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チョイふるストーリー Vol.6 「仲間と築き上げる居場所」理事・松本匡章さん

一般社団法人チョイふるのメンバーをご紹介していく企画、「チョイふるストーリー」。
第6回目は、理事メンバーの松本匡章さんにインタビューしました。

<プロフィール>
一般社団法人チョイふる ボランティア/理事
松本 匡章(まつもと ただあき)

Q.松本さんがチョイふるに参加したきっかけを教えてください。

お米を寄付していた今の勤務先の社長から栗野くんを紹介され、食材を集める役割をやりましょうか?と申し出ました。
前の職場でも余ったサンプルを子ども食堂に寄付してたりしてましたので。

Q.活動を手伝おうと思った理由は何かあるんですか?

祖父が牧師なので、元々そういう気持ちは頭の中にあったのかもしれないです。あとは栗野くんが熱意があって、30の若さでよくやるなぁと思い、そこに魅かれました。
以前子どもに和太鼓を教えていたのも、きっかけにあるかもしれない。生まれた瞬間不平等、みたいなのは何とかしたいです。平等なスタートに立って欲しいという思いで。

Q.何年くらい前から活動に参加してるんですか?

2年前くらいですかね。今の教会を借りる前、ほぼ立ち上げの時から一緒にやってます。

Q.楽しかったことや嬉しかったことはありますか?

食品を配っていて(ご利用者さんと)話せるようになってきて、子どもを居場所に送迎するための書類にハンコをもらえた時は、「人間関係ができてきたのかな」と嬉しかったです。
当初の目的が、何か困っている子たちへきっかけを作ってあげたらという思いで始めたので、そこが現実的になってきたかなという感覚はあります。先が見えてきている楽しみはありますね。
あとは、ボランティア同士の雰囲気が良いのは楽しいです。和気藹々とし始めていて、単なる作業ではなくなってきている気がします。昔は、食材を仕分けて、届けて、はい終わりって感じだったけど、そうじゃなくて、なんとなく(参加しているみんなも)しっくりしてきているのではと思います。単なるボランティアとしての関わりではなくて、仲間が増えていっていると感じます。笑いも多くなってきてるしね。雰囲気が良いですね。

Q.そこに笑いのスパイスを足してくれるのは松本さんでもありますよね

ははは笑
真面目な雰囲気を壊したくて笑

Q.栗野さんが真面目だから、バランスが取れている気がします!笑

活動が面白くなってきたのは、他の団体との交わりが出てきて、情報交換や学び合いができるようになってきたところかなと思います。
良いところを学び合っていき、大きなことがやれると良いなと思っています。国の教育システムを動かすぐらいのところまで持っていきたいなと。

とにかく、日本の教育システムがダメだと思ってるから。先生がダメというのではなくて、先生がかわいそう。慕われてないというか、そういう雰囲気が。

武士道とか教えると良いかもしれないですね。運動が一番わかりやすくてやりやすいと聞いたことがあるので。ざっくりイメージしていたのは、現代風寺子屋。武士道やら、学問やら色んなことを教えられたらいいと思っています。体育館を借りて運動とかもやりたいですね。

Q.以前松本さんから、一体何がやりたいの?ゴールはどこに設定しているの?と厳しいご意見を頂いた記憶があるのですが、、その時と比べて変化していると思いますか?

前に進んでいると思いますね。

Q.それはなぜそう思うのですか?

実際に子どもが居場所に来てくれている、各家庭とリーチできるようになってきている、他のボランティア団体と接する機会が増えてきて、お互いに課題感を共有できるようになってきたことですかね。次の段階は、そういう人たちと教え合って学び合って、「全体最適化」できるようになると良いと思います。
継続していくと、色んなものが動き出していくなぁと思います。

あとは、算数ができるようになったり、逆上がりができるようできるようになったり、何らかの結果が出ると良いですね。子どもって自信をつけてあげるといきなり変わってくるから。そこは(子どもたちの)きっかけになれたらと思います。


Q.何かが目に見える形で出来るようになったら、子ども自身も嬉しいですよね!子どもの自信を育てたいというのは、松本さんの幼少期や生い立ちと何か繋がっているのですか?

(小さい頃は)喧嘩っぱやくて負けず嫌い。
元々頭が良かったわけではなくて、やってできるようになった方だから、教えるのが上手なのかもしれないです。負けず嫌いが、ずっと上手くいってますね。

Q.自分が出来るようになった感覚があるから、つまづいている子に寄り添えるんですかね?

というよりも、一般的にいう「つまづき」がつまづいたことにならないパターンが多かったです。つまづいていたとしても、勝手に乗り越えていて、結果やればできる。だからそれを子どもたちにも教えていきたいですね。
算数もそうだけど、簡単じゃん、って思ったもん勝ちなんですよね。
難しく複雑に考えすぎると、大体変な答えが出るんだけど、シンプルな考えを突き詰めていくと上手くいったりするので。
失敗したとかあまり思ったことないです。側から見て失敗だと思われるようなことは、大チャンスの塊で、そう思ってやれば全部うまくいきます!

Q.最後に、松本さんにとってチョイふるとはどんな場所ですか?

居心地の良い場所。居ないより居る方が良いと自分で思えるようになってきて、面白い場所になってきました。


【インタビュアーより】
松本さんとは、毎回の活動でお世話になっているものの、これまでゆっくりと話す機会がなかったので、今回のインタビューをとても楽しみにしていました。いつもは冗談を言って場を和ませてくれる松本さんですが、とても熱い想いをお持ちなのだと感じました。松本さんの描く現代風寺子屋、私たちらしい形で実現していきたいなと思いました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(インタビュアー・執筆 井野瀬優子 <おもちゃ図書館あだちキッズカフェ施設長> )


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