それでも教師は、良い職業だ。

純粋に教育に関わりたいのであれば、
    学校教師 > 塾

という おススメ度です。

ただ、学校教師は公立と私立がありますよね。
私は私立に入っていったことがないので、この部分の違いは今日は触れないでおいて、「公立学校における学校教師」という前提で話していきます。


昨日は、「私が教師にならない理由」https://note.mu/chocomaco/n/n3176fef10906
を書かせていただきましたが、

それでも、周囲からは、教師が良い職業なのだという意見を聞きます。


それに対して私自身の答えは
ハッキリと「そうだね!」と言えるものではないのですが、
今日伝えたいのは、


「塾経営・運営に比べれば、学校の先生の方が良い」ということです。


先日、仲良くなった小学校の先生と飲んだときのこと、

「教師って大変なのは事実だけど、職としては良い職業だと思いますよ。
 特に、女性にとってはね。」と仰ってて。

このことは、以前、隂山先生(http://kageyamahideo.com/)も
東大の五月祭の教育フォーラム(http://kyouikusaikou.jp/mayfes2016/)で仰られていました。


確かに、公務員なので安定性はあるし、
子どもが好きなら、辛さも乗り越えていけることが多いと思います。


塾みたいに、「売上の圧」に押しつぶされることもないですしね。

"「教育」を売りにして、金を稼ぐ。”
表には出してなくても、入塾面談してて、心では必死だと伝わってしまうんですよね。
「うちの塾に入ってほしい」って。

しかも、会社には「営業力=人間力」だなんて言われるもんだから、
もう、精神がすり減っていくのは当然です。
通常、仕事においてのダメ出しって人間性を否定するものではなんですよ。
ところが、塾業界では人(社員)そのものを否定されてしまうような言い方をされるんです。
そして、教室長であれば、この売上と教室運営をしなければなりません。
どのお店の店長でも同じことが言えますね。
当然のことだとは思うのです。
でも、いい加減もう、そういうのやめましょうよ。って思いますね。
もっとスマートな稼ぎ方がある世の中になってきているんだから。

人によると思いますが、私の場合は
この「売上の圧」が一番、受け付けられないものでした。
実は、2年目に鬱になりましたが、
病院には行かず、約2年かけて自力で治しました。しかも、有休も使わずに。
早く気付いて、辞めれば良かったのかもしれませんが、
その前に新卒2ヶ月で辞めていたので、
「ここで辞めてたまるか」と意地をはっていたんです。アホですね。苦笑
でも、4年やったから見えてきたものもあるので、後悔はしていません。
むしろ、タイミングよく学校教育に関われたので、良かったのかな、と。
あとは、社会的に問題になっている鬱というものに自分もなってみて
分かることが増えたので、これも学びだとポジティブに捉えています。


ということで、
純粋に教育に関わりたい人に対しては、
塾経営よりも学校の先生をおススメします。
まぁ、私の経験から言えることですし、人によって苦手なところが違うので
ぜひとも、自分の特性をよく知ってから決めていただきたいですね。

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