立ち絵メイキング

はじめに

最近卓前にちょっと横にならないと、しんどくなってきました。
仕事終わってから立ち絵のRTAをよくしていたのですが、しんどくなってきたので卓に間に合わず最終日までに完成させる…なんてことも増えてきました。
体力の衰えを感じています。

ということで今回はRTAではなく、真面目に描いた立ち絵のメイキングを残します。備忘録 兼 改善点探し含む自分用なのであまり参考にならないかもしれませんが、よければ見ていってください。

①ラフ

かなりざっくりしてます。
この段階で手足の長さや大きさ、体のバランスなどを大まかに決めておきます。
体より大きい/小さい小物を意識して入れたい時はラフで描いておくと分かりやすいです。(個人の感想)

関節より曲線美を意識しがちかもしれない
雰囲気で描いてます

②下書き

なぞればOK!くらいに描き込みます。
デザインは下書きしながら決めていくことが多いです。
この子はあらかじめデザインしていたので例外。

謎の風でふわふわさせるのが好き

③線画

気分でちょっと変えたりすることはありますが、ほとんど下書きそのまんまです。

フリルが多いと地獄です

④色塗り

一番楽しい色塗りだよ~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
以下の順で作業していきます。今回使った色などは控えていないので何色で塗ったか覚えていないです。ごめん。
①色置き
②肌
③目
④髪
⑤服
⑥微調整

①色置き
ベースになる色を置いていきます。この段階でようやく”色”を意識して描きます。色合いはほぼ毎回この段階で決めてます。
服は一枚のレイヤーにまとめると塗りが楽です。(個人の感想)

レイヤーは髪、目、服、肌の4枚で構成されています

②肌
色置きの段階で頬や指先に赤みを置いておきます。
まずはクリスタ素材の「やわ肌ブラシ」で塗り込んでいきます。
なんかいい感じになるよう全体にふわっとオレンジ系の色を置いてから、少し濃い色で重ね塗りをして肌の感触を出していきます。2色重ねると良い感じになる気がする。
目の周りはピンクや薄赤などで囲うのが趣味です。
色白はピンク系、健康肌はオレンジ系でまとめるようにしています。

全体にふわっと色を乗せたら、ぱきっとした肌の影を入れます。
クリスタの標準ブラシ「濃い水彩」で濃いめの色を入れてから、内側に少し彩度を上げた色を入れます。なんか、明るい色の外側を囲うように濃い色があるといい感じに見えるというか…(ろくろ回し)
塗る箇所は髪、瞼、下睫毛、他影になりそうなところです。

光源は一応意識してますが、難しい
ベースの色が合わなかったので、微調整してます

③目
こうです。
使ったレイヤーは乗算、ビビッドライトの2種類です。
乗算レイヤーで影を塗って、ビビッドライトレイヤーで瞳上下の光を入れています。下は「エアブラシ」、上は「濃い水彩」で塗ってます。
ハイライトは「べた塗りペン」で線画に描き込んでます。ただの白。

追加で髪の顔周りにピンクを散らばせて、馴染ませました

④髪
1.クリスタの標準ブラシ「透明水彩」で大まかな影をざっくり
2.その上から「濃い水彩」でしっかり
ハイライトは通常レイヤーで描いてます。
「透明水彩」と「濃い水彩」では濃度が違うので、色はちょっと変えてます。

毛先に青を入れました
グラデ最高

⑤服
苦手なので最後に回しがち。
塗り方は髪と変わらないです。2枚に分けた方が分かりやすいので分けておきます。

これは「透明水彩」でざっくり


これは「濃い水彩」でしっかり

⑥微調整
グラデーションマップを差し込みます。初めて入れた。
クリスタの素材「おみずグラデーションマップver2」の18番を使いました。

完成!

これにてメイキングは終了です。
各工程でかかる時間は大体こんな感じ。ちゃんと計ったわけじゃないので体感です。
ラフ、下書き:約30分~1時間
線画    :約1時間~2時間
色置き   :約30分
色塗り全体 :約3時間

トータル6,7時間くらいかかりました。

終わりに

最後まで見ていただきありがとうございました!
最近は3D素材とか便利なものが沢山ありますが、どうにも使いこなせないのでフリーハンドで毎回描いてます。効率は非常に悪いです。
でも楽しい…

・使用したクリスタの素材
ラフ、下書き:アニメーター専用リアル風鉛筆 社内の人監修版
線画    :にゅるペン
肌の塗り  :やわ肌ブラシ
グラデマップ:おみずグラデーションマップver.2


最終的にこうなります


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