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南城市議選への挑戦

 この度、私、瑞慶覧長風は来たる9月11日に行われる南城市議会議員選挙に挑戦することを決意し皆様にご報告させて頂きます。本来お世話になっている皆様には直接お伝えするべきところですが、まずこのような形でお知らせすることをどうかお許しください。これからの活動の中で皆様のもとへ直接ご挨拶に伺わせて頂きます。
 
 私はこの間、多くの選挙や参議院議員高良鉄美秘書として沖縄の政治に触れる中で様々な事を学び考えて参りました。そして去る1月に行われた父の南城市長選挙を通じさらに深慮した結果、南城市そして沖縄の将来のために今、若い世代が先頭に立ち行動する時にあるとの想いに至り、南城市議会議員選挙への挑戦を決意致しました。
 
 明日5月15日は沖縄の施政権返還、日本復帰50年の節目の日です。琉球が併合され、日本の捨石にされた沖縄戦。そして戦後27年にも渡る米軍統治を経て今日の沖縄があります。私が祖父母から聞いた沖縄戦はまさに地獄で、米軍の攻撃と"友軍"の虐殺で多くの県民が死に追いやられました。そんな沖縄戦を経験した先人達が「祖国復帰」を掲げるには多くの葛藤があったと考えますが、それは米軍による異民族支配からの脱却、県民の生活や人権が守られる平和憲法の下への復帰という大きな選択だったと思います。
 
しかし先人達が望んだ平和で豊かな沖縄の実現には未だ至っていません。
憲法学者で参議院議員の高良鉄美先生は平和憲法が「幻想」ではなく「政府」が幻想なのだと語りました。私の心に重く響く言葉です。
 
 私は沖縄の将来のために力を尽くしてきた先人達の想いをつなぎ、私たちの世代で県民の対立に終止符を打ち、一つになってこれからの未来を拓き沖縄の自治権の確立、そして経済的自立を達成していかなければならないと強く感じています。
そのためにも私は政治の場で、議員という責任ある立場で行動することにチャレンジし、選挙や日々の活動を通し同世代や次世代を巻き込んで行きたいと思います。
 
 さて、わが南城市は雄大な歴史・文化・自然を有しており、これからの沖縄をリードしていく可能性に溢れるまちです。「市民の声でまちづくり」を掲げ父が市長として4年間で開いた部分やまいた種は実を結び花開いたものもありますが、まだ蕾のものもあります。私は父の想いを継ぎ、議会の場で取り組んで行きたいと思います。
 そして、今回私の後援会の共同代表に同級生の新垣祐介君、そして同世代で多様性の活動をされている比嘉利加さんにも就任して頂きました。コロナパンデミックで世の中の「当たり前」が見直されている今、よりみんなが生きやすい社会、政治も多くの声が届くよう工夫し変えていく必要があると感じます。
世代や性別の垣根を超え、共に力を合わせて若い力・新しいアイデアで"ハートのまち"としてさらに多様性が輝く新時代の南城市をつくって参ります。
また、今期で勇退される宮平憲二市議の想いを託されました。宮平議員のこれまでの活動に恥じぬよう、私も誠心誠意、市民のために全力を尽くして参る所存です。
 
 以上、私の想いを述べさせて頂きましたが、まだ未熟者の私です。いつもアドバイスや叱咤激励をくださり、行動する背中で教えてくれる先輩方、共に高め合える友人、ウヤファーフジのおかげでこのような挑戦をさせて頂けるという感謝は決して忘れてはいません。
情熱と冷静な心で行動と勉強を続けることで力を高め、責任を持って世の中の役に立てる人間になるよう努力して参ります。
 
最後に、私の好きな名護親方の琉歌を紹介させて頂きます。
「雲や風頼て 天の果て行つい 人や肝しちど 浮世渡る」
雲は風の力を頼りに天の果てまでも行く。しかし、人は心を頼りにして人生の道を歩み続けるものである。

私の祖父が幼少期に教えてくれたのはウチナーンチュとしての心意気でした。親を想い、人を想い、心の在り方を大切に歩みを進めていくこと。私はこの島に生まれた誇りを持ち、厳しい政治の世界も心を頼りにブレることなく歩んで行きたいと思います。
 
大変厳しい選挙戦となります。どうか皆様のご支援、ご指導、叱咤激励を賜りたく存じます。
事務所開きは5月28日(土)14:00から後援会事務所(南城市大里字仲間1136-3 チョービン事務所の裏通りです)で行います。ぜひ多くの皆様にご参加頂き、私の決意の想いを聞いて頂きますようお願い致します。
 
              決意と感謝を込めて
                2022年5月14日 
                  瑞慶覧長風

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