん食べると生命エネルギーが消化に回って、本当に必要なところに行き渡らない。だから、自然治癒力を高めるためのスイッチは、食べ過ぎないことなんです。空腹だとしても『俺の体は今、健康に向かっている』と思えばハッピーじゃないですか。空腹感は幸福感ですよ。これって、食費もかからないし、お金をかけずに健康になれるし良いことづくめ。ぜひみなさんも取り入れてください」