ボニークプロを買った話

一時期クラウドファンディングやら広告やらを賑わせていた低温調理器、ボニークプロ。
まんまと購入しました!
すっかりお気に入りで塊肉の消費が半端ない日々、明らかに丸顔に拍車がかかっております…。

まず、買ってよかったことの副産物から。

こまめに掃除をするようになった!

低温調理は時間がかかる。3時間とかザラである。
待てない。そわそわする。よって何かに集中していないと悶絶するのである!
なんやかや試したところ、1番効率がよかったのが掃除だった。

読書や映画鑑賞など、集中力を要するものは全てアウト。
ついつい気になって鍋を見に行ってしまう。
内部のモーターで鍋の水面が延々さざめいているだけの絵面だというのに!
そして退屈になってジップロックの中の肉を突き回したり転がしたりして遊び始める。
(先日、スペアリブの骨でジップロックに穴を開けてしまい、これは完全に懲りた)

掃除はその点ちょうどよろしかったのである。
全体をざっくり仕上げてみたり、一区画を完璧にしてみたり、気分であれこれ試している。

なにより気分がよい。
料理をしながら掃除をしていると、なんだかとんでもなく真人間になれてしまったような気がする。すごい。

もう一つの副産物。

異様な飢餓感の減少。

なんのこっちゃ、という感じだろう。
昔から疲れ果てると肉の塊が食べたくなる。
肉体の疲れならわからんでもないが、心が疲れてもそうなる。
スペアリブとかむしゃむしゃかぶりついていると、心身ともに元気になってくる。
ただこれ、家では出来なかった。
オーブンもないので、厚い肉に火を通すのが難しい。
ばっさばさの塊肉ほどかなしいものはない。

よって、塊肉=家で食べられない=外で食べるもの=ごちそう!!!みたいなレア感が増し増しになってゆく。
大変なときほど外食をする気力もないので、更に更に、肉!肉をくわせろ!肉だ肉!!と物騒な心理状態になってゆく。
ないものほど欲しくなるという典型的なアレだ。
そしてあちこちのラーメン屋に駆け込み、チャーシューメンを頼み続けることでなんとなくうさを晴らしたりしていた。

そこにボニークがあらわれた!

いつでも塊肉が食べられる!しかも私好みの味付けで!

となった瞬間、心が凪いだ。
半端なく心が穏やかになった。

仕事がむちゃくちゃ大変でも、帰ったらローストビーフを分厚く切って食べるもんね…と思うと乗り切れる。
それがいつでも可能、ということがこんなにも心に平穏をもたらすとは…!
意外すぎる恩恵だった。

あとはまあ、謎の万能感なども発生しましたね、ハイ。

こんなに美味しいものが作れるなんて私やばくね?天才じゃね?みたいな事態が頻繁に訪れるので、自己評価が爆上がりなのである。
すごいのはボニークだというのに!

…怖いのは来年の血液検査だけですね。

おいしいものを食べます。